文系エリートが貧困に陥るパターン

高学歴ワーキングプアの文系の人

偏差値72の元無職が語る
高学歴ワーキングプアの実態

東大や早稲田・慶応といった学歴を持つ文系出身者の中でもワーキングプアな環境で働いている人は一定数います。

そしてこのような高学歴にもかからずワーキングプアな状況の人のことを高学歴ワーキングといいます。

実は管理人自身も早稲田を卒業したにも関わらず、3年前の時点では年収が手取りで150万円を切っておりましたのでまさに高学歴ワーキングプアの一人でした

そんな過去を持つ管理人だからこそ最近注目を集めている高学歴ワーキングプア問題に関しては下手な学者よりも詳しいです。

このことを前提にこのページでは高学歴ワーキングプアが生まれる原因や高学歴が貧困層に落ちた時に這い上がる際方法を管理人の実体験をベースにまとめてみました。

高学歴ワーキングプアになる傾向と対策

高学歴が貧乏になる代表的なパターン
実は文系の受検エリートが高学歴ワーキングプアになってしまうパターンには代表的なものがいくつかあります。そして元エリート大学生が底辺に沈んでしまう代表的なパターンはこちら。

  1. 新卒の就職活動に失敗した
  2. 学歴ロンダリングなど年齢の問題
  3. 不慮の事故や病気によるもの
  4. 家族の問題に巻き込まれた
  5. 性格の問題で会社をクビになる

ここで一覧にした5種類の高学歴ワーキングプアになってしまう原因の詳細とその対応方法についてはこれから一つずつご紹介していきます。

新卒の就職活動に失敗した

現在の日本では新卒至上主義であり新卒の就職活動でまともな会社に入れないと一生安月給で働く事になる恐れがあります。

ファーストキャリアは大切

現に新卒の就職活動に失敗をしてブラック企業に入社すると、スキルは身に付かない上に激務で体を崩す恐れさえあります。

こうなってしまうと高学歴という学歴面での優位性があっても労働市場では「ダメな人」と見なされ、高学歴ワーキングプアに一直線。

こんな目に遭わないためにもこれから新卒の就職活動を迎える場合は絶対に新卒ではちゃんとした大手の企業に行くのが望ましいです。

第2新卒や公務員に逃げるのが一番

ちなみに仮に新卒の就職活動で失敗したとなると、20代でしたら第二新卒という新卒と同じような条件で受けられる採用枠を利用したいですね。

また勉強するのが嫌いではないのでしたら公務員試験を受けるという選択肢もあり。要するに20代の間でしたら一度高学歴ワーキングプアになってもやり直せるチャンスがあるのです。

その一方で30代以降になってしまうと公務員カードや第二新卒もう利用できなくなるので、高学歴ワーキングを逃れるためには大型資格や何かしらのスキルを身につけて一発逆転を狙うしかありません。

学歴ロンダリングなど年齢の問題

学歴ロンダリングと年齢の問題
二つ目に取り上げる文系の受験エリートが高学歴ワーキングプアになってしまうパターンは学歴ロンダリングです。

大学院への進学は評価されない

この学歴ロンダリングでよくあるケースとしては大学卒業後に法科大学院に行って弁護士を目指したにも関わらず弁護士になれない。

また理系ではなく文系であるにもかかわらず大学院や博士課程にまで進んでしまい、年齢的に新卒の採用枠を受けられなくなってしまった等があります。

実はこれらのケースで高学歴ワーキングプアになってしまった場合、這い上がるのはかなり難しいです。

なぜなら日本社会は20代の前半までならスキルがなくても高学歴だからという理由で企業は雇ってくれますが、20代後半以降になると何かしらの職歴がないと「ふらふらしているダメな人間」と見られて就職活動の書類選考で簡単に落とされるからです。

つまり、文系の受験エリートが安易に学歴ロンダリングを選択すると高学歴ワーキングプアへの道が開かれてしまうのです。

資格を取るのが一番

ちなみに万が一学歴ロンダリングが原因で高学歴ワーキングプアになってしまった場合、勉強を切り口に底辺からの脱却に取り組むべきです。

具体的には市場性のあるスキルや難関資格を手に入れ、それらをベースに生きていくのです。

代表的なものとしては弁護士の資格やプログラミングのスキルを身に付け、専門職という生き方をするのです。

この専門職として生きていく道を選べば例え高学歴ワーキングプアになったとしても、自分の実力さえ伸ばせば自ずと這い上がれます。

不慮の事故や病気によるもの

文系最難関の東大や京大を出て新卒の就職活動に成功したとしても高学歴ワーキングプアになるリスクは実はあります。

そしてその最たる原因としては心や体の病気になることや不慮の事故に巻き込まれて体が自由に動かなくなることです。

この病気や事故というのははっきり言って防ぎようもないのは事実です。しかし、規則正しい生活をしたり、バランスの良い食事をとることで発生リスクを下げることをおすすめします。

そして万が一病気や事故が発生してしまった場合は安易に会社を辞めず、会社の休職制度という制度を有効活用することをおすすめします。

実はこの休職制度を利用すれば会社辞めずに休むことができますので病気や怪我の治療に専念できます

休職制度の詳細についてはこちらのページでまとめているので、よろしければ目を通してみてくださいね。

休職制度の詳細はこちら

家族の問題に巻き込まれた

家族トラブル
四ツ目にご紹介する文系の高学歴が高学歴ワーキングプアになってしまう理由は親の介護や家族の不幸によって今の仕事を辞めざるを得なくなる状況が生まれてしまうケースです。

当然のことかもしれませんが、親の介護や体を崩した家族のために仕事を辞めて寄り添ってあげるのは人としては素晴らしいことです。しかし残念なところ社会はその行為を評価しません。

なぜなら一度会社を辞めると無職になってしまいその期間は仕事をしていない以上、ブランク期間がある人材として転職市場では見られてしまうからです。

それに親の介護などで地方に戻るとそもそも地方には仕事がなくて仕事をしたくてもできないといった状況も生まれてしまいます。

こうなるとあなたには原因がないにもかかわらず高学歴ワーキングプアに一気になってしまいます。

そこで親の介護や家族の面倒をみると言ったわけで今の職場を安易に辞めるというのはできるだけ控えることをおすすめします。

またどうしても辞めざるを得ない状況に直面しましたら仕事を辞める前に転職先を確保するなどして高学歴ワーキングプアにならないための工夫をすることが欠かせません。

再就職先が見つからない

5つ目の高学歴ワーキングプアが生まれる理由は何かしらの理由で会社をやめてしまった後に就職先が見つからないケースがあります。

よくあるケースとしては出世競争に敗れて会社に居場所がなくなって勢いで転職先を確保せずに退職することが挙げられます。

他にも会社が募集する早期退職を受け入れた後に新天地が見つからない、なんてこともあります。

正直な話、どんなに文系のエリート大学を出ていて優秀な能力を持っていたとしても無計画に会社を辞めると高学歴ワーキングプアになるリスクがあります。特に30代の半ば以降は注意です。

そのため、管理人としては高学歴ワーキングプアにならないためにも安易に会社を辞めることは控えることをおすすめします。

また、どうしても会社辞めざるを得ないような状況になりましたら会社を辞める前に転職先をきちんと確保しておきましょう。

受験エリートの文系が底辺を抜けるのは簡単

底辺から抜け出すのは簡単
ここまでの内容で高学歴ワーキングプアが生まれるパターンはある程度わかったと思います。正直な話、今回取り上げた5つのパターンに気を配れば貧困に陥るリスクはほぼなくなります。

しかし、あくまで「ほぼなくなる」であって100%高学歴ワーキングプアにならないわけではありません。そこで次は万が一高学歴ワーキングプアになってしまった時にはどう這い上がれば良いのかについて考えてみます。

企業から求められる人間になる

実は文系の高学歴者が高学歴ワーキングプアから抜け出すのはそんなに難しくないです。現にやることは、企業側から求められる人材になるだけだからです。

企業が欲しがる人ってどんな人?

この企業から求められる人間というのは非常にシンプルでして、あなたが入社を希望している会社が求めるスキルや知識を身に付けることを指します。

例えばあなたがWeb制作会社で働きたいと考えたとします。しかし、「働きたい」というのはあなたの希望であって、あなたに実力やWEB制作の技術がなければ企業は雇いたいと思いません。

その一方であなたにWEBサイトを作るためのプログラミング知識があったり、趣味でWEBサイトを作った経験があったらどうでしょうか?

このケースですと企業が求めるスキルや経験を保有していることになるので、Web制作会社からすれば是非とも雇いたい人材になれるのです。

スキルがあれば企業からモテル

つまり、文系の最難関クラスの大学を卒業したにも関わらず高学歴ワーキングプアになってしまった場合は、持ち前の学習能力を利用して企業が求めるスキルを磨いて求められる人材になってしまえば良いのです。

その際に受験勉強で培った独学出来る強みやコツコツ頑張れる能力というのは、非常に役に立ちます。英単語を覚える感覚でスキルも覚えてしまえば人生逆転できます。

資格か専門スキルを取得する

ちなみに企業から求められる人材を目指す際に欠かせないのが、会計やITといった特化した領域を持つ専門家(エキスパート)を目指すことです。

例えばあなたが文系の高学歴の大学に受かっただけの学力を利用してゼロから会計を学び会計士の資格を取ったらどうでしょうか?

このケースですと公認会計士資格の保有者を是が非でも雇い入れたいと思っている監査法人や自社内に会計士を置きたいと思っている会社からは圧倒的に求められる人材になります。

つまり、自ずと高学歴ワーキングプアから抜け出すことが出来てしまうのです。

このように専門性を身に付ければ、一度高学歴ワーキングプアになってしまったとしても這い上がるチャンスはいくらでも手に入るのです。

そこでもしあなたが底辺に落ちたらすぐにでも専門的な知識やスキルを習得する努力をしましょう。

なお、管理人が専門スキルを身に付けて底辺人生を脱却した軌跡についてはこちらのページで取り上げているのでよろしければ目を通してみてください。

管理人が底辺人生を脱却した軌跡

特にITスキルは最高

ITスキルは本当にお金になる
ただし、専門性を身につけるのが大切、といってもどのようなスキルを身につければよいの?という疑問が出てくるかもしれません。

この点に関しては管理人が高学歴の文系のワーキングプアな方々にお勧めしたいのがITスキルです。

IT業界はチャンスが無限大

実はIT関係の産業は今後どう控えめに見積もっても伸びますし 、IT業界は常に人不足なので基本的なスキルさえ身につければ高学歴ワーキングプアになったとしても這い上がるチャンスはいくらでも手に入ります。

現に管理人も元高学歴ワーキングプアでしたが、WEBマーケティングのスキルを覚えてからは企業の方からお誘いを受ける側になりました。

このようにITスキルを身に付けることは人生の大逆転のチャンスを掴むきっかけになるのです。

しかもITスキルは高学歴の文系メンバーが得意なコツコツの努力である程度まで行けてしまうジャンルになります。

現にITスキルの中で最もメジャーなプログラミング言語はコツコツと教科書を片手にパソコンでコードを書いていれば自ずとある程度のレベルにまでいけます。

このコツコツやることは、歴史や英語の点数を上げるプロセスと変わらないので、高学歴な文系メンバーとの相性が抜群な点も注目に値します。

就労支援付きのスクールを使おう

ここまで高学歴ワーキングプアから脱却する際の鍵はITスキルといいましたが、ITスキルってどう学べばよいのかわからないですよね。

ですが、その点も全く問題がありません。なぜなら、日本にはプログラミングを始めとしたITスキルを手取り・足取り教えてくれるスクールが無数にあるからです。

このようなスクールに通えば自ずとITスキルは身につきます。

予算はあまり問題にならない

勉強代の改修は簡単
もちろんITスクールと聞けばお金がすごくかかるのではないかと思うかもしれません。

しかし、スクールの利用料は年間で30万円〜50万円程度で済みますので大学の学費と比べれば微々たるもので済みます。

しかもプログラミンが学べる塾の中には実質無料であなたに手に職を身につけさせてくれる塾もあります。

このような無料でITスキルを身につける環境を提供しているITスクールの中で特に人気がある学校については以下のページで特集しておりますので是非目を通してみてくださいね。

無料でITスキルを学べるゼロスクとは?

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