今すぐ契約社員をやめたほうがいい理由と脱却方法

契約社員辞めるべき

契約社員になっていいのか、契約社員を続けていいのか、悩んでいる人はかなり多くいます。特に昨今の不況で非正規雇用者の雇止めが続いている今日ではなおさら。

しかし、本当に契約社員という働き方が損かどうかは他の雇用契約で働いた上で比較をしないと判断が難しいと思います。

ただし、管理人の4年強の非正規雇用歴から言いますと、本当は正社員になりたいという人には契約社員はおすすめしません。なぜなら、明らかに損な働き方だからです。

今回の記事では契約社員という働き方が損な働き方であることをご理解いただくために、

  • 契約社員は派遣社員、正社員とどう違うのか?
  • 契約社員のデメリット
  • 正社員になりたいなら契約社員はやめたほうがいい理由
  • 契約社員から正社員になるためにお勧めの方法

といった内容についてご紹介します。是非最後までお付き合いください。

契約社員とは?派遣社員、正社員との相違

雇用形態の相違点
契約社員は派遣社員、正社員とどう違うのでしょうか。

ここでは5つの観点から契約社員とはどんな存在か、正社員や派遣社員とどう違うのかについて見ていきます。

直接契約か派遣会社を挟むか

契約社員及び正社員は、働いている企業と直接契約を結んでいます。一方で派遣社員は派遣会社との契約で、働いている企業に派遣されているという扱いになります。

そのため、何かトラブルや相談があれば、派遣会社を通じて相談することができる安心感もあります。

しかし、派遣社員には正社員や契約社員には適用されても派遣社員には適用されない制度も多くあり、待遇面では劣るといえます。

契約期間と上限

契約社員と派遣社員、正社員は契約期間と契約上限がそれぞれ異なります。

正社員は基本的に無機契約であり、正当な事情が無ければ解雇することはできません。

一方、契約社員は半年〜1年、2年位の契約期間が多いです。

派遣社員はさらに短く、1ヶ月〜3ヶ月、たまに長くて半年の契約パターンもあります。

また、契約社員と派遣社員は同じ職場で続けて契約して働く上限期間が存在します。契約社員は上限5年。派遣社員は上限が3年となっています。

いわゆる「5年ルール」、「3年ルール」と呼ばれるものは、この上限のことです。

上限を超えて雇用するためには、派遣契約から契約社員に切り替える、もしくは無期契約に切り替える必要があります。

責任範囲と重さ

まず、契約社員と派遣社員ですと、責任範囲が大きく異なります。基本的に派遣社員は責任の重くない仕事しか任されないからです。

この点は、いわゆるアルバイトと変わりないと言えます。一方、契約社員については、派遣社員よりは責任範囲が重くなり、正社員よりは責任範囲が狭いです。

そうはいっても責任の重さに関しては企業によってまちまちなのが現状です。

ただし、派遣社員の場合はトラブルが起きた際に派遣会社が仲介するという点が正社員や契約社員とは異なる点です。

給与形態

契約社員及び正社員の給与形態は、多くの場合月給制です。一方、派遣社員の場合は時給制がほとんどです。

場合によっては派遣社員で長時間働いたほうが給料としては高くなることもありますが、派遣契約は期間や上限が短いため、現実的にはずっとそのまま稼ぐのは難しいと言えます。

契約社員は月給制のため、派遣社員よりは比較的給与も安定していると思われがちですが、その分サービス残業等も発生しやすいです。

派遣会社と違い、労務管理も会社次第のため、契約社員だからと安月給でこき使われるという最悪のパターンもあります。

世間の評価

世間的な評価でいくと一般的には、派遣社員<契約社員<正社員という関係性になっております。

しかし実際のところ、待遇面にはさほど差がない場合がほとんどです。結局は、派遣社員も契約社員も非正規社員であることに変わりはありません。

特に転職市場においては、派遣社員も契約社員もきちんとした社会経験としてみなされないと思った方がいいでしょう。

契約社員はやめたほうがいい?5つのデメリット

5つのデメリット
直接雇用という点では正社員と同様の契約社員ですが、やめたほうがいいと言われるのはなぜでしょう。

実は、世間の評価とは裏腹に契約社員で損することは多いのです。ここでは契約社員のデメリットを5つご紹介します。

安い給料で使い捨てられがち

契約社員は会社の裁量で安月給のまま使い捨てられやすい存在です。

立場的に弱く、会社の上層部に嫌われれば契約を切られるという負い目もあり、不遇な使いを受けたとしても文句が出ることは少ないからですね。

派遣社員であれば、派遣会社を通してクレームがつくこともありますが、契約社員は会社との直接契約ですから、契約継続になるかどうかは会社が握っています。

そのため、会社からすれば待遇が悪くても不満を言わずに働いてくれる都合の良い存在、と見られてしまうのです。

正社員になれる確率が低い

契約社員から正社員になれるチャンスがある、と謳う会社は多いですが、いうほど簡単な話ではありません。

実際に契約社員から正社員に昇格している割合はとても少ない企業です。

特に、大手企業ともなれば、正社員希望の優秀な若手はゴロゴロ集まってきますから、わざわざ契約社員を正社員にする理由も無いのです。

一生懸命働いても自分は契約社員のままで、周りには正社員として採用された若手が増えてきた……という状況なら正社員登用のチャンスはない、と考えたほうが良いでしょう。

職務経歴として評価されにくい

実は契約社員として働いていた経験は転職市場においては派遣やアルバイトとして働いていた期間とさほど変わらない見方をされてしまいます。

アルバイトをいくつもしていた経験があっても、それは社会人経験とみなされないのとほとんど同じです。

あくまでも非正規社員であり、責任のそれほどない仕事をやっていた人、という見方しかされません。

転職市場で見られるのはあくまで「なにをやってきたか」、「なにができるか」なのです。

参考記事:ずっと非正規雇用者として働き続ける事の問題点

契約を簡単に切られる

契約社員はその名の通り、契約のもとに働いていますが、逆にいえば簡単に契約を切られる身でもあります。例えば、契約期間終了と共に更新しなければ、実質解雇と同じで失業に追いやられます。

派遣社員ほど短期間ではありませんが、契約期間の名の下に、いつでも切り捨てられるリスクがあるのです。

また、仮に契約期間が残っていたとしても、正社員よりも低く見られがちな契約社員は何かと理由をつけて解雇されるリスクがあります。

派遣社員であれば、理不尽な解雇をされた場合は派遣会社に相談することもできますが、契約社員の場合は相談先がありません。そのため、契約社員の場合は直接契約のため、会社の裁量で契約切りされてしまいやすいです。

そういう意味では派遣社員以上に弱い立場にあるといえます。

契約切りに遭うと転職が大変

契約社員のリスクは契約切りに遭うことだけではありません。契約終了と共に転職先を探す必要があります。

派遣社員の場合ですと、契約終了後の次なる派遣先探しもエージェントがサポートしてくれます。しかし、契約社員の場合は企業と直接契約を結んでいるため、契約終了と共に自力で転職しなければいけません。

何度も言うように、契約社員として仕事をした期間は、転職活動においては実務経験として見てもらえないことが多いです。

そのため、スキルの要らない非正規社員としての経験しかない契約社員の転職活動は、正社員と比べてとても不利になってしまいます。

参考記事:臨時社員として働き続ける事の悲惨な未来とは?

正社員になりたいなら契約社員はやめたほうがいい?3つの理由

今すぐ非正規雇用は辞めるべき理由
正社員になることを目指してまずは契約社員から入社する、という選択を取る人は少なくありません。一見すると正しいように見えますが、実は大きな間違いです。

正社員になりたい人が契約社員から入社をするのはあまりおすすめしません。具体的な理由についてはこれから3つご紹介します。

正社員登用制度が機能しているとは限らない

契約社員の求人において、正社員登用を謳っているものは多いです。

しかし、会社によっては、正社員登用制度が必ずしも機能しているとは限りません。

契約社員から正社員になった人という人も実際には数年に一人、という場合もあるのです。

そもそも正社員は正社員として募集しているわけなので、わざわざ契約社員を正社員にするメリットは企業側にはありません。つまり、正社員登用制度は契約社員を繋ぎとめたり、頑張らせるための見せかけの制度であるケースがほとんどなのです。

過剰な期待を抱いて契約社員になるのをやめたほうが良いです。そのため、契約社員から正社員へのキャリアアップを狙うのならば正社員登用制度がどれくらい機能しているかは、過去の登用数やクチコミといったデータを調べてみると良いでしょう。

5年ルールに騙されないで

よく聞く5年ルールについて、誤解をしたまま契約社員になるのはやめたほうがいいです。

5年ルールとは、同じ会社で契約社員を続けられるのは最大5年まで、というルールです。仮に5年を超えて雇用する場合は無期雇用契約に切り替える、ということになっています。

ここで無期雇用契約=正社員と誤解して、5年以上同じ場所で継続して勤めれば正社員になれるのでは、と考える人もいますが、それは少し違います。

あくまで無機契約というのは期間の定めを取り払った契約であればいい話です。そのため、契約社員として働いてきた条件のまま無期雇用契約を結ばされることも多いのです。

むしろ5年を超えたからといって正社員になれる例の方が圧倒的に少ないといえます。5年間同じ場所で契約社員として働き続けたほうが良いとは限らないのです。

それに5年ルールを勝ち取る事自体も5年間雇止めを食らわずに働き続ける必要があるので、簡単ではありません。つまり、5年ルールに過剰な期待をするのは間違っているのです。

派遣社員の方が良い場合もある

これまで見てきた契約社員のデメリットを踏まえると、正社員を目指すならあえて派遣社員を選ぶという道もあります。

派遣社員は契約社員よりも責任が重くない為、正社員への転職活動や、スキルを磨く時間を作る時間の融通が利きます。

また、契約期間が短いため、様々な職種の経験を積むにも派遣社員のほうが向いているのです。

契約社員と派遣社員の待遇に大差が無い実態を踏まえると、場合によっては派遣社員のほうが得とも言えます。

契約社員から正社員になるためにおすすめの方法

正社員になる方法
契約社員から正社員を目指すのは簡単ではない、というお話をしてきましたが、それでは他に道は無いのでしょうか。

あくまで、契約社員から正社員になるのはそんなに甘くない、というだけであり、今からでも正社員を目指す方法はあります。

ここでは契約社員から正社員になるためにおすすめの方法を5つご紹介します。

正社員求人に強い転職エージェントを利用する

転職エージェントはどこも同じだというのは大きな勘違いです。

エージェントにも各社ごとに強みと弱みがあり、正社員の求人が多い転職エージェントとそうでないところがあります。

確実に正社員希望であれば、正社員求人の多い転職エージェントや、正社員を目指すためのスキルアップ制度が充実しているところを選びましょう。

使ってみないとわからないことも多いので、複数社転職エージェントに登録してみて、正社員を目指しやすいところに絞っていくのがおすすめです。

おすすめのエージェントはこちら

未経験歓迎の正社員求人に応募

正社員募集の中には、未経験者歓迎の求人というのもあります。

未経験前提で雇用してくれるので、会社としても教える事を前提で採用してくれる点は見逃せません。

ただし、スキルや経験が無くても選考に入れる反面、非常に狭き門でもあります。なぜなら、新人教育はただでさえ手間です。

それに若くて素直さがある新卒一年目の若者に教えるほうが、飲み込みも早いと考える企業は多いです。そのため、新卒以外の未経験採用はあまり多くはありません。

そこでもし未経験採用枠があるようでしたらチャンスだと思って是非とも応募しましょう。

紹介予定派遣制度を利用する

思い切って紹介予定派遣制度を利用するという手もあります。

紹介予定派遣制度とは、6ヶ月間派遣社員として務めた後に正社員として雇用するかどうか会社と本人の双方で判断する、という制度です。

お互いにじっくりと勤務先を見定めることができる反面、必ずしも正社員になれるわけではないのでその点は注意しましょう。

仮に正社員になれなくとも糧となるスキルを積める職場を選んだり、スキルアップの時間を確保したりしていれば無駄にはならないので、補助的に活用する手段と考えるのが良いですね。

スキルや資格の勉強をする

スキルも経験もない状態で非正規雇用の人が転職活動をするのは厳しいのが現状です。なぜなら、非正規雇用者として働いていた経歴がマイナスに働く上に選考を受ける企業にアピールが出来るスキルがないので高い評価を受けるのが難しいからです。

一方、初めからスキルや資格を身につけてから転職活動を始めれば、案外楽に決まるといえます。特に需要があるスキルならなおさら。

例えば、WEBデザインのスキルがあればWEBデザイナーを求めている企業の面接を受ければ高確率で高い評価を受けます。

それにWEBマーケティングが分かればWEB経由での集客を伸ばしたい企業からは引っ張りだこです。実際、管理人は非正規歴が4年以上ありましたが、複数の企業から正社員のオファーをもらいました。

いずれにせよ、スキルや資格のような専門性をアピールできる何かを持てば新天地を探すのが難しくない点は押さえたいですね。そのため、契約社員のあなたが転職を考えているのでしたら転職活動と併せてスキルアップや資格の勉強も始めるとよいでしょう。

参考記事:非正規雇用者にはスキルアップが大切な理由とは?

在宅副業で実務経験を積む

会社で実務経験を積めないなら、実務経験を積める場所を活用するという手もあります。

今はクラウドワークスなどのクラウドソーシング制度が充実しており、比較的簡単な在宅での副業案件も多いです。

報酬単価は高いとはいえませんが、確実に自分の経験となるというメリットがあるので、最初のうちは単価が安くても案件をこなして実務経験を積むと良いでしょう。

簡単なタスクをこなすだけでも、信頼や実績を積むことはできますし、自分で稼ぐことで自信がつくというメリットもあります。

ただし、単価の低い案件ほどシステム手数料などを引かれて実際手元に残る稼ぎは少ないので、高単価を得るためには自分のスキルを磨く勉強も並行して行う必要があります。

あくまで実務経験をこなすための手段の一つと考えるべきでしょう。

中途半端に契約社員を続けるのは今すぐやめたほうがいい

非正規人生の継続はNG
正社員を目指したい契約社員にとって一番問題なのは、中途半端に契約社員をズルズルと続けてしまうことです。

今のままでいいのだろうかと疑問を持ちながら、中途半端な仕事をしていても、稼ぎは増えませんし正社員への道も開けません。

危機感を覚える頃には契約期間終了で仕事を失い、露頭に迷ってしまう、ということも大いにあります。

それなら思い切って、会社以外の時間を使ってスキルや資格の勉強をするべきでしょう。

今は大変かもしれませんが、正社員になることで得られる生活の安定や老後の不安解消というメリットを考えれば、今から正社員を目指すのは大きなメリットがあります。

ぜひ契約社員で働いている事に引け目を感じるのでしたら今からでも正社員になるための対策をすることをおすすめします。

参考記事:非正規雇用者から正規雇用者になれる人となれない人の違いとは?

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