3度の失業経験を持つ男が語る今無職でもなんとかなる理由
仕事がない無職の状態だと今の自分に自信が無くなったり、自分の将来に対してついついネガティブな展望ばかり思い浮かんでしまいますよね。
特に働かなければいけないのを分かっていながらも働く気力が起きなかったり、仕事が見つからない、なんて時はなおさら。
ですが、ご安心ください。実は日本では今の状態が無職でもなんとかなるという事実があります。実際、管理人は20代の時に3回失業しましたが今も問題なく生きている事実がありますので。
今の状態が無職でもなんとかなる、ということをご理解いただくためにこのページでは無職でもなんとかなる理由や失業状態から這い上がるコツなどについてご紹介していきます。
無職でもなんとかなる3つの理由とは?
まずはじめに管理人が「今無職でもなんとかなる」という主張している3つの論拠となる項目をまとめてみました。
- 日本には色々な制度があるため
- 実際少なくない人が無職のため
- 働かない、という選択肢も実はあるため
今とりあげた1~3の詳細についてはこれからご紹介します。
日本には色々な制度があるため
実は日本には失業者を支援するための制度がいくつもあります。一例として挙げるだけでも以下のようなものが出てきます。
- 失業保険
- 生活保護
- 傷病手当金
- 総合支援資金
こういった制度を利用すれば仕事をしていなくても一定のお金を得る事が出来ます。
そのため、国の支援制度を受給できる資格を持ち、無事に受給が出来れば仕事をせずとも生きていくとは不可能ではない実情があります。
なお、生活保護、傷病手当金、総合支援資金の3つの詳細について気になりましたら以下のページをどうぞ。
⇒生活を支えるための支援のご案内
実際少なくない人が無職状態でも生きているため
一度無職になると「自分はダメな人間だと」思う人はいますが、数の面を考えると無職であること自体はそんなに少数派には属しません。
現に総務省の発表によると2021年3月時点での完全失業者数は188万人となっています。
参照元:労働力調査 (基本集計) 2021年(令和3年)3月分
しかも昨今の不況で188万人よりも数が増えている可能性が高いので現時点では200万人に到達しているようにも思えます。
この数字が何を指しているかというと、無職であることは数の面ではそこまで少数派な状況ではない、という事です。実際、管理人自身も一時的ですが何度か完全失業者の一人になりましたしね。
そのため、一時期仕事がなく完全失業者になったとしても「自分は社会に取り残されている」といった形で卑下する必要はありません。
働かない、という選択肢も実はあるため
仕事がない無職の状態だとやばい、と思うものですが、実は日本ではサラリーマンとして働かないで生きていく選択肢はいくらでもあります。ざっとサラリーマンとして働かずに生きていく選択肢についてまとめてみました。
- 出家する
- 専業主婦・専業主夫を目指す
- 自活自給型のライフスタイルを確立する
- 自営業者として生きていく
つまり、「無職である事=生きていけない」という方程式が必ずしも成り立つわけではありません。そのため、今のあなたが「敢えて働かない」という選択を取ったとしてもなんとかなる可能性は十分にあるのです。
働かなくても生きていける人の6つの特徴
次に職がない無職の状態でもなんとかなる人にはこれから紹介する6つの特徴の1つまたは複数を保有しているケースが多いです。
- 貯金がある人
- 実家暮らしの人
- 何らかの収入がある人
- 国からの支援を受けている人
- 寄生出来る相手がいる人
- 稼いでくれる配偶者がいる人
今取り上げた6つの特徴の中身についてはこれからご紹介します。
貯金がある人
典型的なケースは十分な貯金があるケースです。例えばあなたが1年間で必要になる生活費が250万円だったとします。このケースで500万円の貯金があるとどうなるでしょうか?
単純計算をすると2年間でしたら無収入でも生きていけます。2年間も無収入で生きられるだけの貯金を持つのは簡単ではありませんが、一定額の貯金があれば働かなくても生きていけるのは事実です。
実家暮らしの人
2つ目にご紹介するのは実家暮らしであり、家にいれば衣食住が自動で手に入るケースです。
管理人も大学生の時には実家暮らしだったので分かりますが、実家暮らしの場合は家賃がかかりません。それに親が食事を作ってくれる場合は食費もかかりませんよね。
そうなると外に出ないで家にい続ければ収入がゼロの無職状態でも問題なく暮らしていくことが出来ます。
何らかの収入がある人
何でも良いのですが、毎月働かなくてもお金が入ってくる類の収入を持っている人は無職でもなんとかなります。
よくあるケースでは株式投資の配当金だったり、ブログの運営によるアフィリエイト収入なんてものがあります。
無職の状態だと仕事がない事に引け目を感じるかもしれませんが、会社で働かなくてもお金を稼ぐ選択肢はいくらでもあります。
仮に何かしらの収入があれば別に企業に雇われるサラリーマンをしていなくてもなんとかなります。
国からの支援を得ている人
国から支援を受けている人なら無職状態でも生きていけるケースが多いです。そして国から受ける事になる代表的な支援内容としては以下のようなものがあります。
- 生活保護
- 失業保険
- 傷病手当金
1~3のいずれも毎月お金が振り込まれますので無職であっても生活費の原資となるお金が手に入ります。
お金をくれる相手がいる人
両親であれ、祖父母であれ、恋人であれ、お金を援助してくれる人がいれば無職でも生きていけます。
理由はシンプルで生活に必要なお金を手に入れる事が出来るからですね。支援者からもらったお金を生活費に回せば問題なく生活は出来ますので仕事がなくても生きていくことは可能です。
稼いでくれる配偶者がいる人
無職で稼ぎが無い人であっても定職を持ち、きちんとした稼ぎがある人を配偶者に選べば問題なく生きていけます。なぜなら、稼いでいる側の配偶者が衣食住の生活費を準備してくれるからですね。
あまりおすすめはできませんが、仕事を頑張ってくれる配偶者がいれば無職でも問題なく生きていくことは可能です。
基本的には長く無職を続けるのはおすすめしない
例外的にずっと無職でも生きていける人はいますが、管理人としては長い間無職として生き続ける事はおすすめしません。管理人が長期間無職を続ける事をおすすめしない理由についてはこれから5つご紹介します。
貯金は日々減っていく
当たり前ですが無職を続けると毎月貯金が減ります。例えば毎月あなたに必要な生活費が20万円の場合、20万円が銀行口座から毎月消えていきます。
つまり、いくら貯金があるからといっても長い間無職を続けるといつの間にか貯金がゼロになります。そのため、何らかの理由で無職状態でしたらすぐにでも支出を補填できるだけの収入を得るためにも仕事を見つけたいですね。
再就職が日々難しくなる
実は失業期間の長さと再就職の難易度には大きな関係があります。事実、3か月以内の失業期間でしたら仕事探しにおいて大きな問題にはなりませんが、半年を超えると明らかに不利になります。
これは何も適当な話ではなく、管理人の大学時代の知人で企業の人事をしている人から聞いた話なので信憑性があります。
それに管理人も複数の企業で所属する部署の採用担当をしましたが、やはり半年を超える失業期間の存在を持つ求職者はマイナス評価にしました。
どのくらいの失業期間があると就職に不利になるかは企業次第ですが、短い方が就職の難易度が下がる事は押さえておきましょう。
なお、失業期間が理由で再就職がなかなかできないようでしたら以下のページをどうぞ。
周りと疎遠になる
管理人の経験になりますが、無職で仕事をしていない時期は自ずと周りと疎遠になります。理由は仕事をしていない自分の方も普通に働いている友人・知人側も気を使うためです。
当たり前ですよね。足を運ぶ店の金額もそうですし、1つ1つの会話に対して気を使うのでお互い疲れます。
そのため、無職の時期が長くなればなるほど自ずと友人・知人が減っていく可能性が高まるので無職期間は短いのが一番。
家族との仲が悪くなっていく
仕事をしていない時期が続くと両親との仲も悪くなっていきます。理由はシンプルで親の立場からすれば「何のためにここまで育てたのか」と言いたくなるためですね。
管理人も新卒で入った会社を辞めざるを得なくなり、失業した時に両親から色々と心ない言葉を言われて腹が立ちました。結果として長い間、事実上の絶縁状態になりましたしね。
私の話はさておき、仕事をしない失業状態になると両親との関係性が高確率で悪くなる点は押さえておきましょう。
結婚は基本的にできない
当たり前かもしれませんが、長く無職を続けると結婚が出来ずに一生独身人生が現実のものになります。
というのも夫婦共働きがほぼ当たり前になっている現在において完全失業状態の人は婚活市場での価値は下がります。特に男性の場合は顕著。
無職の男は婚活市場では基本的にうけが悪いです。普通に無職という身の上を口走った時点で嫌煙されるでしょう。
それに結婚には適齢期もあるため、適齢期の間に仕事を見つけないと婚期を逃す可能性がある点も見逃せません。
引きこもりや心の病になる恐れがある
失業状態が続くと深刻な引きこもりになったり、心の病になる恐れがあります。
なぜなら、失業状態が続くと家から出る機会がほとんどなくなります。一定期間外に出ないと引きこもり状態に近づきますね。
それに部屋に一人でいると他人と関わる機会がないので寂しさや孤独感から心の病になる可能性も十分に想定できます。
仕事をせずに社会との関係が断絶されている状況が続くと引きこもりや心の病に繋がりかねない点は押さえておきましょう。
無職状態の時にやるべき事5選
次に無職状態の時にやるべき5つの行為を一覧にしてみましたのでぜひご覧ください。
年金・保険料の減額処理
最初に実施をしたいのが役所に足を運んで国民年金と保険料の減額処理です。実は国民年金と国民健康保険料の支払額は所得がない状態でしたら減額の申請が可能なケースが多いです。
減額申請をすれば毎月支払わなくてはいけない保険料と支払い年金額を大幅に下げられるので是非利用したいですね。具体的な手続きについては以下の役所のページをどうぞ。
⇒国民健康保険の減額制度
⇒国民年金の減額方法
実家に戻るか安い家に引っ越す
仕事がない無職の状況だとお金がないはずなので恥を忍んで実家に戻る事を考えたいですね。それに仮に親との折り合いが悪いケースでは今の家を出払ってより家賃の安いシェアハウスなどに引っ越すのもよいでしょう。
上記をお勧めする理由は家賃という毎月かかるコストを下げられるためです。毎月負担することになる家賃の額が下がればそれだけで無職期間中の支出の額を落とせるので利用しない手はありません。
無駄なコストを削減する
家賃と同様に食費や水道光熱費などのコストを見直しましょう。中でも食費に関しては工夫次第で大幅に落とす事が出来ます。
実際、管理人が無職時代は一切外食をせず全て自炊でかつ食事を2食にまで減らしたところ月の食費は1万円以下になりました。
他にもこれまで通っていたジムを解約する、スマホを格安SIMに変えるなどをすれば支出を減らせます。無職で収入がない時には支出を減らすのは非常に重要なので減らせるところはとことん減らしましょう。
無理してでも早寝・早起きを続ける
無職の時は朝早く起きる必要がないので夜更かししてしまうものですが、なんとか早寝・早起きを習慣化させたいところ。
理由は私の経験を込めてですが、一度夜型の生活になるとなかなか社会復帰が出来なくなるからです。というのも普通の会社に就職をする場合、7時くらいには起きて9時前後には会社に足を運ぶ必要があります。
それが夜型になると寝るのは朝の5時、起きるのは正午過ぎ、なんてことになりますので普通の会社で働くことは不可能。
生活習慣は一度崩すと直すのが困難なので仕事が無くてダラダラできる時こそ意図的に朝型生活を心がけましょう。
利用できる国の制度がないか確認する
無職の時には利用が出来る国の制度が色々とありますので一度調べてみる事をおすすめします。
代表的なものは先ほどご紹介した国民年金と健康保険料の減額制度ですが、再就職に役立つ制度や目先の生活費を得るための制度は結構あります。
特に厚生労働省の公式サイト内には色々な役立つ制度の情報があります。もしよろしければご確認ください。
⇒厚生労働省の公式サイトはこちら
これまで無職の時にやるべき事についてご紹介しましたが、無職の時にやってはいけなことについては以下のページでまとめております。
⇒失業中にやってはいけない事とは?
一時的な無職期間はなんとでもなる
仕事のない無職の状態にいると「俺の人生終わった」とか「このままでは一生ニートかも・・・」なんて思うかもしれませんが、一時的な無職期間は特に問題ありません。
一時的に無職でいる事が特に問題にならない理由についてはこれから3つご紹介します。
短い失業期間なら再就職は簡単
転職や再就職において仕事をしていないブランク期間の存在はマイナス評価になると言われますが、短期間の無職期間は大きなマイナス評価にはなりません。
実際、管理人は2カ月程度の無職期間を持ちながら再就職のための就職活動をしたことが何度かありますが、いずれも次の仕事を見つけられております。
それに数カ月程度のブランク期間でしたら面接で深く突っ込まれることは稀です。ちなみに仮に無職期間が数か月を超えるようでしたら「無職の期間に○○をしていました」というネタになる「○○」を用意したいですね。
特に「○○」が比較的高評価を受けがちなネタだと理想的です。
具体的には資格の勉強だったり、専門スキルの習得です。実際にスキル取得のためにオンラインスクールに通っておけば面接で話をしても嘘にはなりません。
失業保険をもらえることもある
このページの中でもご紹介しましたが日本には失業保険という制度があります。失業保険は仕事を離職して無職になった時に職探しに集中するために国が一定期間お金を支給してくれる制度です。
失業保険のより詳しい説明や受給手続きは以下のページを見て頂きたいのですが、失業保険があるので一定期間なら無職でもなんとかなります。
⇒失業保険に関する詳しい情報はこちら
とても便利な制度なので受給資格があるのでしたら受給しない手はありません。
新しいことを始めるチャンスがある
失業期間は時間があるので何か新しいことをやるチャンスがいくらでもあります。そして新しいことの候補としては以下のようなものがあります。
- 気分転換に長期の旅行に行ける
- 資格やスキルの勉強に取り組める
- 起業や個人ビジネスの準備が出来る
特におすすめなのが、2の「資格やスキルの勉強に取り組める」という点。なぜなら、資格取得やスキル取得の勉強に取り組めば就職先探しのネタにもなるからです。
実際、管理人もはじめての失業時にWEB関係の勉強をし、WEBビジネスに興味を持ちました。特に身に付ければ会社に属さずに生きていける、という点に強い関心が持てましたね。
そして独学を始めたことをネタに、「独学するくらいやる気だけはあるから未経験枠で採用してくれ」と未経験者歓迎のWEB系の企業の面接を受けたところ、非正規の待遇ですが無事に入社出来ました。
独学を始める事はスキルアップに繋がる上に面接で好感を持たれるネタにもなるので始めない手はありません。
⇒職探しに役立つ資格はこちら
失業状態から抜け出す方法
次に現在無職のあなたが失業状態から抜け出すために取った方が良い行動についてまとめてみました。
- まずはハローワークに通う
- 何社かの就職エージェントに登録をする
- フルタイムの仕事を探しながらバイトを始める
今取り上げた3つの詳細についてはこれからご紹介します。
まずはハローワーク等に通う
無職から抜け出すためにまずやりたいことは重い腰を下ろしてハローワークに通う事です。なぜ、ハローワークに通うのが良いかというとハローワークに通えば以下の事が出来るためです。
- 就職活動の進め方の相談が出来る
- 仕事の紹介をしてもらえる
- 職業訓練校に通うチャンスも得られる
特にポイントになるのが職業訓練校に通うチャンスがある事です。実はハローワークは無料で公共職業訓練を提供しており、利用をすればお金を払わずに特殊なスキルを取得するチャンスが手に入ります。
しかも長期の職業訓練の場合は月額10万円の「職業訓練受講給付金」をもらいながら職業訓練を受けるチャンスもあります。
詳細については厚生労働省の公式サイトを確認していただきたいのですが、スキルや経験が理由で再就職が難しい人には本当に役立つ制度なので押さえておきたいですね。
⇒職業訓練受講給付金の特集ページはこちら
何社かの就職エージェントに登録をする
無職から抜け出すのに役立つのが就職エージェントです。実は就職エージェントの中には再就職先を探している人の職探しの支援を得意としている会社があります。そして一例としては以下の会社です。
- ウズウズ
- DYM就職
- 第2新卒ネオ
上記の就職エージェントに登録をすれば就職の相談が出来たり、あなたとマッチする企業の求人情報が紹介されます。利用には1円もかかりませんので試しに登録しない選択肢はないはずです。
フルタイムの仕事を探しながらバイトを始める
無職期間がある程度長くなると正社員の仕事を探してもなかなか採用されない実情があります。
理由は無職期間が長い人材は「働く意欲が足りないのでは?」と疑いの目を向けられるので正社員としては雇うことを企業側が躊躇するため。
そのため、無職の状態で正社員にこだわって職探しをすると社会復帰の時期が延びるのでフルタイムの仕事を探しながらもバイトも始める事をおすすめします。
バイトとして働くことにはやや嫌悪感があるかもしれませんが、バイトであっても無事に採用されれば無職からは脱却できます。
ちなみに管理人のおすすめは社員登用のあるバイトをはじめ、バイトをしながら正社員就職も同時並行で探す事です。
こちらを行えばバイト先の社員登用と社員として働ける職場探しを同時並行的に行えるので正社員になれるチャンスが倍増します。
このページのまとめ
最後に今回ご紹介した内容のポイントを改めてまとめてみましたので是非ご覧ください。
- 1.今の日本ではサラリーマン以外の生き方もある
- 2.短期間の無職期間は再就職に問題はない
- 3.以下に該当するなら働かなくても生きていける
- ・3-1.貯金がある人
- ・3-2.実家暮らしの人
- ・3-3.何らかの収入がある人
- ・3-4.国からの支援を受けている人
- ・3-5.寄生出来る相手がいる人
- ・3-6.稼いでくれる配偶者がいる人
- 4.長期間の無職期間は人生を棒にふるう恐れがある
- 5.無職になったら朝方の生活の徹底と支出の見直しが重要
- 6. 失業状態に使える社会保障制度は調べまくるべき
- 7. 失業状態から抜け出す際に就職エージェントは役に立つ
特に7で紹介した就職エージェントの利用は失業状態から脱却する際には非常に役立ちます。理由は登録をすれば再就職先の候補から再就職を実現するための相談サービスを利用できるからですね。
失業状態から抜け出すのに役立つおすすめの就職エージェントについては以下のページで取り上げているので是非ご覧ください。
⇒おすすめのエージェントの特集ページはこちら