国外でも役立つ手に職と海外で働く際の注意点

海外で働ける手に職一覧
  • 「手に職をつけて海外に渡りたい!」

そんな夢を持っている方は多いですよね。

海外にいながら仕事もできれば、海外旅行をしながら仕事をすることも、海外に移住して生活することもできます。

手に職をつければ、その願いを叶える道があるのです。

そこで今回は、日本のみならず海外でも仕事ができる夢のある手に職のつけ方と、海外で働く上での注意点まで具体的にご紹介します。

海外でも働ける7種類の手に職となる仕事

外国でも働ける仕事一覧
グローバル化が進む今、日本のみならず海外で活躍できる職種に就けたら将来も活躍できますよね。

ここでは手に職をつけて海外でも働きたい人におすすめの仕事を7種類ご紹介します。

WEBデザイナー

WEBデザイナーはWEBサイトにおける目に見える部分をデザインするお仕事です。

その活躍の幅は広く、あらゆるWEBサイトからアプリから何からWEB関係のもの全てのパーツから全体までデザインするお仕事です。

仕事の種類が豊富で幅広い手に職といえます。WEBサイトは日本のみならず海外でも使えるもの。

英語がそこまでできなかったとしても、イラストや画像を使ったコミュニケーションが成立しやすいので海外でも仕事ができる強力な武器になります。

海外でも使える手に職を得たくて、英語は少し苦手という人でも仕事をしやすい手に職です。

エンジニア

エンジニアはWEBサイトの目に見えない裏側を作る仕事です。クライアントの要望に基づいて、最適なシステムを提案します。

エンジニアもまた、WEB業界でプログラミング言語などの共通言語を操っているため、日本国内に留まらず海外でも通用するスキルです。

エンジニアは外資系の企業でも通用する手に職です。また、国内外問わず人材は不足気味であり、需要の高い手に職でもあります。

年収1,000万の高給取りも目指せる夢のある仕事といえます。

通訳

通訳はその名の通りあらゆる英語などの文章を日本語に翻訳する仕事、というのが一般的な理解です。

しかし、逆もありえます。日本語を英語などの外国語に翻訳する仕事だって需要があるのです。

海外に出れば、日本語の文章が読めなくて困っている人だっているんです。そういう人にとって、日本語を英語に訳してくれる人が必要です。

翻訳スキルというのは、国内海外問わず使える手に職なのです。

ブロガー

ブロガーはWEBサイトにブログと呼ばれる記事を書いて集客などをする仕事です。多くの人に読まれる記事を書ければそれだけ売上にもつながりやすくなります。

ブログ記事を書き貯めればそれは資産となり、次の仕事にもつながりやすいというメリットだらけの手に職です。

また、ブログはどこでも書くことができるため、海外にいながら日本語でブログを書いて生活なんてことも。

生活費の安いアジア圏の国でブログアフィリエイトをしながら儲けた分は日本円で受け取ることもできます。海外を飛び回りながら仕事をする人にも向いている手に職です。

動画制作者

動画制作者はありとあらゆる動画を作成したり編集したりする仕事です。近頃はYouTuberなどが有名ですが、彼らの中には動画編集者や制作者を雇っている人も多いです。

動画制作の仕事はパソコン一つでどこでも海外でもできます。ブロガー同様制作した動画は資産となって残りますから、実績も提示しやすいです。

仕事を受けるにはそれなりのスキルが求められますが、スキルが必要な分報酬額は1件あたり安くても2万〜3万と稼ぎやすくなっています。

コロナの影響下で動画ブームが来ている今、動画制作者の需要は急増中で、今最も勢いのある手に職といっても過言ではありません。

日本食の調理師

日本食の調理師も、立派な手に職となります。

日本で食堂やレストランのシェフとして活躍できるだけではありません。海外でもその手腕は重宝されるのです。

海外旅行に行ったことがある人は、日本食レストランが多くあるのをご存知でしょう。しかし、実際に海外に渡る日本食の料理人はそう多くありません。

多くの日本食レストランは、アジア系の人々が経営しています。しかし、本来の日本食を求める外国人は大勢います。

だからこそ、日本に大勢の海外からの旅行者がやってくるわけです。日本食の調理師免許は、海外でも需要のある手に職といえます。

WEBサイトの制作者

WEBサイトの制作者は、あらゆるWEBサイト全体を制作する仕事です。特に商品購入ページとなるランディングページの制作は報酬額も高く、売上に直結する難易度の高い手に職です。

WEBサイトの制作はデザイナーやプログラマーと共にチームを組んで仕事をすることもあれば、1から自分で制作する場合もあります。いわゆるリモートでもできる在宅ワークとしても人気です。

パソコン一つで海外のWEB制作者とつながることもできるため、グローバルに仕事ができる手に職です。日本にいながら海外エンジニアと仕事をすることも夢ではありません。

スキルがないならMBAを取るのも手

MBAを取ろう
ここまで7つの仕事を紹介してきましたが、「自分には手に職といえるスキルなんてない!」

そういう人もいるでしょう。

今スキルがない人が取得するなら、海外で働くためのとっておきの資格があります。それがMBAです。

MBAとは、Master of Business Administrationの略で「経営学修士」とも呼ばれます。国際的に活躍するビジネスパーソンとなるために必要な、ビジネススキルやマインド面を学ぶことができ、日本でも学べるスクールがあります。

決して簡単な資格ではありませんが、取得すればMBAホルダーを欲する海外企業に入る道が拓けます。

それほどMBAという資格はグローバルに通用する資格であり、日本のみならず主要国で学べるスキルです。

評価の高いビジネススクールはアメリカに集中しているため、思い切ってアメリカ留学してしまうのも手ですね。海外で働く手に職としては、MBAが確実性のある最短ルートなのです。

外国でも働ける手に職となる資格

海外でも働ける資格一覧
外国で働くためにはどんな資格を取ったら良いのか、気になりますよね。

英語の資格をイメージしがちですが、そんなことはありません。実は海外で働くために役立つ意外な資格もあるのです。

ここでは海外で働く上で手に職となる資格を3つご紹介します。

米国公認会計士

米国公認会計士の資格は難易度が高いながら、手に職としてのメリットは大きいものです。その名の通り、アメリカで会計士の仕事をするための資格を意味します。

この資格を持ってアメリカ監査法人に就職すれば、年収1000万プレイヤーを目指すのも夢ではありません。

米国公認会計士の資格はアメリカで会計士の仕事ができる資格ですが、日本でも就職する上で有利に働くのも事実です。

ただし、日本で仕事をするよりもアメリカで働くほうが高額年収を得やすくなります。より上位の仕事に就きやすくなるからですね。

日米両方で使える手に職ですから、取得しておいて損はありません。

TOEFL

一般的にビジネスで役立つのはTOEICだと思われがちですが、海外で仕事をしたいならTOEFLのほうが有利です。

TOEFLはTOEICと違い、スピーキングやライティングのスキルも問われる分、海外でコミュニケーションができるとみなされるからですね。

海外企業で働く際にも英語で意思疎通ができる人材とみなされれば、営業や接客といった仕事にも採用されやすくなります。

また、海外の人とのチャットできるスキルがあれば在宅ワークも可能です。海外で働く上で、汎用性の高い手に職となる資格となります。

最低限の語学力×調理師免許

一見海外で働くスキルに見えない調理師免許も、最低限の語学力と組み合わせれば立派な手に職です。

海外に料理修行に出るパターンはよくありますが、日本の調理師免許を持って海外に出れば違った働き方があります。

前提として、海外で働く際に日本の調理師免許は使えません。しかし、就労ビザを受ける際には調理師免許が働く大義名分を示してくれるため、有利に働くことがあります。

また、必ずしも調理関係の資格がなくても調理師になれる国もあるため、日本の調理師免許を持ってとにかく早く働きたいならそういう国を選ぶのも一つの方法です。

海外の厨房でコミュニケーションを取るための最低限の語学力があれば、意外となんとかなるものです。そうやって修行をして料理人になっている人はたくさんいます。

調理師免許と語学力は海外で手に職を呼ぶ資格なのです。

海外で働く際の3つの注意点

海外で働くことは夢もメリットもあることですが、注意点もあります。

いくら海外で働けたとしても、身の危険にさらされて海外にいることがストレスになっては元も子もありません。

以下、3つの注意点をしっかりと確認した上で、覚悟を持って海外で手に職をつけましょう。

治安が悪い国では働かない

海外旅行でも鉄則ですが、働く国の治安はしっかりと確認しましょう。治安の悪い国で働くことはおすすめできません。

日々の生活で身の危険があり、その危険を避けるためにかえって生活コストがかかることも多いのです。

たとえばどこに行くにも車が必要であれば、国際免許や車の調達でお金がかかりますよね。
空き巣や強盗が多い場合は金銭どころか命の危険に晒されるリスクもあります。

国の治安は地域によっても異なるため、治安のいい国でも一部地域は治安が悪いこともあり、逆に治安の悪いとされる国でも一部地域は治安が良いこともあります。

命あっての物種です。

海外で手に職を得られることに浮かれすぎず、働く先の治安は地域レベルでしっかりと確認しておきましょう。

体が慣れるまでは数ヶ月かかる

海外で働くためには当然移住することになりますが、仕事以前に現地の生活に慣れる必要があります。

国が違えば水や食料、気候が違うため、そこに慣れるまでには数ヶ月かかるのが普通です。日本との時差調整も最初は辛いでしょう。

できれば本格的に働き始める前に生活に慣れる期間があるとベストですね。現地の生活に慣れるため、事前に旅行として行ってみるのもありでしょう。

せっかく手に職をつけたら万全なコンディションで働けるよう、体調管理に気をつけましょう。

日本の常識は海外では非常識

日本の常識は海外では通用しません。日本人からすれば非常識に思えることも、海外では普通なのです。

たとえば、

  • カバンを置いておけばスリに遭うのが当たり前
  • 電車で寝ていたらカバンを盗られるのが当たり前
  • 列に並んで順番を待つなんて概念がない
  • 水は無料サービスではない
  • 思わぬことが法律違反になる

こういった違いがあります。

手に職を得ても現地の生活に馴染めなくてはストレスになりますよね。日本の常識は通用しないため、一から学ぶ覚悟で行きましょう。

まとめ

このページのまとめ
手に職をつけて海外で働くために必要なスキルや資格、注意点をもう一度まとめます。

  • WEBスキルや調理師など、国を超えて使えるスキルを身につける
  • スキルがないならMBAを取得するのも手
  • TOEFLなど国際的に通用する資格は有効
  • 最低限の語学力は必要
  • 治安の悪い国で働くのは避ける
  • 海外の生活に慣れるには時間が必要
  • 海外と日本の常識は違う

以上のポイントを踏まえ、海外で働くための一歩を踏み出しましょう。

コロナの影響下ですぐに海外に出ることは難しくても、あなたが勉強していることは無駄にはなりません。

海外で働くことができる人材は、日本でも重宝される人材ともいえます。日本でグローバルに仕事をした実績があれば、海外で働く際にも役立つのです。

まずはスキルや資格の勉強から始めてみましょう。このページでは取り上げ切れなかった手に職となる資格については以下のページでまとめているのでぜひご覧ください。

手に職となる資格とならない資格とは?

手に職をつけるぜナビ~おすすめの仕事と持つと強い資格のまとめ