- 「今の会社で正社員になりたい・・・」
こんな思いを抱きながら契約社員として働き続けているあなたに耳よりな情報があります。
実は契約社員のあなたが正社員登用を勝ち取るためにはコツがあります。
そしてそのコツというのはこれから紹介する4つを正しく理解し、企業側に対して正社員として登用する価値がある、と思われる働きをするだけ。
- 企業が非正規雇用者を増やしたがる理由
- 企業が正社員に求める事
- 正社員に登用される人とされない人の違い
- 王道の正社員登用のルート
しかし、今取り上げた4つのポイントの中身については多くの人は知りませんし、あなたも正しくは理解できていないはず。
そこでこのページでは正社員登用を勝ち取った経験と所属する部署の人材採用の面接官を何度も務めた経験がある管理人が先ほど取り上げた4つのポイントを中心に詳しく解説していきます。
まずは正社員になれる道があるかを確認する
最初に確認をしたいのは今あなたが所属している企業には正社員登用をしてもらえる環境があるかを確認する事です。
そもそも正社員に登用してもらえるチャンスが全くないのでしたら契約社員として働き続けるか他の会社に移るしかありません。
そして正社員登用をしてもらえる環境があるかどうかを判断する際にポイントになるのが下記の4点になります。
- 会社の制度の有無
- 登用されるときの条件を確認する
- 過去の登用実績
- 冷静に考えての登用のハードル
それぞれの内容についてはこれからご紹介します。
会社の制度の有無
最初に確認をしたいのはあなたが働く会社で正社員への登用制度があるかどうか。
そもそもの話として制度がないのでしたら、正社員になる道はかなり厳しくなります。
その一方で正社員への登用制度の存在が公表されている会社の場合、その会社が定める登用条件を満たせば高確率で正社員になれます。
正社員登用制度の有無は人事に確認をしたり、社員向けに開示されている社内のポータルサイトなどで調べればわかります。
登用されるときの条件を確認する
正社員制度の存在の有無と同様に欠かせないのは正社員登用制度の条件です。
例えば勤続年数が3年以上、と規定がある場合は3年間は契約社員として勤務しなければ応募資格すらありません。
また、企業によっては大学卒業、といった学歴を課しているケースもあります。この大卒の条件が課されているケースであなたの学歴が高卒ならば正社員登用は絶望的。
このように正社員登用という制度があっても登用時の条件をあなたが満たせるかについては絶対に確認したいですね。
過去の登用実績
次に確認をしたいのは過去に正社員登用の制度で正社員になった人の数です。
実は日本の企業の中には正社員登用の制度がありながらも契約社員から正規雇用者になれた人が一人もいない、なんて会社もあります。
仮に正規雇用者への登用実績がない場合は、正社員登用をニンジンにして契約社員のお尻を叩いている会社の可能性もあります。
冷静に考えての登用のハードル
制度の有無、登用時の条件、登用実績の3つを考えた上での登用のハードルについてはよく考えたいですね。
例えば正社員への登用の条件が「契約社員としての勤務歴が3年以上」であり、過去の登用者の総数は二人だったとします。
このケースでは正社員登用制度を利用する際の条件が高い上に、採用される確率も低いので登用の難易度は非常に高いです。
こういったケースではその会社で正社員を目指すよりも正社員という雇用形態で採用してくれる他の会社を探した方が良い可能性もあります。
正社員登用を目指すかどうかを考える際に登用のハードルは非常に重要になるので冷静に難易度は見極めたいですね。
改めて考えたい企業が非正規雇用を雇う理由
契約社員を抜け出して正社員を目指す際にそもそも企業は非正規雇用者をどうして雇うのか、という点については知っておく必要があります。
そこでここでは改めての話になりますが、多くの企業が契約社員をはじめとした非正規雇用者を増やしている理由を一覧にしてみました。
- 正社員よりも安い人件費で雇えるため
- 人件費の固定比率を下げるため
- 必死に働いてもらえるため
ここで一覧にした3つの理由の詳細についてはこれからご紹介します。
正社員よりも安い人件費で雇えるため
実は契約社員は正社員よりもはるかに安いコストで雇用できる、という特徴があります。
現に正社員として雇うとなると毎月の賃金に加えて、年に2回のボーナスや住宅手当などの諸手当まで発生します。
それに採用した後には研修などを課すケースがほとんどなので研修費などがかかります。
その一方で契約社員の場合は企業は採用後に特別な研修を課さないケースが多いので正社員よりも研修費がかかりません。それにボーナスに関しても契約社員には不支給にしているケースがほとんど。
その結果として同じ業務を任せるために社員を雇うのならば明らかに契約社員を雇った方が安いコストで業務を回せてしまうのです。
人件費の固定比率を下げるため
2つ目に取り上げる企業が契約社員を増やす理由は人件費を削れる状況を作るためです。
そもそもの話になりますが、現在の日本の労働法では一度雇った正社員をクビにするのは相当ハードルが高いです。
そのため、正社員の給料は削ることが出来ない固定費になります。その一方で契約社員には契約期間というものがあります。
この契約期間があるため、契約期間の終了後には契約を延長しない、という選択が出来ます。いわゆる雇止めですね。
雇止めが出来て、人件費を減らしたい時に比較的簡単に調整できるのは企業側にとって都合が良いのです。
必死に働いてくれるため
契約社員には雇止めがある以上、一般的には正社員よりも必死に働く傾向があります。
これは非正規雇用者として働く側になれば分かると思いますが、雇止めのリスクがあるとなるとサボりたくてもサボれません。
その結果として真面目に働かざるを得ません。それに正社員登用制度がある会社の場合は登用を夢見て頑張ってくれることもあります。
契約延長や正社員登用を獲得するために必死に働いてくれる労働力は企業側としてはありがたいんですよね。
基本的に企業は正社員登用を避ける
多くの契約社員が正社員になれない背景としては企業は正社員登用をなるべく認めたがらない事情があります。
この多くの企業が契約社員の正社員登用を避けようとする理由としては以下の3つがあります。
- 登用を認めた時点で人件費が上がる
- 雇止めの権利を手放すことになる
- 1人の登用を認めると反乱がおきる
それぞれの内容についてはこれからご紹介します。
登用を認めた時点で人件費が上がる
会社が契約社員を正社員に登用したくない理由の一つ目が人件費が上がることです。
というのも正社員は契約社員と違って通常ボーナスや諸手当が払われる上に毎年昇給制度があります。そのため、一度正社員に登用してしまうとボーナスの支払いや昇給というコストの負担に繋がるのです。
会社側としては従業員の給料は安く抑えた方が利益が出る以上、人件費の増額に繋がる正社員登用は何とかして避けようとするものです。
人員の調整が難しくなる
契約社員を正社員に登用してしまうと解雇のハードルが圧倒的に高まります。
というのも契約社員と違って正社員には契約期間がないために雇い止めという制度がありません。
そのため、社内の仕事が減って人材を減らした方が良い時でも雇い続ける必要があります。
不要な時に雇止めが出来ない、というのは会社側にとっては都合が良くないので企業は雇止めが出来る契約社員には正社員になって欲しくないんですよ。
1人の登用を認めると反乱がおきる
会社側が正社員登用をしたがらない理由の一つに一人の登用を認めると正社員登用を希望するメンバーが増える恐れがある事があげられます。
何度も申し上げましたが会社側としては雇い止めを簡単にできる契約社員の方が正社員よりありがたいんですね。
それが一人を契約社員から正社員登用すると「私も登用してほしい、なんで私は登用してもらえないの?」という声が上がってきます。
この正社員希望者が増えることは人件費を抑えたい企業側としては最悪な状況なのです。
一種の反乱のような「正社員にしてくれ」という声が大量にあがってくることを避けるためにも企業は正社員登用には非常に慎重になるんです。
現役人事から聞いた正社員になれる人の特徴
契約社員から正社員になれる人となかなかなれない人の違いって気になりますよね。
そこで管理人の大学時代の知人で大手企業で人事をしている友人が話していた契約社員から正社員になれる人の特徴についてまとめてみました。
- 勤怠面で問題がない人
- 正社員の何倍も結果を出せている人
- 周りのメンバーとの関係が良好である事
- 残業も快く引き受けてくれる人
- 自分から新しい仕事を作れる人
- 会社への帰属意識が非常に高い人
- 自学自習が出来て常に成長する人
- その人を正社員にしないと問題になる人
- 長く会社で働いてほしいと思われる人
この1から9の条件を探的に言えば、勤務態度が真面目で仕事のパフォーマンスも高く、人間関係も良好であり、周りからも長く働いてほしいと思われている人材です。
実際、管理人が過去に働いていた職場で正社員登用を勝ち取った方は例外なく仕事が出来る上に周りからも愛されていましたね。
そこで本気で正社員登用を目指すのでしたら普通の正社員以上のパフォーマンスを出す。その上で周りのメンバーとも良好な関係を築く事を心がけたいですね。
逆にほぼ確実になれない人
先ほどは正社員になれる人の特徴を紹介したので次はなかなか正社員になれない人の主な4つの特徴をまとめてみました。
- 不満・不平が多くて周りにマイナスな影響を与える人
- 会社の都合よりもプライベート優先の人
- 与えられた作業や業務しかしない人
- 変えの利くスキルしかない人
ここで一覧にした正社員になれない人の特徴の詳細についてはひとつずつご紹介していきます。
不満・不平が多くて周りにマイナスな影響を与える人
まず絶対に正社員になれない人の特徴としては周りにマイナスの影響を与えている非正規雇用者です。
よくあるケースとしては会社でパワハラやセクハラをしたり社内のメンバーのことを誹謗中傷している問題社員です。
こういった問題社員は会社としては長く働いて欲しくはない不要な人材なので彼らを正社員に登用することは基本的にありえません。
会社の都合よりもプライベート優先の人
二つ目に取り上げ正社員になれない人の特徴は会社よりも自分のプライベートを優先する人です。
というのも企業が正社員オファーを出して囲い込もうとする契約社員は実力が高いことに加えて会社への帰属意識も高く長く働いてくれることを見込める人です。
こういった能力も高くて会社への帰属心の強い人間は会社にとって財産なので外に出られては困ると思って企業は囲い込みます。
逆に会社への貢献よりも自分自身のプライベートの充実を優先するような契約社員はわざわざ囲い込む価値はない、と多くの企業経営者は考えます。
与えられた作業や業務しかしない人
基本的に与えられたことしかこなせない人材は正社員にはなれません。
なぜなら多くの企業は契約社員やアルバイトには与えられた業務をこなすことを求める反面、正社員には自分から仕事を生み出す主体性を求めるからです。
そのため主体性がなく与えられたこと以上の仕事をやろうとしない人間は正社員に登用する価値はない、と企業側は判断します。
変えの利くスキルしかない人
どんなに真面目に働いていても簡単に替えがきくスキルしかない人間は正社員にはなかなかなれないです。
そもそもの話になりますが企業が出す正社員オファーは特定の非正規雇用者に辞めないでもらうための制度です。簡単に言えば囲い込み政策ですね。
逆を言えば他の人材でもとってかわることが出来るスキルしかない人材というのは、わざわざ囲い込む価値がある人材だと企業は思いません。
そのため、辞められたら他の人材を雇えばいいやと企業側に自然と思われてしまうので正社員になりたいと思ってもなる機会を与えてもらえません。
管理人の知る契約社員から正社員になれた事例
次になかなかなれない契約社員から正社員への登用を無事に獲得した管理人の知人の事例をご紹介します。今回ご紹介するケースは下記の三つになります。
- 抜群の実績を出して役職付きで登用
- 入社後のパフォーマンスが評価されて登用される
- 契約外の仕事を引き受けまくって自然と正社員になった
それぞれのケースの詳細についてはこれからご紹介します。
抜群の実績を出して役職付きで登用
これは私の知人のケースです。
実は私の知人が転職した会社は試用期間中は契約社員という肩書きで入社させ、試用期間が終了した時点で契約を延長するか正社員になるか解雇になるかが決まる会社でした。
そんな会社に転職した知人は半年の試用期間の間に社内のMVPを取るだけの成果を叩き出し、試用期間の途中で正社員採用が決まりました。
しかも社内で最も数字を出してたこともあったので普通の正社員として入るのではなく、管理職待遇で入社することになりました。
このように最初は契約社員であってもきちんと結果を出せば正社員として登用されることはあるのです。
入社後のパフォーマンスが評価されて登用される
次に紹介するのは管理人自身のケースです。管理人はこのページの冒頭でもご紹介しましたように契約社員からの正社員登用を勝ち取った経験があります。
というのも管理人は直近で転職した会社の入社時の雇用形態は契約社員でした。
しかし契約社員としての働きぶりが評価されて正社員になる事を打診され、承諾をしたところ無事に正社員になれました。
今思えば仕事を頑張ったために評価されたのですが、契約社員の時には契約期間中に切られないように必死に働いてましたので本当に大変でした。
このケースから何が言いたいかと言うと、契約社員として入社しても入社後に頑張れば正社員への打診をされる事がある、という事です。
契約外の仕事を引き受けまくって自然と正社員になった
次に取り上げるのは契約外の仕事を引き受けていたところ、自然と正社員オファーを打診された友人のケースです。
私の友人はWebデザイナーの契約社員職であるIT企業に入社し、当初の契約ではデザイン関係の業務を引き受ける予定だったようです。
しかし社内の人手が足りなかったために事務作業や経理作業も担当することを求められたようで契約外の仕事も引き受けることにしたようです。
その結果としてデザイナーとしての業務以外の仕事も複数担当することになったのでデザイン業務に限定した契約社員特有の働き方が全く合わない形になりました。
その結果として会社側から契約社員ではなくて正社員として契約を巻き直すことを打診され、正社員になったようです。
このケースから言えることは自分の契約外の仕事を自主的に引き受けていれば今の契約形態がおかしいという話に自然となります。その結果として自然と正社員登用が行われるケースも実はある、ということです。
今の職場で正社員オファーを獲得するための交渉術
次に今の職場で正社員を獲得するための交渉術をご紹介します。
まずはじめに契約社員から正社員への登用を認めてもらうための交渉を成功させるポイントをまとめてみましたのでご覧ください。
- 要求を聞いてもらえるだけの素材を作る
- 一度面談をして正社員登用の希望を出す
- 認めてくれないなら他に移ります、と突きつける
それぞれ内容についてはこれからご紹介します。
要求を聞いてもらえるだけの素材を作る
まず最初にやりたいのは正社員登用を認めてもらえるだけの働きをきちんとすることです。
というのも企業側からすればへ契約社員のあなたを正社員に登用することには数々のデメリットが生じるからです。
改めての話になりますが、正社員は契約社員とは異なり、契約期間がないので雇い止めをすることができません。それに正社員に登用するとボーナスの支給なども発生するので人件費まで上がります。
つまり、あなたを正社員として登用することは企業側からすればおいしくない話なんです。
この前提を考えておくと美味しくない条件を飲むしかないと思ってもらえるためにはそれ相応の働きをすることは非常に重要になります。
一度面談をして正社員登用の希望を出す
他の契約社員よりも明らかに高いパフォーマンスを出し続けた後に上司に正社員登用の条件を確認しましょう。
というのもきちんと真面目に働き、社内で抜群の結果を出した上で正社員登用の希望を出せば話ぐらいは聞いてくれるためです。
もちろん希望を出せば必ず正社員登用が認められるわけではありませんが少なくとも登用してもらえるための条件ぐらいは確認できるはずです。
認めてくれないなら他に移ります、と突きつける
何度も正社員登用の希望を出しても正社員オファーをもらえない場合は強気な交渉をしたいですね。
強気な交渉というのは、「正社員への登用を考えてくれないのでしたら私は他に移ることを考えます」とはっきりと伝えることです。
もちろんあなたの業務パフォーマンスが悪い中で「正社員になれないなら他に行きます」なんて言えば契約が切られる可能性もあります。実際、管理人が過去に所属していた企業では業務パフォーマンスが悪いのに権利主張が強い契約社員は例外なく契約が切られていましたね。
しかしあなたが周りの人よりも明らかにパフォーマンスが高く、辞められたら困る人材になっていれば話は別。あなたを正社員に登用することを考えてくれるはずです。
それにあなたに辞められると本当に困ると思っている人たちはあなたを正社員として登用することを上層部に進言してくれるでしょう。
もちろんこれだけ強気の話をしても正社員オファーをくれないのでしたら会社はあなたを正社員として登用する気がないと判断するしかありません。
そのケースでは正社員登用を諦めて契約社員として働き続けるか正社員として雇用してくれる他の会社を探すことになります。
今の会社でなれないなら転職を考えるのが一番
もし今の会社で契約社員から正社員になれないのでしたら他の会社の正社員を目指すのが一番。
契約社員でも実績があれば正社員になれる
契約社員として長く働いていたとしてもきちんとした実績を積むことが出来れば実は正社員になることは不可能でありません。
なぜ契約社員から正社員へのステップアップが不可能ではないかと言えるかというと管理人自身の経験があるからです。
実は管理人は20代後半の大半を非正規雇用で働いていましたが、29歳の時に正社員として他社に転職できたという事実を持っているためです。
しかも累計で5社ほど正社員の条件で内定をもらいました。気になる年収に関しても当時契約社員として働いていた企業よりもはるかに高い金額をオファーされました。
つまり非正規歴が長くても面接で受けた企業の採用担当者に「正社員として雇う価値がある人材だ」と思ってもらえればあっさりと正社員なれてしまうのです。
就業支援付きのキャリアアップスクールもある
どうしても契約社員から正社員になりたいのでしたら就業支援付きのスキルアップスクールに通うのも手。
実は日本には正社員への転職とスキルアップの両方の面倒を見てくれる便利なスクールがあります。
例えば管理人が過去に利用したテックアカデミーでしたらオンライン上でプログラミングやWEBマーケティングのスキルを学べます。
しかもスキルを習得して無事にカリキュラムを消化しきれば、「テックアカデミーの卒業生」向けの転職支援サービスを使えます。
こういった転職支援付きのスキルアップ養成所に通い、スキルと肩書きを手に入れた上で転職活動に取り組めば正社員として採用される可能性も上がります。
⇒管理人が過去に通ったテックアカデミーとは?
このページのまとめ
最後にここまで取り上げた内容を中で特に重要なポイントを一覧にしてみました。
- 正社員になりたいのなら登用制度の有無を確認する
- 本質的に企業はあなたを正社員の登用したがらない
- 正規雇用者になりたいなら登用する価値を示すべき
- 比類なき成果を上げれば正社員に登用される
- 登用される見込みがないなら転職を考えるべき
ここで一覧にしたポイントの中でも3つ目に取り上げた、「正規雇用者になりたいのなら登用する価値を示すべき」という点。
なぜならあなたが「正社員に登用してほしい」と思っても企業側としてはあなたの希望を聞くメリットは基本的にないからです。むしろ企業側にとっては都合の悪い希望です。
この前提を考えると「正社員に登用しないとこの人は外に出て行ってしまうし、この人に辞められたらヤバイ・・・・」と思われる存在になるべきなんですよ。
そのためにも日々の仕事では周りの正社員の倍は結果を出すようにしたいですし、スキルアップに取り組んで自分の市場価値を高めたいですね。
日々の仕事の面でもスキルの面でも評価されるレベルになれば自ずと正社員への登用は見えて来ますし、正社員として転職する事も可能です。
実際、管理人は契約社員から正社員への登用と契約社員から正社員への転職の両方を実現した経験も持っていますしね。最後にあなたの市場価値を高めるのに役立つ記事をご紹介しますのでぜひご覧ください。
⇒不安定な雇用形態の問題点とそこから抜け出す方法とは?
⇒貧困を脱却する方法とは?
コラム:5年ルールでは原則として正社員にはなれない
なかなか正社員になれない契約社員の多くは5年ルールというルールを利用しようとします。
この5年ルールを簡単に説明しますと5年間働き続ければ契約社員であっても契約期間というものがなくなるというものです。
契約期間がなくなる以上、正社員のような立ち位置で雇い止めを心配しなくて大丈夫です。
しかし一点だけ問題があるのがあくまで契約期間がなくなり無期雇用になるだけです。つまり正社員に登用されるとは限らない点。
そのため正社員には支給される諸手当がもらえる可能性は低いですし、賞与も支給されない可能性もあります。
つまり雇止めの心配がなくなっただけで、待遇は一切変わらず生活は一向に楽にならない、なんて状況も普通に起こります。
そのため給与アップや責任のある仕事を任せてもらいたいという理由で正社員を目指すのでしたら5年ルールは特に役に立たないと言えます。
本気で正社員になりたいのでしたら5年ルールを期待するよりも転職するか企業の正社員登用制度を勝ち取るしかありません。