- 不安定な働き方から抜け出したい
- ボーナスがもらえる正社員に憧れる
- 雇止めにおびえる生き方はもう嫌だ
あなたは今取り上げた3つの中のどれか1つには同感が出来る点があるかもしれません。
一瞬だけ話が私事になりますが、実は管理人は非正規雇用者として4年ほど働いた経験があります。非正規として働いていた4年間は雇止めにおびえながら働いていたので本当につらかったです。
お恥ずかしい話ですが、当時の私は今のあなたのように非正規雇用から脱出する方法を探しておりました。
そんな経験を持つからこそ、当ページでは当時の私のように非正規雇用から脱出を考えているあなたのために4年の非正規歴から正社員になった経験を持つ非正規から抜け出す方法についてまとめてみました。
非正規脱出は大きく分けて3パターン
まずはじめに非正規を脱出して正社員を目指す際に選択することになる王道の3つの路線をご紹介します。
正社員として雇ってくれる会社に転職する
1つ目は正社員の待遇で人材を募集している企業の選考を受け、無事に採用されることです。
原則として募集要項に書いている入社後の雇用形態が正社員の会社の場合、内定をもらえば正社員になれます。
正社員を募集している企業の探し方はDUDAをはじめとした転職サービスで「正社員」の求人情報を探すだけ。他にも正社員・求人とGoogleで検索をすれば求人中の企業が出てきます。
正社員を求めている企業を探し、その会社の選考を受け、無事に内定すれば晴れて非正規からの脱出は完了です。
正社員登用を獲得する
2つ目の方法は今あなたが働いている会社で正社員を目指す方法です。実は正社員になる際に最もコスパが良い方法だと思います。
理由はシンプルで転職活動のために時間とお金をかけずに済むためです。それに働きなれている今の環境で雇止めを気にせずに働けるのはうれしいですよね。
今の会社で正社員になる方法は以下の通りです。
- 会社内で抜群の働きぶりを継続する
- 然るべきタイミングで上司に正社員登用の希望を伝える
これだけ。
今のあなたが派遣社員であろうと契約社員であろうとパフォーマンスが周りと比べて段違いに高ければ会社は真剣に考えてくれます。
兼業入社⇒正社員オファーをもらう
3つ目にご紹介するのは兼業という形でお試し入社をしながら正社員オファーを待つ方法です。
そもそも兼業入社というのは、現職で働きながら土日や定時外の時間帯で業務委託やアルバイトの条件で入社することです。
兼業入社し、入社した会社で比類なき成果を出すと兼業先はあなたにフルジョインの話を持ち掛けてきます。
その際に「正社員でならフルジョインします」、と提案をすれば比較的簡単にオファーがもらえます。
ポイントはあなたの強みがいかせる環境に副業人材、という形で参画することです。副業人材の募集はJOINSなどのサイトをご活用くください。
これから非正規脱出するためにやるべき事
先ほどは非正規雇用から脱出する方法についてはご紹介しましたので次は脱出のためにやるべきことをご紹介します。
実は非正規から脱出するための下準備は簡単でして以下の3つを行うだけ。
- 何かスキルを身に付ける
- 学んだスキルで実績を作る
- 実績をネタに仕事を探す
1~3の詳細についてはこれからご紹介します。
何かスキルを身に付ける
まず最初に考えたいのは何でも良いので一芸を身に付ける事です。
理由は転職であれ、現職の正社員登用であれ、成功させるにはあなたならではの強みが求められるためです。
具体的には専門の難関資格だったり、営業スキルやプログラミングスキルといった特殊なスキルですね。
当たり前ですが、何も強みがなく、他の人で代替できる人材を正社員として囲い込む企業ありません。
そのため、スキルや強みを作ることにより、「私は正社員として雇う価値がある」と企業側にアピールすることが欠かせません。
⇒非正規雇用者におすすめのスキルとスキルアップの必要性とは?
学んだスキルで実績を作る
スキルや資格があっても実績がないと宝の持ち腐れです。
なぜなら、企業はあなたがどんなスキルがあるかよりも、そのスキルを使って何が出来るかを問うからです。
そこでスキルや強みを得た後には今の職場や個人で実績を作りましょう。例えばあなたがWEBサイトの制作技術を学んだとします。
その場合は自分でアフィリエイトサイトを作ってみたり、今いる会社のWEBサイトのブラッシュアップをする機会をもらうように上司に掛け合いましょう。
今の職場であれ個人の活動であれ実績が積み重なれば独学で学んだスキルや資格がキャリアの武器になります。
職務経歴をネタに正社員を目指す
実績を積み重ねれば職務経歴が分厚くなります。分厚くなった職務経歴をネタに正社員を目指しましょう。
基本的に非正規を脱出したくても抜け出せない人は職務経歴が問題になっています。
事実、普通に非正規として働いていると事務作業やデータ入力、といった比較的誰でも出来るような仕事しか経験できません。
その結果として職務経歴書を書いても他の転職希望者よりも明らかに見劣りする業務経験しか書けません。なので正社員を目指しても採用されません。
それが実績が何個もあり、各実績が同年代の普通の正社員になりたい人よりも際立てば話が変わります。
当然、転職も簡単にできますし、外に出る力があれば現職での正社員登用も獲得しやすいです。
管理人が思う非正規を脱出するメリット
次に非正規を脱出したいあなたの励みになれればと思い、管理人が感じた非正規を脱出することで得られる主なメリットを一覧にしてみました。
- 収入が上がるので生活が安定する
- 婚活市場の価値が上がる
- 実家を出るという選択も容易に出来る
1~3の詳細な内容についてはこれからご紹介します。
収入が上がるので生活が安定する
正社員になれば年収が上がることに加えて失職リスクが下がるので生活が安定します。
まず年収に関しては統計データを見ても明らかですが、非正規雇用者と正社員では平均年収が段違い。
例えば平成30年の民間給与実態統計調査によると、非正規と正社員の平均年収は以下のようになっております。
雇用形態 | 平均年収 |
---|---|
正規 | 504万円 |
非正規 | 179万円 |
つまり、年収ベースでみると300万円以上の差があります。そのため、正社員になれば生活は今より高確率で楽になります。
しかも正社員には非正規と違い、契約期間がないので雇止めという名の解雇も気にせずに人生設計が出来ます。
婚活市場の価値が上がる
男性・女性問わずに非正規から正社員になれば婚活での市場価値が上がります。特に男性の場合は顕著。
理由はシンプルで非正規から正社員になれば女性が結婚相手に求める条件の1つである経済水準が上がるためです。
それに婚活パーティーや結婚相談所の中には入会に年収制限を設けているケースもあるくらい。なかなかえげつない世界ですよね。
逆に言えば非正規を脱却して正社員になって年収が上がれば一生独身の道からも抜け出せる可能性が高まります。
実家を出るという選択も容易に出来る
正社員になれば比較的簡単に実家から出る事もできます。
理由は所得が上がることもそうですが、正社員には非正規と違い、家賃補助などが支給されるケースがあるためです。
よくあるケースとしては会社から○○駅以内ならば5万円支給、なんてケースですね。
家賃補助があれば思い切って実家から出て一人暮らしもしやすいので実家を出たい人には本当におすすめ。
30代・40代でも正社員になれるのか?
次に30代・40代からでも非正規を脱出して正社員になれるのか、という点について考えてみます。
まずは結論になりますが、十分に30代・40代からでも正社員になれる、という結論になります。理由についてはこれからご紹介します。
年齢に関係なく正社員募集をする会社もある
実は正社員を募集している企業の中には年齢不問、という文言を掲げて採用活動に取り組んでいる会社があります。
なぜ、年齢不問、という文言を出すかというと、人手が足りないからですね。つまり、職務経歴よりも人柄ややる気を求めております。
こういった会社ですと30代後半だったり、40代になっていても正社員になるチャンスがあります。以下のようなサイトを使って探せば色々と出てきます。
女の転職
リクナビネスクト
30代、40代になると20代の時ほどは正社員転職は簡単ではありませんが、チャンスはあるという点は押さえておきたいですね。30代の方が非正規人生から抜け出すコツについては以下のページでまとめておりますのでご興味があればどうぞ。
⇒30代が非正規から抜け出す方法
正社員登用制度の利用が一番無難
管理人が非正規から脱出したい30代・40代の方におすすめしたいのが社内での正社員登用です。
理由は社内での正社員登用の場合、年齢に関係なく社内の登用規定を満たせば登用されるためです。
しかも転職と違い、ゼロから新しい職場で人間関係を築くことも転職用のスーツを買う必要もありません。
特に人間関係の面は注目に値します。新天地でゼロから人間関係を築くのはストレスになりますが、そのストレスを一切感じなくてよいのは本当に見逃せません。
このページのまとめ
今回は非正規を脱却する方法、脱却をするメリット、正社員になるためにやるべきことについてまとめてみました。
最後に今回ご紹介した内容の中で特に押さえておきたいポイントを振り返っていきましょう。
- ①今から非正規を抜け出すルートは以下の3つ
- ・転職活動に取り組んで中途入社で正社員を目指す
- ・今の職場で頑張って正社員登用を勝ち取る
- ・副業から入り、活躍して正社員オファーを獲得する
- ②正社員を目指すのならばスキルや資格を得るべき
- ③スキルをつけて実績があれば非正規脱却はたやすい
- ④正社員になれば婚活市場での価値も上がる
- ⑤30代、40代でも非正規脱却は不可能ではない
- ⑥一番コスパの良い非正規脱却術は正社員登用
最後に私がお話をしたいのは非正規から脱出したいのなら1日でも早いうちが良い、ということ。
というのも非正規でいる時間が長ければ長いほど脱出のハードルが上がります。しかも生涯年収で損をしていきます。
つまり、非正規を脱出したいのでしたら今すぐに脱出のための行動を始めるべき、という結論になります。
非正規脱出に役立情報については以下のページでもまとめているので是非ご覧ください。