最近増えている社内ニート。傍から見るとうらやましいように見えますか実際なってみると本当につらいものです。
何が1番つらいと言われると人よって違うと思いますが、管理人の場合は毎日会社で何もせずに椅子に座っている事でしたね。
少し想像してもらいたいんですけれども毎日会社には行くものの何も仕事がなく、同僚の目を気にしてビクビクする状態なんて楽しいわけないですよね。
管理人の思い出話はさておき、きっとこのページをお読みのあなたも何らかの原因があり社内ニートの状態になって今のつらい思いをしてると思います。
そこでこのページでは社内ニートに追い込まれて毎日つらい思いをした経験を持つ管理人が社内ニートに陥ってしまう原因や社内失業状態から抜け出す方法についてご紹介します。
最後までご覧いただけますと社内ニートを続けるリスクや現状から抜け出すためにやるべきことが何なのかが良く分かります。
経験者が語る社内ニートのつらいこと
まずはじめに社内ニートになった経験がある管理人が社内ニートになった時に何がつらいのかについてまとめてみました。
- 周りの目や陰口がつらい
- プライドがズタズタになるのがつらい
- 社内で孤立をしてむなしくなる
- 辞めたくても辞めれないのが一番つらい
それぞれの内容についてはこれからご紹介します。
周りの目や陰口がつらい
当たり前ですが社内ニートになると周りから冷ややかな目で見られますし色々な陰口をたたかれます。
よく言われる陰口としては【給料泥棒】とか【仕事できない】とか、【早く辞めろ】とかですね。
先ほど取り上げた言葉はどれも心のない一言ですし、普通のメンタルをしてる人だったら毎日言われると精神的に参ってしまうでしょう。
プライドがズタズタになるのがつらい
二つ目に取り上げる社内ニートの辛さは自分自身が無意味な存在だと思ってしまうことです。
というのも社内ニート状態になると何もすることがないのに会社には毎日出社しなくてはいけないので、「俺何のためにこの会社にいるんだろう?」と思わざるを得ません。
こんな悶々とした思いを抱きながら日々を過ごし続けると、「この会社は俺がいなくても回るんだな~」とか「俺がいない方がこの会社はうまくいくんだな~」と感じてしまいます。
簡単に言えば、自分の存在を自分で否定せざるを得ないので完全な自己嫌悪な状態になります。これはなかなかつらいです。
社内で孤立をしてむなしくなる
社内ニートとして仕事が降られないとは空気のような存在として扱われるので自ずと周りのメンバーとの距離ができます。
こうなると社内ですれ違っても挨拶もされないような存在になります。
それに人によっては「あいつと関わると自分も社内ニートになるから関わらないようにしよう・・・」と意図的に避けてくる人も出てきます。
要するに社内で孤立するんですよね。これは結構つらいですし、孤独耐性能力がない普通の人からすると地獄に感じるかもしれません。
辞めたくても辞めれないのが一番つらい
社内ニート状態がつらいと思うと誰もが「辞めたい・・・」と思いますが、辞めたくても辞めれない状況は本当につらいです。
というのも社内ニートとして干されてる人材というのは人格に問題があるケースはさておき、基本的には能力不足が原因で干されているからです。
能力不足で干されている人材は自分が無能であることをある程度理解しています。少なくとも転職活動に取り組んでも苦戦することくらいは自覚しています。
そのため今の会社を辞めたいと思っても辞めたら路頭に迷うのではないかという不安が頭をよぎって【現状維持】という選択しか出来ないんですよね。
この辞めたくても辞められない。辞めようと思っても今の会社にしがみつくしか選択肢がない、というのが一番つらいんですよね。
社内ニートになってしまう原因
社内ニートの辛さについてはこれまでご紹介したので次は社内ニートになってしまう主な原因についてご紹介します。
新人や新入社員を放置する社風の問題
一つ目の原因としてはそもそも会社の風土として新人を育てる風土がないケース。
よくあるパターンとしては先輩社員が全員目の前の業務に忙しく、新人を放置しなくてはいけないなんてパターンですね。
この社内の風土の問題からあなたが社内ニート状態に陥った場合は、問題の原因はあなたではなくて会社にあります。
このパターンで社内ニートになった場合はあなたには非がないので思い悩む必要はありません。
ミスが多すぎて仕事を取り上げている
二つ目に取り上げる社内ニートになってしまう原因はミスが多すぎるということです。
人間誰もがミスはしますが何度もミスをすると、「あの人に仕事を回すと問題が起きる」と社内で噂が立ち仕事が振られなくなります。
特にチームで仕事をする場合はミスが多い人間は好まれません。当然、どのチームもその人を迎え入れようとしないので仕事がなくなります。
人間なのでミスをすることはありますが同じミスをしないように再発防止の努力はしたいですね。
仕事のパフォーマンスが低い
会社というのは営利団体である以上仕事のパフォーマンスが低い人はいらない人材とみなされます。
特に自分の給料分の価値を出せてない人材は一般的には赤字社員といいます。この赤字社員は利益を追求する企業からすると不要な人材になります。
そのため赤字社員になった人材に対してあえて仕事を振らず、自分から辞めることを促す会社もあります。いわゆる退職勧奨ですね。
そして自主的な退職の促しがエスカレートすると社内ニートにまで追い込まれます。
もしあなたのパフォーマンスが理由で社内ニートになった場合はパフォーマンスが上がればその状況を逃れられます。なので頑張って仕事で成果を出すようにしましょう。
本当につらいと思った時にやるべき事
次に社内ニートに追い込まれた時に時に取っておきたい行動をまとめてみましたので是非ご覧ください。
- 気分転換に転職活動を始める
- 今の会社はつなぎとして割り切る
- 会社外で相談できる人を持つ
- 辞める日や辞める条件を決める
- 定時外に就業支援付きのスクールに通う
この1から5の詳細についてはこれからご紹介します。
気分転換に転職活動を始める
1つ目に取り上げるのは気分転換に転職活動を始めるということです。
社内ニートをやっているとずっとこの状態が続くのではないかと不安になることがつらいです。
しかし緩くでも転職活動を始めて外に逃げるための準備をしておけば、「俺にはこの会社を辞めるっていう選択肢もあるんだな」と思えるのでつらさは半減します。
本格的な転職活動を始めるとなると結構エネルギーを使いますが、今の職場を辞めずに緩く始めるのでしたら全くつらくありません。
今の会社はつなぎとして割り切る
次にご紹介するのは気持ちの面になりますが、「この会社は給料をもらうための場」だと割り切ることです。
社内ニートになって非常につらい事の1つにその会社に居場所がない事があげられます。当たり前かもしれませんが、自分が必要とされない環境にいて楽しいと思う人はいないはずです。
逆に言えば今所属してる会社に対して特に期待を持たずに給料もらうだけの場と割り切る。そして職場外に複数のコミュニティを持っておけばつらさは半減します。
大事なのは今干されている環境が人生の全てではないという状況を作っておくことです。
相談できる人を持っておく
なんだかんだ言って社内ニートの状況になると不安からストレスになります。
ストレスを溜めすぎると良くないので定期的に発散できる相手を持っておきたいですね。
この相談相手は恋人でもいいし友達でもいいですし家族でもいいです。それに相談できる人がいなければ有料のカウンセラーとかもいいでしょう。
ただ、社内のメンバーはおすすめしません。だって、会社で戦力になっていない社内ニートが文句ばっかり言っていたら「じゃー辞めろよ」と思われて余計評価を下げますしね。
いずれにせよ、ストレスを溜め込みすぎるのは精神衛生上悪い以上、定期的に自分の感情を吐き出せる相手を持っといた方がいいと思います。
辞める日や辞める条件を決める
社内ニート状態で本当につらいのは社内に居場所がない状況がいつまで続くのか分からないということです。
そこで管理人としては今の会社を辞める条件を明確にしてその条件を達成するための計画を立てることをお勧めします。
具体的には【転職先が決まるまで】とか【副業で毎月○○円の収入が入るまで】といった具体的なラインを引く事です。
辞めるタイミングの条件が明確になればつらい現実から逃れるためにやるべき事がクリアーになるので気持ちの面で楽になります。
定時外に就業支援付きのスクールに通う
社内ニート状態の一番のメリットとしては仕事がない分、比較的時間があることです。
この時間を利用して就職支援付きのスキルアップ養成所などに通うことをお勧めします。
例えば管理人も通ったことがあるテックアカデミーというITスキルの養成学校の場合、カリキュラムを全て消化すれば卒業生向けの転職サービスが使えます。
当たり前かもしれませんが、転職先を探す際にも今の職場で新しい仕事を確保する際にも新しいスキルを覚えておくことは非常に重要です。
そこでこの2つを同時に狙える就業支援付きのスクールに通うのは非常に理にかなった行動と言えます。
このまま社内失業をするリスク
社内ニート状態になると最初はつらいと感じるはずですが、社内で干される状況を当たり前だと思うとつらさが薄まることがあります。簡単に言えば諦めて現状を受け入れた形になります。
こうなるとなかなか社内ニート状態から抜け出せません。そこで改めての話になりますが、社内ニートを長く続けることに伴う3つのリスクについてこれからご紹介します。
年齢を重ねる度に市場価値が落ちる
一つ目にご紹介する社内ニートを続けるリスクは社内ニート状態が長くなれば長くなるほど労働市場でのあなたの価値が下がっていく事です。
実は現在の日本の転職市場においては、その人が年齢に応じた適切なキャリアを築いているかが評価の大枠を決めます。
その点、社内で仕事がない状況が長く続き、年齢だけ積み重なると年齢に応じて積み重ねるべき職務経歴が積みあがりません。
そうなると行き着く先は、「え、その年齢でこの経験しかないの?」という評価を受ける人材になる羽目に。
当然のことながら、転職先は見つかりませんし、見つかっても大幅な年収ダウンを受け入れざるを得ない悲惨な末路が訪れます。
気持ちと心が折れていく
社内ニートになった時には悔しさとつらさという感情がこみ上げるかもしれませんが、徐々にその気持ちは薄れていきます。
というのも人間はどんな人であれ今の状況に慣れていく習性を持っている生き物なんです。その結果として社内ニート状態が続けばその状況が当たり前だと思うようになってしまうんですね。
それに毎日屈辱的な経験をし続けると自分自身の自己評価や自己肯定感も下がっていくので自ずと何かに挑戦する意欲も失せていきます。いわゆる老化現象みたいなものです。
人間一度腐って心が折れてしまうとなかなか挽回が難しくなるので心が折れる前に現状を変えるためのアクションをしたいですね。
いずれリストラにあう
長く社内ニート状態を続ける最悪のリスクとしては遅かれ早かれ会社から追い出されてしまうことです。
というのも会社は営利団体である以上、社内ニートという仕事をしないにもかかわらず毎月賃金が発生するコスト人材は不要なんですよね。典型的な赤字社員ですしね。
当然会社の業績が悪くなれば真っ先に首切りの対象になりますし、仮に業績が悪くなくても言いがかりのような理由で左遷や退職勧奨をしてきたりもします。
ひどいケースでは明らかに追い出し工作のような嫌がらせをしてくることもありますので相当つらい目にあうでしょう。下手をすると心が折れてうつ病になったりして取り返しがつかなくなります。
つらい社内ニート人生からの6つの抜け出し方
次につらい社内ニート生活から抜け出すことに繋がる6つの行動をまとめてみました。
- 自分から声を出して仕事をもらいにいく
- 職場で一番になれる分野を作る
- 暇な時間を利用して皆に役立つ仕事を作る
- 部署移動を打診して輝ける場を見つける
- 転職先を見つけて外に飛び出す
- 副業を始めて別の収入源を持つ
ここで一覧にした6つの行動の中身については上から順番にご紹介します。
自分から声を出して仕事をもらいにいく
まずはじめに行いたいのは、「自分から仕事をください」と主体性抜群の行動を始める事です。
そもそもの話になりますが、基本的に仕事を振らずに放置をするのはパワハラに該当します。そのため、「仕事をください」と言えば何らかの仕事を上司を与えざるを得ません。
おそらく与えられる仕事は書類のホチキス止めだったり、書類の誤字確認といったつまらない仕事かもしれません。ですが、何もやることがないつらい状況からは脱出できるはずです。
逆に仕事を求めても仕事をもらえない場合はパワハラの証拠になるのでメモをしておきましょう。
職場で一番になれる分野を作る
二つ目に考えたいのは何でも良いので会社の中で一番になれる分野を持つことです。
例えばコピーを一番綺麗にとるとか、ホチキス止めが社内で一番上手くなる、社内で最も多く議事録を取る、などでも構いません。
一見すると極めても意味のない雑用かもしれませんが、何か一つでも社内で際立つ分野を持てば目をかけてくれる人が出てくるはずです。
そうすれば中長期で見れば目をかけてくれた人に引っ張り上げられて社内ニートを卒業する事が出来るはずです。
暇な時間を利用して皆に役立つ仕事を作る
これはやや難易度が上がりますが、暇な時間を利用して社内の他のメンバーの役に立つ仕事を自分から作るのは非常に有効です。
例えばあなたが営業会社で干された場合を考えてみましょう。このケースでは時間を持て余してるので過去のお客さんとのメールのやり取りを見るぐらいの余裕はあるはずです。
このチャンスを利用して過去にお客さんから届いてきたクレームメールを全て確認し、クレームの発生パターンとその有効な対処法をまとめた資料を作ってみてはどうでしょうか?
その資料の完成度次第になりますが、クレーム発生時の有効な対応マニュアルになるので他のメンバーに喜ばれるでしょう。
このように心がけ次第では新しい仕事や周りの役に立つ仕事は自分の意思次第で作れてしまいます。要するに仕事がないのならば自分で作れば良いのです。
管理人の経験上になりますが、新しく作った仕事の精度が良ければ自ずと社内の評価が高まるので仕事が徐々に振られていきます。
部署移動を打診して輝ける場を見つける
次に意識しておきたいのは転職とは言わずとも部署移動という形で職場を変えることです。
というのも社内ニートになってしまう人というのはその仕事の適性が全くないというケースがあります。そのため、担当する仕事が変わればパフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。
例えば営業が全くできない人であっても人の話を聞くのが凄く上手ければ、お客様からのクレームを聞くカスタマーサポートとしては優秀なケースもありますよね。
人間誰しも向き・不向きがある以上、まったく向いてない仕事を振られているのでしたら適性がありそうな仕事や部署への配置転換を希望するのは非常に重要ですね。
転職先を見つけて外に飛び出す
次に取り上げるのは最も王道な方法ですが転職先を見つけることです。
というのも一度何らからの理由で社内ニート状態になってしまうとその状態から抜け出すよりも新しい職場を探した方が良い結果が期待できるためです。
一般的に社内ニートになった人間は社内で仕事ができない人だったり、トラブルメーカーだと周りに記憶されます。そのため、マイナス評価が定着しています。
このマイナス評価が社内中に広まっている以上、頑張って抜け出そうと思っても抜け出すチャンスをくれる人が出てこないんですよね。
その一方で転職して新しい職場に移ればマイナスではなくてゼロからスタートできます。
もちろん、「簡単に転職なんて言うなよ・・・」と思うかもしれません。しかし、本気で社内ニートを抜け出したいのでしたら外に飛び出るのが最も手っ取り早いという事は知っておきたいですね。
なお、社内ニートが転職活動に取り組む良し悪しが気になりましたら以下のページをご覧ください。
副業を始めて別の収入源を持つ
今の会社を辞める勇気がないのでしたら今の会社で働きながら副業を始めて別の収入源を作るのも手です。
管理人の経験上、社内ニート状態になると比較的時間はあるのでその時間で0から副業を始めることは決して難しくないんですよね。
そこで社内ニート状態に陥ってる本業はアルバイト感覚でとりあえずそこにいればいいと割り切り体力や気力をセーブする。
その上で会社の業務時間外で副業を頑張り、会社の給与が無くなっても死なない状況を作るのです。
副業で稼ぐのは決して簡単ではありませんが、会社外の収入だけで毎月の生活費を賄えるようになればいつでも会社を辞められます。
まずは転職エージェントに登録しよう
このページではここまで社内ニートになってしまう原因や社内ニートになった後に何をするべきかについてまとめてきました。
色々な情報を取り上げたので吸収しきれなかったポイントもあるかと思います。そこで改めてこれだけは押さえたいポイントを一覧にしてみましたのでご覧ください。
- 社内ニートはいずれクビになる
- 自分から動かないと一生飼い殺し状態になる
- 今の職場で頑張るのはかなり効率が悪い
- 暇な時間をいかせば色々なことが出来る
- 一番手っ取り早いのは転職して外に逃げる事
中でも一番最後に取り上げた「転職するのが一番早い」という点は押さえておきたいですね。
実際、転職と聞くと非常に大変かもしれませんが、転職活動は今の会社を辞めずに片手間で行えるので社内ニート状態にいるのでしたら緩くでもやった方が良いです。
そして転職活動に取り組む際に一番重要なのはあなたにぴったりな転職先を紹介してくれる転職エージェントを利用する事です。
おすすめの転職エージェントについては以下のページでまとめているのでぜひご覧ください。
⇒おすすめの転職エージェントはコチラ