無職の人の転職が難しい理由と再就職のコツを大公開

転職が決まらない
  • 「転職活動を頑張っているけれどもなかなか決まらない」
  • 「無職なのに転職先が決まらずお金も底を尽きそうで不安……」

なかなか転職先が決まらないと不安になりますよね。特に無職状態からの転職活動では余計に焦ってしまいます

仕事をしていないことは世間一般ではマイナスに見られる以上、無職からの転職活動はただでさえ不利になりがちです。しかし、不利なポイントをわかった上でそれをカバーする方法はあります。

そこで今回は、

  • 無職から転職が困難な理由
  • 転職活動に疲れたときのストレス対処法
  • 転職先が決まらないときに活用すべきツール
  • 無職からの転職に役立つおすすめのスキルや資格

これらについてお話しします。

無職のまま転職先が見つからず焦っている人は休憩がてら読んでみてください。

無職から転職が困難になる5つの理由

無職からの仕事探しが難しい理由
無職から転職が不利なことはなんとなくわかっているけれども、実際なぜ困難なのでしょうか。

単に無職だからというだけではなく、採用側にもそれなりに落とす理由があるのです。無職のデメリットがわかれば、どこをカバーすれば良いのか明確になりますよね。

ここでは具体的な理由を5つお話しします。

すぐに辞めそうだと思われる

無職の人は採用担当者からすぐに辞めそうだと思われがちです。

なんらかの理由で3ヶ月以内に仕事を辞めていたり、職場を転々としていたりすることが多いからですね。

会社としては、長く働き続けてくれる人を優先的に採用したいものです。特別なスキルもなく、根性がなさそうで、仕事の続かなそうな無職の人を雇う理由がないのです。

一人採用するだけでも面接や入社手続き、研修など、相当なコストがかかるからですね。金額にして100万円ともいわれています。

すぐに辞めそうな無職の人よりも、これから頑張ってくれそうな転職者を採りたいというのが採用側の本音です。そのため、無職だとなかなか転職先が決まらないと言えます。

仕事の意欲が無いとみなされる

仕事の意欲が無いとみなされがちなのも無職の人の特徴です。

働く意欲があれば、アルバイトや派遣など何かしら仕事をしているはずだと捉えられるんですね。そういう意味では本当の無職はアルバイトや派遣以上に不利になります。

無職なら今のうちにアルバイトでも派遣でも良いので仕事をすることから始めた方が、転職先が決まりやすくなるでしょう。

実務経験が少なく使い勝手が悪い

年齢的には新卒でも無いのに実務経験が少ないと、採用側としては非常に使い勝手が悪いです。

転職者でも新卒並みに教育コストがかかり、即戦力にならないからですね。それなら若くて長く働いてくれそうな新卒社員を採用した方がいいことになります。

スキルも資格もない転職者に教えても若い人より飲み込みが遅い上、年下の上司が年上の部下に教えることになるため、就職した本人がプライドを傷つけられるパターンも多いです。

会社と転職者の両方にやりづらさがあるため、無職の転職はなかなか決まらないのです。

若い新卒者や経験者に負ける

無職の転職者は新卒や実務経験の豊富な転職者と比べると圧倒的に不利です。

会社からすれば、はっきり言って無職の人間より若い新卒者や実務経験のある人の方が魅力的ですからね。

例えば新卒者の方が一括採用をすること絵採用コストを抑えやすくなります。転職者の方が圧倒的にコストはかかるんですね。

加えて実務経験のある即戦力になれる転職者と比べると、研修の必要があったり任せられる仕事が限られてしまったりと使いづらい人材になります。

採用側の目線で見れば当たり前の優先順位があるから、無職だと転職先がなかなか決まらないのです。

失業者が再就職を成功させるコツ

暗い印象に見られてしまう

無職の人は暗い印象に見られがちです。

無職な自分を卑屈に感じていたり、何度も落とされることが続いてしまったりして負のオーラが漂ってしまいがちだからです。

第一印象が大事になる就職面接において、これはかなり致命的です。

ただでさえ無職というだけでマイナスポイントが多いのに、最初からマイナススタートになっては受かるものも受かりません。

いつまで経っても転職先が決まらないので無職のままになります。

次のストレス対処法などを活用して、気持ちをリセットしていきましょう。

転職活動に疲れたときのストレス対処法3選

疲れた時のストレス解消法
既に転職活動に疲れてしまっている人も多いでしょう。特に転職先がなかなか決まらず無職のままでは焦ってストレスになります。

疲れた心を癒すストレス対処法を3つご紹介します。
転職活動中でも比較的やりやすい、簡単で短時間でできるものばかりなのでぜひお試しください。

外に出て散歩をする

ストレス解消法の基本であり、隙間時間でも簡単にできるのが外に出て散歩をすることです。

外に出て光を浴びている方が、暗い気持ちも明るくなります。

コロナの影響で仕方ないとはいえ、自宅に引きこもっている時間が長くなると、鬱のような状態になりやすいです。

例えば転職の面接前にゆったり外を歩くことで、頭が整理されます。思考が整理できてスラスラ話せるようになれば、面接も受かりやすくなるでしょう。

まずは毎日10分でも15分でも外に出て歩く時間を作りましょう。日の光を浴びられる時間を作るのがポイントです。

好きな音楽を聴く

日の光を浴びられない時間に休息を取るなら、好きな音楽を聴くのもストレス解消になります。よくクラシック音楽が良いなどと言われますが、ストレス解消には好きな曲ならなんでも構いません。

ただ聴くのが苦手なら、自分の好みの曲を聴きながら歩くというのも一つの方法です。

何か手作業をする際に好きな音楽を流すだけでも気が楽になります。移動中に音楽を聴くというのも手です。

忙しい転職活動の中でも数分でも良いから日々の疲れを癒す時間を取りたいものですね。

疲れを取るホットドリンクを飲む

就寝前などにおすすめなのが、疲れを取るホットドリンクを飲むことです。おすすめはホットミルク、ココアなどですね。

ホットミルクはカルシウムが豊富で気持ちが落ち着きやすくなりますし、温かいココアも飲むと気持ちがほっとします。

どちらもストレスを溜め込まないためにおすすめのホットドリンクなので、ぜひ就寝前などに飲んでみてください。まずは心を落ち着けましょう。

無職で転職先が決まらないなら活用すべきツール

ハローワーク
心を落ち着けたは良いけれども、結局転職先が決まらない無職のまま……そういう人は無職でも使える転職に役立つツールを使いこなしていないだけかもしれません。

実はあなたが知らない転職に便利なツールもあるのです。

転職に直接役立つものから無職による経済的不安を解消するものまで、転職先が決まらないと悩んでいる人におすすめのツールを5つご紹介します。

職業訓練校

無職でお金が無くてもスキルを身につけたいなら職業訓練校がおすすめです。

各自治体によって名前は違いますが、例えば東京都なら都立職業能力開発センターというところで求職者に向けて職業訓練を行なっています。

職業訓練校は各自治体のハローワークと連携しており、条件を満たせば失業給付金や訓練給付金といった各種手当も受けられ、無料の職業紹介や資格取得支援制度もあるのです。

まずはスキルや資格を身につけてもらい、即戦力人材を育てて企業に紹介しようという制度なんですね。

職業訓練校で学べるスキルは建築関係、電気関係、塗装関係、介護関係など、多岐に渡っているので自分に合ったものを選べます。

無職の人にとってはお金をもらいながらスキルの勉強ができるという大変お得な場所といえるでしょう。

転職エージェント

手っ取り早く転職したい人は転職エージェントを利用するのが一般的です。
無職でも利用できる転職エージェントはたくさんあります。

転職にまつわる相談をするキャリアカウンセリングや、職務経歴書の添削、面接対策、求人紹介などを行なっています。

あらゆる転職エージェント企業があり、それぞれに専門領域やつながっている企業が異なるので自分に合ったエージェント企業を探した方が良いでしょう。

最初は2、3社の転職エージェント企業を並行利用して、選考がスムーズなところや担当エージェントと相性が良い企業に絞っていくのがおすすめです。

ハローワーク

仕事を探しているならまず通うべき場所はハローワークです。

ハローワークは求職者に向けて様々な支援を行なっている厚生労働省お墨付きの施設です。

求職者への職業紹介だけではなく、失業手当の申請や年金保険料の免除申請などもハローワークでできます。

今はインターネット上で求職申し込みや仕事探しなどができるようになっているので、まずはハローワークのホームページを確認してみましょう。

転職先が決まらない無職の状態でも受けられる手当てなどがまとめられています。

自治体の各種支援金

無職のまま転職活動を続けて経済的に困っている場合、自治体の各種支援金を利用するという手もあります。
地元市町村のホームページの福祉などの項目にまとめられているので探してみましょう。

例えば求職者向けの支援金や一時的に生活費を貸し付ける制度などがあるはずです。
社会保障制度として有名な生活保護という制度もありますが、条件がかなり厳しく受給は困難だと思った方が良いでしょう。

いきなりカードローンなどで消費者金融を利用するよりは、公的な支援金を利用した方が比較的低金利で返済負担も少ないので良いでしょう。

専門スクールのキャリアサポート

転職には専門スクールのキャリアサポートを活用するという手もあります。

民間の専門スクールは、資格やスキルを学べるだけの場所ではありません。
充実したキャリアサポートがあるところも多いのです。

また、スクールによっては厚生労働省に認定されており、訓練給付金などが受けられるところもあります。

プロの講師から効率的に学べるだけでなく、キャリアサポートやメンタリング制度もある専門スクールなら無職からでも早く確実に転職しやすくなるでしょう。

実際、スキルを身につけてから専門領域に強い転職エージェントを利用した方が、最短ルートで転職先を決められるのです。

筆者自身もWEBスキルを身につけてから、WEB業界に強い転職エージェント企業を利用して就職活動をしたので、無職から約2週間で就職先が決まりました。

筆者の経験に基づくと、専門領域に強い転職エージェント企業と連携している専門スクールを選ぶのがおすすめです。

無職からの転職に役立つおすすめのスキルや資格

おすすめのスキルと資格
無職からの転職にはスキルや資格が必要だとはいえ、なんでも良いわけではありません。

闇雲に資格を取ったら全く役に立たなかった……そんな悲しいことにならないように、今から身につけるべきおすすめのスキルや資格をまとめてみました。

ここでは6つのスキルや資格をご紹介します。自分の興味のあるものを見つけてみてくださいね。

WEBデザイン

WEBデザインは今、仕事が豊富で需要も高まっている人気職です。

コロナの影響でオンライン化が進む今、WEBサイトの作成やリニューアルといった仕事が増えており、会社から個人のWEBデザイナーに仕事を頼む例も増えています。

クラウドソーシングサイトなどでは簡単な案件も豊富なので、小さな仕事から大きな案件までステップアップしやすいのも魅力です。

WEBデザインはインターネットでも学べる他、専門スクールでしっかり学んで転職、もしくはフリーランスとして独立することも可能です。

年収も平均300万円台とそれなりに収入を得られる仕事なので、学ぶために投資しても仕事が決まった後のリターンが大きいといえます。

プログラミング

高収入を目指すならプログラミングを学ぶのがおすすめです。

今から年収1000万円も狙える仕事で人手不足という点で、狙い目といえます。

ここ最近プログラミングスクールが増えており、空前のブームになっていますが、プログラマーとして仕事を手にするまで続ける人は少ないのが現状です。
せいぜい趣味程度で終わってしまう人の方が多いからですね。

プログラミングは向き不向きがかなり分かれるため、仕事としてできるレベルまで続けられるかどうかが一つの分岐点になります。
いわば続けたもの勝ちですから、今無職だとしてもチャンスがあるのです。

無職から人生逆転を狙うなら、プログラミングスキルを身につけるのが最短ルートでしょう。

WEB解析士

WEB解析士というのは聞き慣れない人も多いでしょう。
実は民間資格としてWEB解析士認定試験があるのです。

WEB解析士はWEBサイトのあらゆるデータ解析を通じて訪問者を増やしたり、収益化につなげたりするための施策を考えるのが仕事です。

WEBサイトの需要が高まっている現代では、デジタルマーケティングによる売上向上施策を提案してくれるWEB解析士を求める企業は増えています。

WEB解析士という資格の知名度はまだ低く、有資格者も少ないので今が狙い目といえるでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士の資格は汎用性が高くあらゆる企業で役立ちます。

中小企業診断士は主に中小企業の経営者が抱える課題をデータやヒアリングから見抜き、コンサルティングをするのが仕事です。

いわば中小企業のお医者さんのような存在ですね。

経営コンサルタントとしてとして独立する際に、中小企業診断士の資格があるのとないのとでは信頼性が全く異なります。

一般企業に就職した際にも、取引先企業のデータを見ながら的確に課題を見出すことで、相手に刺さる提案をしやすくなるでしょう。

コンサルティング業全般に役立つオールラウンダーな資格と言えます。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは仕事でもプライベートでも役立つ一石二鳥の資格です。
資産運用や投資についての知識が豊富で、お金の問題を解決するスペシャリストと言えます。

お金の問題は全ての人に関係することであり、特にコロナによる不況の影響で資金繰りの問題を抱える人が増えると予測される今後には欠かせない存在です。

扱う金額が多くなれば必然的に収入も高くなるので、ファイナンスの仕事は高収入を得やすいともいえます。

人々のお金の問題に寄り添えるファイナンシャルプランナーになれば、仕事に事欠かなくなるでしょう。

ITストラテジスト

ITストラテジストという資格は聞きなれない人も多いでしょう。

この資格を持つ人はITの中でも情報処理のスペシャリストといえます。

ITストラテジストはITシステムの企画や開発の戦略統括として、戦略の提案をしていく人材を目指します。いわばITの戦略家ですね。

まだ人気ではないからこそ持っているだけで目に留まるので、今から目指すならおすすめの資格といえます。

高度情報社会の今、将来的に需要が高まると期待できる資格です。

無職でも自分の武器を持てば転職できる!

武器があれば転職は成功する
無職でも転職成功するためのシンプルな方法は、自分の武器を持つことです。

自信が持てないのは自分に何もないと感じているからです。強みがないなら今から身につければ良いという発想の転換をしましょう。

スキルや資格はその武器として有効な一手です。

ハローワークなどで経済的不安を解消しつつ、まずは専門スクールの無料説明会や書籍などで自分の興味のあるものを学んでみてください。

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