近頃、フリーランスやニートという言葉が浸透してきましたが、両者の違いをご存知でしょうか。
管理人の感覚では両者を混合している人は少なくないように思えます。現にYahoo知恵袋をはじめとしたネット上にある質問サイトを見ると、
- 「フリーランスはニートと一緒ですか?」
- 「無職の私が個人事業主になれますか?」
- 「フリーランスの彼に就職をしてほしい」
といった質問や感想が多く見られます。
そこでこの記事ではニート経験とフリーランス経験の両方がある管理人が両者の違いと相違点についてこれからご紹介していきます。
ニートとフリーランスの共通点
フリーランサーとニートは全く別物ですが、共通点はいくつもあります。中でもこれから取り上げる3つ両者の代表的な共通点になるのでぜひチェックしてください。
- どちらも時間に自由がある
- 自宅に引きこもれる
- スマホやPCを毎日いじる
それぞれについて見ていきましょう。
どちらも時間に自由がある
ニートもフリーランスも会社員のように会社に忠誠を誓う必要はありません。
現にフリーランスの場合は仕事の納期さえ守れば、働く時間も休みも自分で決められます。スキルのある人なら仕事も自分で選べます。
正社員のように出社時間や休みが決められていて休みたいときに休めないという制約も基本的にはありません。
しかも馬が合わない人と無理に仕事する必要もなく、遅くまで会社の飲み会に付き合う必要もありません。
このようにニートもフリーランスも会社にとらわれないので、理不尽な扱いに無理に耐える必要がないという大きな共通点があるのです。
自宅に引きこもれる
ニートはもちろんですが、フリーランスも会社員と違って出社の必要がありません。
そのため、フリーランスとして働くことが出来れば
- 家に居ながらにして仕事が出来る
- 出社の必要がない
- 定時に縛られず仕事ができる
というメリットがあります。この生活リズムと生活場所を会社に指定されないのはフリーランサーと無職者の大きな共通点になるので要チェックです。
スマホやPCを毎日いじる
実はニートもフリーランスもだいたい一日中パソコンやスマホをいじっています。
まず前者のニートに関してはネットゲームや2チャンネルをはじめとした掲示板サイトを毎日見て時間をつぶしているでしょう。現に管理人も無職時代は重度の2ちゃんねらーでした。
その一方でフリーランスもお客さんから毎日メールやチャットが来ますので常にスマホ・PCをチェックする必要があります。
それに請求書の発行やお客さんに出すための資料を作る時には「カタカタ」とカフェなどでパソコンを打つことになります。
その結果として無職の引きこもりのように一日の大半をスマホやPCと格闘することになることも少なくありません。
両者には決定的な違いが3つある
これまで見てきましたようにニートとフリーランスのライフスタイルはそこまで大きく変わりません。
しかし、両者が全く同類かというとそんなことはありません。
自立か依存かの違い
これは当たり前かもしれませんが、ニートは無収入であるので生活費は全て親に依存しております。その一方でフリーランスは収入を自分で得て自分の生活費は自分で稼いでおります。
この親のすねをかじっている甘ちゃんと自活しているフリーランスには決定的な差があるのでぜひとも押さえておきたいですね。
スキルを持つものと持たないもの
加えてフリーランスとして生きていく際の大前提として自分のスキルを活かして生計を立てられるのか?、という点があります。
つまり、逆を言えばお金を稼げるスキルを身に付けて生活できるだけの所得を稼いでしまえばたとえ引きこもりのような生活をしていてもフリーランスに該当します。
そのため、今が無職の引きこもりであっても稼ぐ力を身に付ければ無職から脱却ができるのです。
社会の中での評価の違い
これまでの日本では会社員にならないと負け組みとみられていました。
しかし、その評価がフリーランスに関してはある程度覆っております。
現に無職の引きこもりではクレジットカードや家を借りる審査にほぼ確実に落ちますが、フリーランサーの場合は収入次第では問題なくクレジットカードの審査も家を借りる際の審査も通ります。
しかも組織に所属せずフリーとして生きている人を「かっこいい人、強い人、仕事が出来る人」と見る人も一定数おりますのでフリーランスでいること自体がマイナスに見られることは減りました。
その一方でニートはというと、「親のすねかじり、無職のダメ人間」と見らえるので社会的な評価も最低です。
このように世間からの評価においてはフリーランスと無職の引きこもりでは明らかな差がある点は押さえておきたいですね。
努力してフリーになろう
これまで取り上げましたようにフリーランスとニートは似ていながらも明らかな違いがあります。
そして明らかな相違点の中で特に際立つのが収入の有無。要するに一方は自分でお金を稼いでいる自立している人であり、もう一方は自立とは無縁の両親に依存をしている甘ちゃんです。
そのため、両者を「正社員でない人」として同じようにアウトローな生き方だと捉える世間の風潮には管理人自身は同意できません。
ただし、1つだけ言えることは現在実家で引きこもっている無職者は正社員として企業に就職をすることよりもフリーランスとして一人で食べていけることを目指した方が良いという点です。
なぜなら、正社員になると時間を拘束されるので休日以外は家でゴロゴロはできませんので今の生活を大きく変えなければいけないのでかなりしんどいからです。
その一方でフリーランサーになれば仕事さえきちんとこなせば法律に触れない限りは何をやっても特に大きな問題はありません。
この点を考えると現在ニートをしているのでしたらフリーランスを目指して個人で仕事が取れるように手に職を磨くのが最適な人生選択といえるでしょう。
身に付ければフリーランスとして独立も可能になる手に職の一例については以下のページで特集しているのでぜひご覧くださいませ。