手に職がある人材は不況にも強い

不況に強い手に職

不況期こそ手に職人材は強い

ご存じかもしれませんが、今世界では不況が起きております。

あまり考えたくないかもしれませんが不況期に企業でよく起こるのが人員整理。実は不況になると多くの企業はコスト削減のために余剰人材を切ろうとします。

しかも不況になると日本中の大多数の企業が採用を控えるので再就職の難易度もグッと上がります。

もちろんこの話は一般論でして景気が悪い時にも手に職となるスキルを持っている「手に職人材」は不況であろと仕事には困りません

現に手に職となるスキルや資格があればその資格やスキルを欲しいと思う企業からはいくらでもお声がかかりますからね。

この話を聞くと不況期にこそ、「手に職を持つことの大切さ」が分かると思います。

そこでこのページでは不況期にこそ身に付けたい手に職にはどんなものがあるのか。そして不況期にスキルがないとどんな状況が起こるのかという点を中心に取り上げていきます。

手に職がないと不況期は悲惨

改めての話になりますが、スキルがない状態で不況期を迎えると、悲惨な未来が待っています。

なぜなら会社側は業績悪化による赤字分の補填をするために使えない人材を意図的に減らそうとするからです。そして人員削減のための最たる施策が整理解雇の実施

そもそも整理解雇とは?

この整理解雇を簡単に説明すると業績が悪いことを理由に不採算事業を廃止し、そこで働いている人を解雇するのです。

いわゆる事業閉鎖です。よくあるケースとしてはメーカーが工場を閉鎖し、工場で働く労働者を全員クビにする、なんてケースですね。

スキルがあれば整理解雇は他人事

情け容赦のない整理解雇ですが、手に職となるスキルあれば話は別。

手に職となるスキルがあれば社内で戦力としてみなされる以上、多少の業績悪化でも会社から肩たたきを食らうことは想定されません。

それに仮に整理解雇の対象になってもスキルがあれば再就職も簡単なので収入がゼロになることはあまり考えられません。

つまり、手に職を持てば整理解雇の対象になるリスクも減りますし、仮に対象になっても路頭に迷う心配は不要なので「不況に強い男」、「不況に強い女」になれます。

真の不況になる前に武器を得よう

現在は不況が深刻化しているとはいえ、今はまだ良いほうです。だって国が持続化給付金などを支給したおかげで倒産した企業はまだまだ数は少ないですしね。

ですが、今回の不況が継続し、2008年に起きたようなリーマンショック級の不況が起きると話は別。

バンバンと企業が倒産して失業者が続出し、企業も採用を減らすので少ない求人の枠に求職者が殺到するなんて状況が起こります。

こんな状況になるとスキルのない人材は企業から買いたたかれるか、就職が出来ずに時給1000円のバイト生活を送るしかない、なんて憂き目にあってしまいます。

不況に強い手に職の特徴

これまで何度も手に職をつけると不況に強い、と言いましたが、手に職となるスキルの中にも不況期に強いものと大して強くないものがあります。

せっかく手に職となるスキルを身に付けるのでしたら不況期に強いものを得た方が良いに決まっていますよね。

そこでここからは不況期にこそ身に付けておきたい手に職の3つの特徴について取り上げていきます。

仕事が見つかる技であること

不況による人員削減で採用のハードルが上がったとしても、即戦力になるスキルを持っていれば企業は採用したがります。

この点を考えるとそのスキルを持っているだけで、すぐに仕事にありつける手に職となるスキルを持っておきたいですね。

例えばIT化が進む現代は、エンジニアの需要は常にあります。そのため、リーマンショック級の不況が起きてもエンジニアの求人はそこまで減らないはずです。

この点を考えるとエンジニアとして働けるだけのIT技術を磨いておくことは最高の失職対策になります。

もちろんIT技術は一例ですが、持っていれば不況期でも仕事にありつけるスキルがあれば失職とは無縁になれる点を押さえておいてくださいね。

個人で稼ぐこともできる

不況に強い手に職があれば、企業に雇われることなく個人で稼ぐこともできます。

例えばプログラミングスキルが身につけばフリーランスエンジニアとして会社に雇用されない生き方を実現することもできます。

この実情を考えると不況期の対策として手に職をつけたいのでしたら企業で働かなくとも個人で稼げるスキルに目をつけるのが無難なのです。

ちなみに個人で稼げるスキルは企業でも重宝されるものが多いので、職探しにおいても非常に強い武器にもなります。

手に職次第で独立が簡単な仕事一覧

機械に代替されないスキル

今の時代は人間の仕事が次々と機械に取って代わられています。つまり仕事が機械に奪われることがあるのです。

企業としても機械に任せたほうが正確な仕事のために一度雇えば簡単に切れない人を雇い入れたいとは思いません。

当たり前ですが人を雇えば給与を支払わなければいけませんし、教育も必要になりますから機械よりもコストがかかりますしね。

この点を考えると逆転の発想になりますが、簡単に機械が代替できないスキルは不況期に強い手に職になるのです。

B級資格の取得は避けよう

手に職を得たい人の中には無目的に資格の取得を目指そうとする人がいます。

正直な話、取るだけで飯が食えるレアな資格でしたら資格の保有=手に職を持つ、という方程式は成り立ちます。

しかし、手っ取り早く取れて希少価値の低いB級資格の取得はおすすめできません。このB級資格の取得をおすすめしない理由についてこれから2つご紹介します。

取っても市場から評価されない

第1の理由は取得難易度が低い資格は取得しても市場価値が上がらない上にその資格を持つ人が無数にいるからです。

考えてもみてください。

たとえば簿記2級やTOEIC800点前後のスコアーなんかは保有者が無数にいます。両方とも数ヶ月~半年ほど勉強すれば取るのは決して不可能ではないためです。

つまり、B級資格は取得の難易度がそこまで高くない以上、取得しても高い評価は期待できません。

資格を取ろうという心意気は素晴らしいのですが、B級資格の取得は手に職を得るゴールである年収アップや失職リスクの低下には繋がらない点は押さえておきましょう。

資格の特権は消える

B級資格を身に付けても、その資格の価値がゼロになるケースも少なくないです。

たとえば、現代は弥生会計などの経理ソフトの台頭で簿記に関して無知な人でも経理業務を行うことが可能になっています。だって経理ソフトにはマニュアルがありますしね。

それに今の時代ですと分からないことはGoogle先生に聞けば完璧な回答が返ってくる以上、知識自体には大して意味はありません。

この点を考えるといずれ価値が無くなってしまう資格の取得に励むよりもお金になるスキルを身に付けた方が良いのです。

身に付けると強いスキル一覧

もちろん手に職となるスキルを身に付けた方が良いといっても何が不況に強いスキルなのか分からないと身に付けようがないですよね。

そこでここでは不況期に強い手に職となる3つのスキルについて取り上げていきます。

プログラミングスキル

今、もっとも需要が高まっているといえるのがプログラミングスキルです。

現在はIT化が進んでおり、人の仕事を機械が代替するようになっております。それにAIという人工知能が人間の仕事の半分を奪うともいわれているくらいです。

これだけIT化が進めばIT技術を動かすプログラムコードをかける人というのは世界中から求められるスキルになります。

海外で働けるレベルの語学力

海外で働けるレベルの英語力があれば、不況に強い手に職といえます。

ちなみに海外で働けるだけの英語力というのはTOEICの高スコアーホルダーではなく、英語で伝えたいことを伝えれて相手の話を聞ける能力です。

実は今日の日本でTOEIC800点前後を取れる人はゴロゴロいますが、英語を話せる人となると激減します。

日本人は読み書きを中心とした英語教育を受けており、英語で会話することは苦手な人がほとんどなのです。

そのため、海外で働けるレベルの語学力のある人材は市場価値が高くなります。なお、スキル次第では海外で働くことも難しくない職業の一例については以下のページでまとめているので是非ご覧ください。

国外でも働ける手に職となる仕事一覧

WEBを使った集客スキル

WEBを使った集客スキルも手に職として強いです。

そもそもWEBを使った集客スキルは、ブログ記事を更新して読者を集めるスキルなどの事を指します。一般にはWEBマーケティングスキルと呼ばれるものですね。

今はどの企業もWEBマーケティングに興味を持ち始めているため、実は需要の高いスキルなのです。

さらにWEBマーケティングができれば、独立して個人でアフィリエイトやコンサルティング業で稼ぐこともできます。

専門スキルを持てば景気は関係ない

このページでは不景気に強い手にはどんなものがあるのか、そして不況期に手に職がない人材にはかなり悲惨な未来が待ち受けていることをご紹介しました。

色々な話をしましたが結局何を言いたいかというと、手に職をつければ不況であろうと仕事に困らない人材になれる、ということです。

今さらの話になるかもしれませんが、今の日本は終身雇用制なんてものは完全に崩壊しておりますし年金制度や社会保険制度も破綻寸前。要するに生涯現役でいることが求められるのです。

この点を考えるとまだ景気が悪くなり始めの今のうちに数年以内に来るであろう大リストラ時代に備えるのが賢明です。

最後にこのページに目を通されたあなたにおすすめの記事をいくつかご紹介しますのでぜひご覧くださいね。

働きながら専門スキルを学ぶ方法

手に職をつけるぜナビ~おすすめの仕事と持つと強い資格のまとめ