本当に食える資格はどれ?
今の日本には1000を超える資格がありますが、その中で本当にお金になる食えるものはごく一部。
現に管理人自身、簿記2級をはじめとしたB 級資格を10個ほど取得しましたが、どれも自分を「食える人材」に高めてくれるものではありませんでした。
この話をすると、
- どんな資格を取れば食える人材になれるの?
という素朴な疑問を覚えるかもしれません。
そこでこのページでは職場の同僚から資格勉強マニアと馬鹿にされている管理人が、取得すれば食える人材になれる本当に費用対効果の高い「食える資格」にはどんなものがあるのかについてまとめてみました。
食える資格ランキング
最初に今回取り上げる本当にお得な食える資格を人気ランキング順に一覧にしてみましたのでぜひご覧下さい。
- 簿記1級
- TOEIC900
- MOSスペシャリスト
- 社労士
- 弁理士
この5つの資格の詳細については上から順番にこれからご紹介していきます。
取得のコスパが最強の簿記1級
最初にご紹介する本当に食える資格は日商簿記検定の一級です。
どうしてこの日商簿記検定1級が食える資格の代表格になるかというと、こちらを取得すればたとえ高卒であろうと東証一部上場企業の経理職として採用されるチャンスに恵まれます。
というのも日商簿記検定1級の取得には少なくとも1,000時間程度の勉強時間が必要であり、取得すれば東証一部上場企業の決算業務で利用する連結会計を理解していることの証明になるからです。
ちなみに日商簿記検定1級は会計系のプロフェッショナルな資格である税理士や公認会計士と比較すると取得のハードルは極端に低いです。
現に税理士になるために必要になる平均勉強時間3,000時間であり、公認会計士の場合は5,000時間以上と言われております。
この2つの仕事に就く際に求められる勉強時間を考えると1,000時間程度の勉強時間で受かる簿記1級は非常に取りやすいのです。
文系なら取りたいTOEIC900
2つ目にご紹介する食える資格は TOEIC 900点です。
そもそもこのTOEICとは国際コミュニケーション英語能力テキストと呼ばれるものです。
この名前の通り、英語力を測る試験なのでTOEICの点数は就職活動や転職活動において求職者の英語力のレベルを把握する際に用いられます。
ちなみにTOEICの満点は990点であり、一般的な企業では700点以上のスコアーがあれば英語ができる人と評価します。
その中でもTOEIC900点というスコアーは別格であり、このスコアーを持つとネイティブクラスの英語力があると多くの企業で評価されます。
つまり、TOEIC900を取れれば「語学力堪能な人」と思われるので、おのずと海外とのやり取りをする企業からの求人オファーが殺到します。
しかもTOEIC900点は一見すると取得が非常に難しいように思えるかもしれませんが、TOEICのスコアアップを専門にしている英語塾などに通えば半年~1年で取得が可能なので取得のハードルもそこまで高くはないです。
この点を考えると英語にアレルギーがないのでしたらTOEIC900の取得を目指す価値は大いにあります。
女性に人気のMOSスペシャリスト
三つ目にご紹介する食える資格は女性に人気の MOS スペシャリスト。
そもそもこのMOSスペシャリストとは何かと言いますと、 ExcelやWordやPowerPoint といったオフィスツールを使いこなせることの証明になるライセンスです。
今話題に上がっているMOSスペシャリストの価値の高さを考える際に重要になるのが、Excel やPowerPointのスキルを持っている人材は基本的にどの日本企業でも優秀な事務職として社内で重宝されているという事実があります。
現に管理人の知人女性はMOSスペシャリストの資格を取得したために子育てがあるので時短勤務しかできないにも関わらず大手の企業の派遣社員として働くことができています。
しかも月収に関しては派遣社員であるにもかかわらず手取りベースで25万円以上です。時短勤務で手取り25万円はかなりおいしいですよね。
このようにMOSスペシャリストを取得すれば時短勤務や非正規雇用であろうと一定水準の給料が見込めてしまうのです。
最高につぶしが利く社労士
4つ目にご紹介する食える資格は社労士です。
この社労士という資格は、雇用契約書の作成や年金をはじめとした社会保険料周りの支払い手続きの代行が認められる国家資格です。
この資格を持てば社労士事務所で働くこともできますし、企業内の法務部や総務部で働くこともできます。要するに働き口に困らなくなるのです。
しかも現役の社労士の平均年収は530万円と言われており、この額は日本人の平均年収である400万円を大きく上回っております。
このように安定した収入と働き口が無限に広がることを考えると社労士は完全に食える資格に部類されるので注目しておきたいですね。
理系におすすめの弁理士
最後にご紹介するのは理系に大人気の食える資格の一つである弁理士。
この弁理士とは何かと言いますと知的財産関係の特許申請を代行する特許権や意匠権周りの仕事を担当するプロフェッショナルの事を指します。
この弁理士という仕事は法律が絡むので文系の仕事と思われがちですが、知的財産や特許周りを正しく押さえるには技術や専門知識が求められるので理系出身者との相性が抜群。
しかも無事に弁理士のライセンスを取得すれば知財関係の法律業務を行う事務所でも働けますし、特許申請が求められるような技術を持つメーカーの法務担当としても働くことができます。
気になる取得後の期待年収に関しては年収ベースで760万円~900万円程度が見込めますので収入面では完全に食える資格と言えます。
そこでもしあなたが理系出身者であり理系の勉強や研究をしていた知識が役に立つ食える資格をお探しでしたら弁理士の取得をおすすめします。
実は資格「だけ」では食えない
ここまで5種類の食える資格の名前を紹介してきました。
正直な話、今回食える資格として取り上げた簿記一級、TOEIC900点、MOSスペシャリスト、社労士、税理士を取得すれば転職活動や就職活動の面接ではかなり好印象を与えられるので職にあぶれるリスクが激減します。
ただし、ここで問題になるのが食える資格を取ったからといって常に食える人材になれるかというとそういうわけではないという点。
なぜならどんなに食える資格であろうとライセンスを保有していることと仕事ができることはまた違うからです。
現に食える資格である TOEIC 900点を持っているにも関わらず英語が全く喋れない人は決して少なくありません。
この点を考えると食える資格を取得した後はその食える資格を使ってきちんと仕事ができることの証明を行うための題材を手に入れることが欠かせません。
スキルと実績を常に磨こう
ちなみに「仕事ができる」ということの証明に繋がる最大のアピールポイントはこれまでのキャリアの中で築き上げた実績です。ま~あ言ってしまえば職務経歴ですね。
きちんとした職務経歴があり、食える資格まで持っていれば企業にアピールする材料しかないので、転職市場では無敵の存在になれます。
逆にきちんとしたら職務経歴がなければ例え食える資格を持っていたとしても実務経験がない人と見なされて職に困るリスクがあります。
この点を考えると食える資格を取得したからといって決して慢心せず、常に自分の実績を作っていくことに注力することをおすすめします。
最後にこのページをここまで読まれたあなたにおすすめの記事をこれからいくつかご紹介しますのでぜひご覧くださいませ。
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