再就職も転職も20代がベストな理由と新天地探しのコツ

20代の再就職

今のあなたは転職を考えていたり、再就職を目指している20代だと思います。

あなたを勇気づけるためにお伝えしますが、実は20代であれば再就職も転職も比較的簡単にできてしまいます。

何を隠そう管理人自身、諸々の理由で20代の時に転職を4回する機会に直面しましたが毎回2か月以内に新しい仕事を見つけております。

ただし、いくら20代の転職・再就職は難しくない、とはいっても正しい知識を持ってきちんとした準備をしないと苦戦するのも事実。特に令和不況が本格化している今日ではなおさら。

こんな話を聞くと気持ちがナーバスになるかもしれませんがご安心ください。

というのもこのページでは4度の転職を成功させている管理人が20代のあなたが転職・再就職を実現するために絶対に念頭に置くべきポイントについて公開しております。

内容に目を通せば20代の転職並びに再就職のリアルや新天地探しにおけるNG行為まで分かります。

  1. 20代の転職は不利なのか?
    1. 1回目なら大きな問題はない
    2. 短期離職はマイナス評価になるのは事実
    3. 3回目以降の転職は明らかにマイナス
    4. 離職期間が長いと正社員は厳しい
  2. 再就職(転職)を20代の間に行うべき5つの理由
    1. 若さというポテンシャルが評価される
    2. 未経験職種への挑戦も可能
    3. 色々な就職支援サービスを使える
    4. 第2新卒や公務員試験も使える
    5. キャリアアップも狙える
  3. 転職をする際の注意点
    1. 正社員にはこだわるべきである
    2. 前職(現職)よりも給料が下がるのがほとんど
    3. 中途になると試用期間の解雇もある
    4. ブラック企業には入ると人生が詰む
    5. 過剰な高望みはしないようにする
    6. 不用意な職種変更は絶対にNG
    7. 今の会社を辞めずに転職活動をしよう
  4. 年齢別転職のポイント
    1. 24歳以下
    2. 25歳~27歳
    3. 28歳以上
  5. 再就職を成功させるコツ
    1. 面接官が納得できる転職理由を用意する
    2. 会社の利益に繋がる事をアピールする
    3. 一人で就職活動に取り組まない
  6. 便利な相談サービス
    1. ハローワーク
    2. 転職エージェント
    3. 就職支付きのスクール
  7. なかなか再就職がうまくいかない20代の4つの特徴
    1. ネガティブな人
    2. 理想が高くて完璧な職場を求める人
    3. プライドが高くて生意気な人
    4. 他責な理由で仕事を探している人
  8. 30歳までに新天地を決めないのはやばい
    1. 30代になると書類選考が通りにくくなる
    2. 30代は即戦力しか採用されない
    3. 30代以降のキャリアアップはレア
  9. 絶対に後悔するNGな再就職(転職)パターン
    1. 前職(現職)に対する不満からの転職
    2. キャリアビジョンのない転職
    3. 職場の人間関係が理由の転職
  10. ここまでの内容のまとめ

20代の転職は不利なのか?

20代の転職は不利になるのか?
いざ転職を考える際に20代で転職することが不利になるのか否かって気になりますよね。そこで20代で転職をすることがどのように評価されるのか、という点についてご紹介します。

1回目なら大きな問題はない

まず初めに結論を申し上げますと20代の転職は1回目の転職であれば大して不利になりません。

なぜなら、今日では新卒入社した人間の3人に一人が3年以内にやめるというデータもあるため20代の転職は割と当たり前の時代になっているためです。

そのため、1回目の転職であれば大きな不利にはならないケースが多い、というのが実情です。

実際管理人は現在所属している会社で一次面接の面接官をよく担当しますが、20代の1回目の転職であれば致命的なマイナスポイントにはしていません。

短期離職はマイナス評価になるのは事実

20代の転職は若さという労働市場において高い評価を受けるポイントを持っている以上、原則として30代・40代の転職より有利です。

しかし、例外的に短期離職になる場合はマイナスポイントになります。そもそも短期離職というのは所属している企業を2年以内に辞めるケースが該当します。

なぜなら、短期離職をした人材というのは「根性がない人」や「我慢が出来ない人」として見られるのでどうしても印象が悪くなります。

特に所属している企業での在籍期間が1年以内の状態で転職をする場合は転職先の面接で理由を厳しく聞かれる可能性が高いです。

3回目以降の転職は明らかにマイナス

これは管理人の経験になりますが、20代で転職の回数が2回を超えると書類落ちが増えます。

なぜなら、20代で2回転職をすると1社あたりの平均的な在籍期間は通常3年を切る事になり「仕事が続かない人」という印象を与えるためです。

実際、管理人の早稲田大学時代の知人で大手の電機メーカーで人事をしている人に話を聞いたところ、20代で2回以上の転職をしている人は書類で落とす、とのことでした。

そこで仮にあなたが既に2回の転職をしているのでしたら3回目の転職には苦戦をすることを覚悟する事をおすすめします。

離職期間が長いと正社員は厳しい

20代は若さがあるとはいえ、離職期間が半年を超えると正社員として再就職できる確率はガックと下がります。

なぜなら、離職期間というのは仕事をしていないので業務スキルが落ちていると思われるので再就職で不利です。

しかも半年を超える期間働いていない場合、「体を壊したのかなぁ?」とか「働く意欲がないのではないのか?」と色眼鏡で見られます。

結果として書類落ちが増えますし、「正社員として雇うにはリスクがある」とみられて採用時の雇用形態は契約社員を提示されたりします。

再就職(転職)を20代の間に行うべき5つの理由

新天地探しは30歳未満のうちがベスト
転職先や再就職先を探すのは大変ですが、新しい職場を探しているのでしたら絶対に20代の間に動くのが無難です。20代の間に転職・再就職を目指した方が良い理由についてはこれから5つご紹介します。

若さというポテンシャルが評価される

実は日本の社会において20代の間は若さという可能性で就職先を探しやすいです。

事実、20代であれば未経験歓迎の募集枠や第2新卒というポテンシャル枠で転職や再就職を狙う事が出来ます。

現に管理人の友人にはフリーター歴が4年ありながらも20代の特権を使ってポテンシャル採用で東証一部上場企業に入社した人もいます。

一方で30代以降になれば社会人になってから積み上げてきたスキルや実績が無ければ転職は基本的には出来ません。理由は20代と違って潜在能力ではなく、これまでの実績が転職や再就職の結果を決めるためです。

まとめると、将来性を買ってもらえる20代の新天地探しは30代・40代の転職・再就職よりも難易度が低いのです。

未経験職種への挑戦も可能

基本的に30代以降になれば未経験の職種への転職や再就職は難しいですが、20代の間であれば未経験の職種に挑戦するのも簡単です。

特にIT業界は顕著でして20代であれば未経験枠があり、スキルが無くても入社後にOJTで育成してもらえたりもします。

実際、管理人もWEB業界の経験は25歳までありませんでしたが、25歳の時に将来性を買っていただき非正規とは言え育成枠でWEB系のベンチャー企業に入社出来ましたし。

一方で30代になれば未経験職種への求人枠はおろか、キャリアチェンジも難しくなります。理由はシンプルで若さがもうないので育成枠として採用されることはほぼないからです。

未経験枠での入社も狙える以上、20代の転職・再就職には大きなチャンスがあるといえます。

色々な就職支援サービスを使える

実は20代の間であれば転職・再就職をサポートしてくれる転職エージェントや就職エージェントが色々とあります。

例えばDYM転職であれば29歳以下であれば無料で就職先を紹介してくれます。それにスキルアップから就業支援まで一貫してくれるパーソルテクノロジースタッフのU29のようなサービスも20代の間であれば無料で使えます。

逆に30歳以降になると無料で使える就職エージェントや職業訓練校は激減します。

理由はシンプルで多くの就職エージェントや職業訓練校は29歳以下という年齢制限を設けているためです。

そのため、29歳以下という就職支援サービスの年齢制限を考えると色々な支援を受けられる20代の間は格好の転職時期と言えます。

第2新卒や公務員試験も使える

民間企業への再就職や転職に加えて第2新卒や公務員試験に挑戦できるのも20代の特権です。

まず前者の第2新卒というのは社会人経験が3年未満の社会人を対象にした採用枠です。一般的な転職・再就職と異なり、第2新卒枠ならば新卒の採用枠と同様に入社後に社内研修を通して育ててもらえます。

そして後者の公務員試験に関しても20代であれば毎年受ける事が出来ます。当然、無事に筆記試験を通過して面接にも通過すれば公務員という安定した仕事に付けます。

キャリアアップも狙える

一般的に転職や再就職をする際には前職よりも給料が下がる事がほとんどです。しかし、20代であれば転職で大きく収入アップとキャリアアップを実現することが出来ます。

例えば管理人の知人の場合、新卒の就職活動で失敗をしてブラックなIT企業に就職をしました。しかし、そこで必死に働いたところ、外資系の大手システム会社に転職が出来るまでにスキルを伸ばし年収も1.5倍に増やせました。

社会人になった後の頑張り次第では収入もキャリアも大きく上げるチャンスがあるのは20代の転職ならではの持ち味と言えます。

転職をする際の注意点

注意点
次に20代のあなたが転職・再就職をする際に絶対に念頭に置いておきたい7つの注意点をご紹介します。

正社員にはこだわるべきである

実は再就職であろうと転職であろうと雇用契約は正社員にこだわった方が良いです。なぜなら、契約社員や派遣社員といった非正規雇用者に一度なると正社員になれずに不安定な働き方をせざるを得ない恐れがあるからです。

実際、今の日本の労働市場では一度非正規雇用者になる正社員になるのは難しいです。理由はシンプルで多くの企業の人事担当者は非正規雇用者に対してネガティブな印象を持っているので非正規歴は職務経歴として評価されないからです。

現に管理人も非正規人生を脱却するのに4年かかった事実があるくらいですしね。管理人の話はさておき、会社員として働き続ける意思があるのでしたら再就職であれ転職であれ新天地の雇用形態は正社員にこだわるのが無難です。

ずっと非正規として働くとどうなるかについては以下のページでまとめております。
一生期間雇用を続けるとどうなるのか?

前職(現職)よりも給料が下がるのがほとんど

基本的に再就職であれ転職であれ職場を変えると給料が下がる可能性があります。

事実、リクルートワークスの全国就業実態パネル調査2020データ集【全国版】によると転職1年目で収入が10%以上上がった人は31.5%ですが、10%以上下がった人は41.3%でした。

もちろんキャリアやスキルが評価されて年収が大幅に上がるケースがあるのは事実です。それに働いていた企業がブラック企業の場合は転職をすれば給料は上がるでしょう。

しかし、スキルや経歴がパッとしない20代が転職や再就職を考えると給料は下がる可能性が高いことは押さえておきましょう。

中途になると試用期間の解雇もある

新天地に移った後に気を付けたいのが試用期間という存在です。そもそも試用期間というのは新しく入社したメンバーを本採用するに値するかを確かめる期間です。

期間は企業によって変わりますが、管理人が所属していた企業では3カ月~6カ月が多かったです。試用期間中は本採用になっていない上、解雇のハードルは低いです。

そのため、中途で入社した企業で期待通りのパフォーマンスが出ない場合は試用期間で契約を打ち切られる可能性もあります。恥ずかしい話、管理人も打ち切られかけた経験があります。

管理人の話はさておき、新しい職場に移ると試用期間が発生する点は押さえておきたいですね。

ブラック企業には入ると人生が詰む

20代のあなたにお伝えしたいのは再就職であれ、転職であれブラック企業に入社をしてはいけません。

なぜ、ブラック企業に入社をしてはいけないかというとブラック企業に入社をすると以下のような末路があるためです。

  • 頑張って働いても貯金が出来ない
  • 働き続けると高確率で体調を崩す
  • 性格の悪い同僚に虐められて追い出される

どれにあたるかは人それぞれですが、少なくとも幸せな未来は期待できません。そのため、労働法を守らない企業やあまりに賃金が安すぎる会社を新天地に選ぶのは止めましょう。

過剰な高望みはしないようにする

絶対にブラック企業を再就職先や転職先に選ぶべきではありませんが、条件面で高望みをしすぎるのはNGです。

なぜなら、再就職であれ転職であれ職探しの際には市場原理が動くからです。

例えば20代のあなたが年収500万円を求める場合は企業側に「年収500万円を払う価値がある人材だ」と思われる必要があります。無事に「彼に500万円は安い」と思われれば無事に内定がもらえますし540万円程度の年収も提示されるかもしれません。

一方で年収280万円が妥当な人材が年収400万円前後の求人案件に応募すると基本的には落ちます。理由は労働市場の相場からすると割高だからです。

要するに20代のあなたが新天地を探す際にはあなたの市場価値を理解し、身の丈に合った条件を求めるのが無難です。

不用意な職種変更は絶対にNG

先ほど20代の間であれば職種を変える事も可能と言いましたが安易な職種チェンジはおすすめしません。

理由は職種を変えるとこれまでのキャリアがリセットされるためです。

例えば20代で大学卒業後5年ほど営業をやっていた人がいたとします。彼が営業に嫌気が指して経理職を目指したとします。

運がよく経理職の未経験枠を募集している企業の内定を獲得出来れば理想的な転職です。

しかし、経理経験はゼロになるので内定が取れても年収は下がるでしょう。それに入社後には一から経理の仕事を学ばなけばいけないので本当に大変です。

よほど興味が深い職種があるのでしたらチャレンジする価値がありますが、安易なジョブチェンジをするとこれまでのキャリアを溝に捨てる事になるので注意が必要です。

今の会社を辞めずに転職活動をしよう

転職・再就職を目指す際には今の会社を辞めずに新天地を探すのが無難です。

なぜなら、一度仕事をやめてしまうと無職、という経歴になるので内定をもらった際の条件交渉で不利になるためです。

それに仕事を辞めて無職の状態で新天地探しをすると「最初に内定をくれた会社に入る」という無謀な選択をする恐れもあります。

逆に現職で働きながら新天地を探す際は経済的な不安を抱えなくて良いのでじっくりと入社先を吟味する余裕も生まれます。

そのため、20代のあなたが新天地を探すのでしたら今の職場を辞めずに探すことをおすすめします。

年齢別転職のポイント

年代別の20代の新天地探しのコツ
一口に20代といっても20歳~29歳と幅がありますし、具体的な年齢次第で転職・再就職で成功しやすい方法が変わります。そこで20代前半、20代中盤、20代後半という3つの年齢層別におすすめの新天地探しの方法をご紹介します。

24歳以下

最初にご紹介するのは24歳以下という20代前半のケース。20代前半であれば若さがある事に加えて第2新卒という枠を利用できますので迷うことなく第2新卒を利用しましょう。

第2新卒であれば未経験職種にもチャレンジが出来ることに加えて、即戦力ではなくても「伸びしろ」が評価されれば内定獲得が期待できます。

25歳~27歳

20代の中盤に相当する25歳~27歳のケースでは30代以降でも評価されるスキルや職務経験を積める環境を探すのが無難。

というのも30代以降になると20代で培ったスキルや経験をベースに新天地を探すことになります。つまり、20代の間で腰を添えて働いて何かしらのキャリアを築き上げないと30代以降の新天地探しは悲惨な結果になります。

そのため、25歳~27歳という時期に転職・再就職をするのでしたら30代以降にも評価されるスキルや経歴を積み上げる職場を選ぶのが外さない選択になります。

28歳以上

20代の終盤は30代以降のキャリア計画の実現に繋がる転職先を探すことをおすすめします。

まずそもそもの話になりますが、30代になるとキャリアをゼロから築き上げるチャンスはほぼなくなります。理由は30歳以降になると今後の伸びしろではなく、これまでのキャリアの積み重ねがその人の労働市場の価値になるためです。

つまり、キャリアがない中で新しい世界に挑戦できる挑戦権の期限は事実上、30歳までという形になります。実際、公務員試験も30歳が年齢制限になっているケースが多いですしね。

そのため、職種の変更や雇用形態の変更を希望しているのでしたら最後のチャンスだと思ってチャレンジしたいですね。

ちなみに管理人自身、20代最後の年に「非正規脱却」を夢見て転職活動に取り組み、キャリア計画通りに正社員になった過去があります。

要するに20代の終盤であればこれまでのキャリアをやり直すチャンスがまだまだあるので人生で本当に重要なタイミングになります。

再就職を成功させるコツ

再就職を成功させるポイント
20代であれば再就職も転職もしやすいといっても対策をしないと確実に失敗します。特に転職ではなく、一度仕事を辞めて再度就職先を探す再就職ならなおささら。

そこでここでは20代のあなたが再就職や転職を実現するために気を配っておきたい3つのポイントをご紹介します。

面接官が納得できる転職理由を用意する

転職であれ、再就職であれ面接官が納得する理由の有無は結果を大きく分けます。なぜなら、転職活動であれ再就職を目指す就職活動であれ基本的には志望動機と現職の離職動機を聞かれるためです。

転職理由や企業への志望理由があいまいだと「この人はうちに入ってもまた辞めるのでは?」と思われてなかなか内定が獲得できません。

そのため、嘘にならない範囲で面接官が納得したり、共感できる理由を用意することをおすすめします。

会社の利益に繋がる事をアピールする

これはここだけの話になりますが、新天地探しの本質は営業です。なぜなら、企業は自社の発展のために人を雇う以上、「この人を雇えば会社が発展する」と思わせるか否かが勝敗を分けるためです。

当たり前ですが、「この人を雇えば会社が発展する、会社の利益が増える」と思われれば内定獲得はほぼ決まります。

そのため、職務経歴書や面接といった選考に関連するすべてのフェーズにおいて「受ける企業の利益に繋がる事」が伝わるように心がけましょう。

管理人自身、転職活動や再就職探しの本質は「自分という商品を売る営業活動である」と悟ってから勝率が格段に上がりました。

一人で就職活動に取り組まない

管理人としては就職活動や転職活動には協力者を募る事をおすすめします。

なぜなら、一人で就職活動に取り組んでいると致命的な問題点に気づかないケースが多いためです。

例えば職務経歴書を書く際に明らかに書き方が不自然なケースでは書類選考の通過率が下がります。考えてみれば当たり前ですが、自分では自分の問題点にはなかなか気づきません。

一方で職務経歴書を他人に見てもらえば問題点を指摘してもらえるので気づくことが出来ます。そのため、就職活動や転職活動で結果を出したいのでしたら協力者を見つけて協力してもらうことをおすすめします。

便利な相談サービス

便利な転職相談サービス
日本には20代の転職・再就職の相談に乗ってくれたり、新天地探しのサポートをしてくれる機関がいくつもあります。知っているか知らないかで結果が大きく変わりますので管理人も利用したことがある3つの主なサポート機関をこれからご紹介します。

ハローワーク

最初にご紹介するのはハローワークです。ハローワークに通えば人材を募集している企業の求人票がたくさんあります。

それにハローワークには職業相談も受け付けており、仕事探しに関するアドバイスをもらえますし履歴書などの添削もしてもらえます。

利用にお金もかかりませんので新天地探しをしているのでしたら試しに足を運んでみるとよいでしょう。

転職エージェント

2つ目にご紹介するのは転職エージェントです。

転職エージェントが何者かを考えるために簡単に転職エージェントのビジネスモデルを紹介します。

転職エージェントは仕事を探している求職者と企業を結び付ける仲介業者です。求職者にはエージェントが提携している企業を紹介し、企業側にはエージェントが抱えている求職者の中から企業に合いそうな人材を紹介します。

つまり、転職エージェントを利用すればあなたが受かりそうな企業を何社も紹介してもらえるのです。それに20代であれば未経験者歓迎の求人まで紹介してもらえることがあります。

ハローワークと同様に利用にはお金がかかりませんので再就職先や転職先を探しているのでしたら使わない手はありません。

就職支付きのスクール

3つ目にご紹介する転職・再就職に役立つサポート期間は就職支援付きのスクールです。

そもそも就職支援スクールとは何かというとスキルアップの支援から就職先探しまで支援してくれるスキルアップ養成所と就職支援機関を足して2で割った学校です。

この就職支援付きのスクールには無料のものと有料のものがあり、無料のスクールならばお金を使わずに利用が出来ます。そして代表的な無料スクールと有料スクールの名前については以下にてまとめてみました。

無料スクール有料スクール
GEEK JOBDMM WEBCAMP
Pro Engineerテックキャンプ エンジニア転職
無料PHPスクールTechAcademy Pro

就職支援付きのスクールの中には就職・転職の成功保証を付けておりますので本気で再就職や転職を目指すのでしたら利用したいですね。

なかなか再就職がうまくいかない20代の4つの特徴

仕事探しに苦戦する4つのパターン
次に再就職がなかなかうまくいかない20代に見られる4つの特徴をご紹介します。あなたに該当する項目がないか是非確認してみてくださいね。

ネガティブな人

実はネガティブな20代は24歳以下で第2新卒枠を使える若手であってもなかなか再就職はうまくいきません。

なぜならネガティブな考えをする20代は考え方が後ろ向きであり、見た目も暗い空気があり、多くの企業は「欲しい」と思うことはないからです。

それにそもそもの話になりますが、企業が20代の若手を雇う理由の1つに社内の活性化があります。若くてバイタリティーがある人であれば入社後に社内に新しい風を作ってくれますが、ネガティブな人を入れても社内の活性化は実現しません。

そのため、20代であるにもかかわらず若さの魅力の1つである前向きさがないネガティブ人材は仕事探しに苦戦することはほぼ必須。

理想が高くて完璧な職場を求める人

20代に限った話ではありませんが、完璧な職場を求める人はなかなか再就職がうまくいきません。

完璧な職場を求める20代にありがちなケースとしては以下の全てを満たす企業を探すことがあげられます。

  1. 給料は同年代の1.5倍以上
  2. 残業はほぼゼロ
  3. 職場の環境はアットホーム
  4. 研修制度が充実している
  5. 先輩はみんな優しい
  6. 有給の取得率は100%
  7. やりがいのある仕事に取り組める

もちろん、1~7の全てを満たしている職場に再就職出来れば理想的ですが、よほど優秀な20代でないと内定を取るのは難しいです。

完璧な職場の入社難易度は非常に高い以上、本気に再就職をしたいのでしたら理想の職場を追い求めず「手が打てる条件」で企業を探すのが良いでしょう。

プライドが高くて生意気な人

管理人自身、部署の一次面接をよく担当するので思いますが生意気な20代は面接ウケが悪いです。

理由は転職であれ再就職であれ、20代で新天地を探す場合は原則として下っ端として入社します。つまり、「この子を育てたい」とか「私の部下にしたい」という感情的な好感が持たれないとなかなか採用はされません。

管理人自身全くかわいげのない生意気な20代だったのであまり大きなことは言えませんが、生意気でツーンとした態度をしている人は再就職であれ転職であれ苦戦します。内定を取るためにも面接の短い時間くらいは素直な人間を装いましょう。

他責な理由で仕事を探している人

他責な理由で新天地探しをしている20代はなかなか転職であれ再就職であれうまくいきません。

そもそも他責な理由というのは、「前の会社がだめだった」とか「上司や同僚が悪い」という形で新天地探しに取り組んでいるのを自分以外の何かのせいにすることを指します。

他責な理由での転職活動や再就職先がNGな理由としては面接官としては基本的に共感が出来ないためです。

それに前職や現職の事を悪く言う人材に対しては「なんかあったらうちの悪口も言うんだろう・・・」と思うもの。

企業としては前向きに働いてくれる人材を求めている以上、他責な理由で新天地を探している求職者はどうしても印象が悪くなる点は知っておきましょう。

30歳までに新天地を決めないのはやばい

30歳までに新天地が見つからないのはやばい
新天地探しに興味がある20代のあなたは30歳になるまでに新しい職場に移る事をおすすめしたいです。20代の間に新天地を見つけたほうが良い主な3つの理由についてこれからご紹介します。

30代になると書類選考が通りにくくなる

当ページの中で何度もご紹介しましたが30代になると転職ではポテンシャルよりもこれまでの職務経歴が重視されます。

そのため、書類選考の段階で十分な職務経歴やスキルがないと判断された場合は面接に呼ばれず書類選考で落選します。

管理人の経験上でも29歳と30歳で明らかに書類通過率に差があったので、30代の書類選考の通過難易度は20代とは比べ物にならない、と言えます。

30代は即戦力しか採用されない

20代と異なり、30代の転職の場合は入社して即戦力になってくれるかどうかが採用の決め手になります。

つまり、即戦力として採用されるスキルなり資格を持っている人材は比較的簡単に再就職が成功する反面、武器がない人材は採用されません。

実際、管理人の知人の30代の中で人に誇れるスキルや資格がない人の多くは転職したくても出来ずに現職で嫌々働いています。他の会社に移りたいのに今の会社にしがみつくしかない・・・、というのはあまり気持ち良いものではありません。

半面、20代であれば即戦力でなくとも採用されることがありますので手に職となるスキルや資格がないのでしたら30代になる前に新天地を見つけるのが無難です。

30代以降のキャリアアップはレア

転職や再就職の目的の1つにキャリアアップの実現があると思います。しかし、20代ならいざ知らず、30代の場合はこれまでのキャリアをもとに転職や再就職に取り組む以上、大きなキャリアアップは期待できません。

例えば20代の大半を非正規雇用で過ごしていた場合、30代で正社員の求人を探してもなかなか見つかりません。それに賃金に関しても20代のキャリアがパッとしないと大幅上昇もまず見込めません。

一方で20代であればキャリアが無くても若さを無事に転職できるケースがありますし、キャリアチェンジを目指す事も可能です。

絶対に後悔するNGな再就職(転職)パターン

絶対に後悔する転職のパターン
管理人は4回の転職をしている以上、NGな転職とGoodな転職については下手な転職エージェントのアドバイザーよりも詳しいです。正直、転職の中には明らかにキャリアの汚点になる転職もありました。

私の話はさておき、あなたにはキャリアの汚点になる転職をしてもらいたくないのでここでは出来れば避けたいNGな転職のパターンを3つご紹介します。

前職(現職)に対する不満からの転職

最初にご紹介するNGな転職は現状の不満から新しい職場を探すタイプです。代表的な理由としては以下のようなものがあります。

  • もっとやりがいのある仕事をしたい
  • 職場が今の家から遠いのがつらい
  • 朝早いからいやだ
  • 有給が取れないからいやだ
  • ノルマがきつすぎるので辞めたい

管理人も何度も転職しているので人の事は言えませんが、今の職場への不満を発端に新しい職場を探すと後悔をします。なぜなら、次に移る環境は今の職場よりもひどい可能性もあるためです。

そのため、「月収100万円貰ってでもこの会社では働きたくない」と思えるレベルの不満ではなければ現職への不満を発端とした転職は控える事をおすすめします。

キャリアビジョンのない転職

2つ目のポイントとしてはキャリアビジョンに即さない転職は絶対にしない事をおすすめします。

そもそもキャリアビジョンに即した転職というのは、○○を身に付けたい、○○をやりたい、といったキャリアで実現したいことをベースに転職先を探すことを指します。

具体的には「WEBマーケティングのスキルを身に付けたいので、年収が下がってでも未経験歓迎のWEBマーケティングの専門会社に移る」なんてケースの転職が該当します。

逆にキャリアビジョンに即さない転職というのは「今よりも給料が良いから」とか「今よりも休みが多いから」といった目先の条件をベースにした転職です。

目先の条件を重視した転職も悪くはありませんが、転職をするとゼロから人間関係を構築したり、ゼロから仕事のやり方を覚えなくてはいけないので大変です。

それに働きが悪いと試用期間で解雇されるリスクもある以上、よほどの好条件でなければリスク・リターンに優れたお得な転職にはなりません。

職場の人間関係が理由の転職

絶対にやってはいけない転職の1つが人間関係をベースにした転職です。よくあるケースは今の上司が嫌いだからといった直属の上司に対する不満を発端とした転職です。

実際、管理人も上司への不満が理由で転職をしたことがありますが、不思議なことで転職先でも面倒で嫌な上司に巡りあいましたね。実際、転職した後に「前の上司の方がまだましだったなぁ・・・」と思ったりもしたものです。

要するに何が言いたいかというと、人間関係を発端として転職をしても次の職場が良い人ばかりとは限らない、という点です。

過剰なセクハラ・パワハラを受けているのでしたら別ですが「あいつが嫌い・・・」くらいの嫌悪感で職場を変えるのはおすすめしません。

ここまでの内容のまとめ

このページのまとめ
このページでは20代で再就職や転職を実現するために知っておきたいポイントをご紹介してきました。最後に今回ご紹介した内容の整理のためにこのページでご紹介した内容の中で特に重要なポイントを一覧にしてみましたのでご覧ください。

  1. 30代になると再就職のハードルは格段に上がる
  2. 20代の1回目の転職は大きなマイナスにならない
  3. 29歳までならキャリアチェンジのチャンスもある
  4. 20代であれば就職支援サービスや公務員試験も使える
  5. 転職であれ再就職であれ正社員にこだわるのが無難
  6. 可能であれば現職を辞めずに新天地を探すべき
  7. 面接官が納得できる転職理由を用意すれば勝率が上がる
  8. 転職活動や再就職探しの本質は自分を売る営業である

1~8のどれも大切ですが、特に重要なのが2の「20代の1回目の転職は大きなマイナスにならない」という点と8の「転職活動や再就職探しの本質は自分を売る営業である」という点。

今取り上げた2つを意識し、前向きな気持ちをもちながら転職活動や再就職先を探せばきっとポジティブな結果が出るはずです。あなたの朗報を応援しております。

最後にこのページと共に目を通しておきたい内容をご紹介しているページを取り上げてこのページを終えます。
20代の無職が這い上がる方法とは?
なかなか再就職がうまくいかない理由

手に職をつけるぜナビ~おすすめの仕事と持つと強い資格のまとめ