新卒で社内ニートになった時の正しい身の振り方

社内ニートの実態と脱却方法

仕事がない新卒はかなりやばい

  • 会社で仕事が振られない
  • 先輩社員から放置をされている
  • 忙しい職場なのに新卒の自分だけ暇

こんなことに少しでも身に覚えがあれば新卒入社のあなたは社内ニートになっている可能性があります。

もちろん、社内ニートといきなり言われてもどんな状況が社内ニートに該当するのかが分からないと今の自分の状況を客観的に分析するのが難しいはず。

そこでこのページでは新卒で入社した会社で上司からの嫌がらせで社内ニートに追い込まれた経験がある管理人が社内ニートとはどんな存在なのか。そして万が一新卒で入社した会社で完全に干されてしまった際にはどのような対応を取ればよいのかについて取り上げていきます。

そもそも社内ニートってどんな人?

社内ニートって何?
社内ニートになった時の対処法を考えるためは今のあなたが本当に新卒で入社した会社で社内ニートになっているのかを正しく診断することが欠かせません。

そこでここでは社内ニートとは何なのか、という点について管理人の定義をまずはご紹介します。

仕事がないので出社しても暇な人

社内ニートというのはこの見出しにあるように出社をしても仕事がないので暇を持て余している人のことを指します。

より具体的に言えば会社に出社をしても仕事を振られず、仕方なく新聞を読んだり、ネットサーフィンをしている社員です。ま~あ言ってしまえば窓際社員のような存在です。

ちなみに肝心のお給料に関しては社員として会社に所属していて出社もしているので出勤状況に合わせて当然毎月振り込まれます。

この働かなくても給料がもらえる、というのは一見すると新卒のメンバーにとっては都合が良いかもしれませんが、そんなに気持ちの良いものではありません。

自分の居場所がないのはきつい

これは管理人の経験になりますが、新卒で入った会社で社内ニートになると本当につらくなります。

だって考えてみてください。皆が頑張って仕事に取り組んでいる中、自分自身は仕事を与えられずネットサーフィンや新聞を読む。

それにたまに仕事を振られたと思ったら、コピー取りやトイレ掃除、それに郵便物の受け取りですよ。

やることがないのですごく楽であるのは事実ですが、職場では肩身が狭い思いをしなくてはいけませんし周りから受ける白い目が本当につらいです。

社内ニートになった時の辛さについては以下のページでまとめているのでご興味があれば是非ご覧ください。

社内ニートのつらい日常と現状から抜け出すコツを大公開

干された新卒の一日のスケジュール

ここまでの内容で社内ニートがどんなものかはなんとなくわかったと思いますので、次は管理人が新卒で入社した会社で干された時の一日のタイムスケジュールをまとめてみました。

時間帯やること
9:00朝礼とメールチェック
9:30~12時ネットサーフィンをしまくる
たまにかかってきた電話を取る
12時~13時お昼休憩
13時~15時社内資料の整備とお昼寝
15時~18時コピー取りとスマホでゲーム
18時業務報告をして帰社

このように朝9時に来て夜は18時に帰れるので激務とは無縁です。しかもやることはたまにコピーと電話を取るだけであとは自由なので楽と言えば楽です。

これで給料が満額振り込まれるので忙しい会社にいる人からするとうらやましいかもしれませんが、他の新卒メンバーが頑張って仕事をしている姿を見ることになるので無性にむなしくなります。

20代で社内ニートになるとお先真っ暗

お先が真っ暗
よく2chをはじめとしたインターネット上では「社内ニートになりたい・・・・」という声がちらほら見つかりますが、新卒で入った企業で仕事をもらえないのはかなりやばいです。

それではどうしてやばいかというと、新卒で入社した会社で社内ニートになると今から取り上げるようなデメリットに直面することになるからです。

  1. 仕事を通してスキルを身に付けられない
  2. 転職時に必須の職務経歴書に書くネタがない
  3. 暇を持て余して働く意欲が減退する
  4. 会社の業績悪化で真っ先に切られる
  5. 職場に居場所がなくて心を病む

この1~5はどれもやばいですが、特にやばいのが1の「仕事を通してスキルを身に付けられない」点。

ある意味当然かもしれませんが、社内ニートになると仕事が振られないので会社に足を運んでも何も身に付けることができません。こうなると在籍期間が数年になっても何もスキルがない、なんて状況も生まれます。

当然かもしれませんが何もスキルが身に付けない間は今の会社を辞めたくても新天地を見つけることができないので、一度社内ニートになるとその状況を続けるという選択しか取れなくなります。

そのため、万が一新卒で入社した会社で社内ニートになってしまったのでしたら今の楽な状況を逃れるための努力を始めることが不可欠です。

社内失業者が転職活動に取り組む際の心得はこちら

対処法は原因次第

社内ニートから抜け出す方法
ちなみに社内ニートから抜け出すためにやるべきことというのは、社内ニートになってしまった原因で変わります。

そのため、社内ニートになった際の解決策を取り上げるために新卒で入社した会社で社内ニートになってしまう主な5つのパターンを一覧にしてみました。

  1. 若手を育てる社風がないケース
  2. 意欲が低いために干されたとき
  3. ミスが多くて干されたケース
  4. 社内の人間関係が原因のケース
  5. リストラの対象になった時

ここで一覧にした5つのパターンの簡単な詳細と各パターンにおいて社内ニートから逃れる方法については1→5という順番で1つずつ取り上げていきます。

若手を育てる社風がないケース

まず1つ目の「若手を育てる社風がないケース」というのは新卒のメンバーを育てる環境がないので、何も出来ない新人を放置せざるをえない会社です。

これはかなりやばい会社ですが、大手の企業であろうと中小企業であろうと新人を育てる組織体制がない会社は一定数あります。

そこでもしあなたが新人を育てる土俵がない会社で干されたのならば、自分で勉強をしたり、自分から先輩社員に仕事を聞いて1つ1つ業務で必要な知識を身につけるようにしましょう。

非常に大変だと思いますが、あなたが社内の戦力である、と他のメンバーに判断されれば仕事が回ってくるのでまずは頑張ってみる価値があります。

意欲が低いために干されたとき

働く意欲がなくて干される
2つ目にご紹介する社内ニートになってしまう理由は意欲の低さです。

現在の若手はプライベートを重視するために残業を著しく嫌う傾向があります。この残業を嫌うのは至極当然ですが、社内の先輩の中には意欲がない、と思う人も一定数います。

特に残業が当たり前の職場の場合、「残業を如実に嫌うとやる気がないからすぐ辞めるだろう・・・」と思われて仕事を振られなくなったり、勤務態度に問題があって仕事を教える対象から外されて社内ニートに一直線。

この「意欲がない」と判断されたことが原因で干された場合、遅刻は絶対しない、自分から「何か仕事はありませんか?」と先輩に聞くなどして働く意欲があることをアピールしましょう

そうすれば小さい仕事から振られていき、徐々に社内ニートでなくなっていきます。

ミスが多くて干されたケース

3つ目にご紹介する社内ニートになってしまうパターンは「ミスが多くて仕事を任せられない」と判断されるケースです。

実はこれは管理人も経験があるのですが、小さなミスを繰り返したり、同じミスを繰り返す新人は上司からすると非常に扱いにくいです。

だって、新卒のミスを上司はカバーをしなくてはいけませんし、大きなミスをすればクレーム対応をしなくてはいけないので余計な仕事が増えます。

そうなると、「あいつに任せるよりも俺がやった方が早い・・・」となってしまうので仕事が振られなくなります。

こうなると信頼回復は簡単ではありませんが、ミスをしても大きな問題にならない仕事から回してもらい、徐々に上司の信頼を回復していき、最終的に大きな案件も任せてもらえる人材になれるように一歩一歩頑張っていくしかありません。

社内の人間関係が原因のケース

人間関係
これは管理人の経験上になりますが、社内ニートになる原因は業務面でのスキルもそうですが、スキル以上に人間関係です。

例えば不必要な発言をして社内からのメンバーに反感を買ったり、上司とけんかをしてしまう、なんてことが挙げられます。

こういった人間関係が原因で社内ニートになった場合、普通にしていれば社内ニートからの脱却は厳しいです。

そこで管理人としてはまずは部署移動をお願いしたり、別の支店支店への移動を上層部に頼んでみることをおすすめします。

それが認められなかったり、移動をしても社内ニートの状況から抜け出せないのでしたら転職などを通して環境を変えるしかありません。

リストラの対象になった時

最後に取り上げる社内ニートになってしまう原因はリストラの対象になったために仕事が振られなくなるケース。

実は企業は会社にとって不要、だと思った人間には自主的に辞めてもらえるように様々な手を打ちます。

具体的には閑職に回したり、役職から外したり、僻地の営業所に左遷させたりと。

このような嫌がらせのような退職勧奨プログラムの一環で社内ニートに追い込まれた場合、新卒のあなたが頑張っても社内ニート状況を脱却するのは不可能です。

悔しいかもしれませんが、長居しても給料がもらえる以外にメリットがないのでとっとと新天地を探すための行動を取りましょう。

とりあえず3か月間は様子を見る

3か月間の我慢
ここまで新卒入社組のあなたが社内ニートになってしまった時に取るべき行動を社内ニートになった原因別に取り上げてきました。

これまで取り上げた通り、社内ニートからの脱却方法はあなたが社内ニートになった経緯次第ですが、社内ニートの状態からは一日でも早く脱却するのが重要なのは変わりません。

そこで今回取り上げた原因別の社内ニートの脱却方法をまずは3か月実践してみることをおすすめします。

とりあえず3か月間きちんと実践してみれば普通は状況が大なり小なり変わりますし、仮に状況が変わらなければその職場は見切りをつけたほうが良いでしょう。

新卒入社なら第2新卒枠が使おう

第2新卒枠を使おう
ちなみにあなたが新卒で入った会社で社内ニートになったのならチャンスです。

なぜなら、今の時代は第2新卒採用というナイスな制度があるからです。

そもそもこの第2新卒採用というのはないかというと、新卒で入社した会社の在籍期間が3年未満の若手の男女を社内の活性化のために募集している採用枠です。

この第2新卒枠では一般的な中途採用枠と違い、専門的なスキルがなくても最低限の社会人基礎力があれば面接の印象次第では転職ができてしまいます。

これは社内ニートをしていて特に専門的なスキルを磨く機会がなかったあなたには都合が良いですよね。

この第2新卒枠での転職は社内ニートを卒業する際に最も効果的な選択肢になるのでぜひとも利用したいですね。

スキルアップと副業もはじめる

スキルアップと副業を始めよう
最後にここまでの内容をまとめると、

  1. 社内ニートは暇を持て余した会社員
  2. 仮に社内ニートなったらすぐ卒業すべき
  3. 卒業の際に第2新卒枠は役立つ

という話になります。

管理人の2大アドバイス

これにてこのページの内容は終わりになりますが、現在社内ニートをしているあなたに管理人はこちらの3つをアドバイスしたいです。

  1. 副業をはじめよう
  2. スキルアップに取り組もう
  3. 今すぐに転職エージェントに登録しよう

まず前者の副業というのは会社以外の収入源を持つことを指します。なぜ、これが重要になるかというと、社内ニートをしているといつ会社を追い出されるかわからないからです。

そのため、会社以外の収入源を持っておいた方が安心できます。

特に自己研鑽は欠かせない

そして副業と同じくらい、いや副業以上に重要になるのがスキルアップのための勉強をすることです。

実は新卒で入った会社で社内ニートになると、何もスキルを得られないので運が良く転職先を見つけてもスキル不足が原因で干される可能性があります。

この点を考えると、社内ニートになって時間を持て余しているのでしたら自力で何かしらのスキルを身に付けて、次の職場で活躍するための準備をすることが非常に重要になります。

ちなみに今身に付けておきたいスキルの代表格はどの会社でも求められるITスキルです。

ITスキルの効率的な取得方法についてはこちらのページでまとめているので、ぜひ目を通してみてくださいね。

詳細はこちら

今すぐに転職エージェントの登録しよう

社内ニートになってつらい思いをしていたら今すぐにでも転職エージェントを利用したいですね。

この転職エージェントというのは、あなたにぴったりな転職先を紹介してくれる企業の転職候補のあっせん団体です。

つまり、一度転職エージェントに会ってあなたが希望する働き方や職種を伝えればその条件にあった仕事が紹介されます。

しかも転職エージェントの中には第2新卒の求人を数多く扱っている事もあり、このタイプのエージェントを利用すれば未経験の職種への挑戦も不可能ではありません。

第2新卒の求人案件を扱っている転職エージェントとしてはDYM就職というエージェントがありますのでご興味があります。

このDYM就職の特徴と無料会員になる方法については以下のページでご紹介しますのでぜひご覧ください。

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