- 「手に職をつけたい」
- 「一生食べていける仕事がしたい」
今、このような希望を抱いていませんか?
新型ウイルスによって急速に経済が回らなくなり、不況が始まってしまった今、いつ会社を解雇されたり自社が倒産したりしてもおかしくありません。
損な世の中なので漠然と一生安泰といわれる手に職を求める人が増えるのも当然だと思います。
そこでこのページでは手に職がつく仕事には具体的にどんな種類の仕事があるのか。そして今人気があるおすすめの手に職となる仕事についてご紹介します。
手に職となる仕事は3種類に分かれる
手に職となる仕事には、大きく分けて以下の3種類があります。
- デスクワーク
- 体を動かす仕事
- 特殊な資格の要る仕事
それぞれのメリット、デメリットと共に解説していきます。
デスクワーク系
いわゆるオフィスワーカーと呼ばれる職業です。机に向かう座り仕事が多いので、デスクワーカーと呼ばれます。
週休2日休みの場合が多く、福利厚生が充実している職場を選びやすいです。難易度の高いスキルを持つ人ほど高い年収を狙えます。
どんな職業があるのか?
エンジニアやウェブマーケターといったWEB系の職業が多いです。プログラミング、WEBデザインといったそれぞれの職業に合った専門スキルを必要とします。
また、これらの仕事に対して売上向上のための提案をしていくコンサルティング業というのもあります。
メリット
デスクワークは体力を必要としないので、高齢になっても働き続けることができます。また、在宅ワークもしやすいので結婚や出産を考えている女性も安心して働けます。
タイムリーな話ですが、新型コロナによるパンデミック下においても売上があまり落ちなかった仕事でもあります。
高収入を得やすいのも特徴で、たとえばエンジニア職の中には、30代前半で年収1500万円を誇る人もいます。
デメリット
時代の変化に合わせて仕事もめまぐるしく変わるため、常に最新の情報を仕入れ続ける必要があります。つまり、一生勉強の仕事です。
時代の変化に追いつけなければ経験年数は無関係になる仕事ともいえます。
体を動かす系
自分の体で覚えたスキルを使う仕事も手に職の1つです。医療従事者、施術者、技術者、工芸職人といった仕事がこれにあたります。
店舗に雇われて仕事をするのが主流ですが、出張サービスや自宅で開業するという方法もあります。いずれにせよ働き方は自分である程度選ぶことが出来ます。
どんな職業があるのか?
医師や看護師、柔道整復師など、様々な職業があります。主に自分の身体を使って人に施術をする仕事が多いです。
看護師や柔道整復師のように国家資格が必要なものもありますが、リラクゼーションサロンの施術担当のように資格不要のものもあります。
メリット
身体を使う仕事は一人として同じにはなりません。
経験だけではない、個々人の強みが問われる仕事であり、カリスマと呼ばれる人のようにファンがつく人は相当稼げるようになります。
また、一度身体が覚えてしまえば身体が動く限り一生使えるスキルになります。
デメリット
身体を使う仕事は体力が必要なため、年齢を重ねると続けるのは難しくなります。
また、自分の身体を使って仕事するため、一日にこなせる仕事量はある程度決まっており、収入を増やすためには仕事の単価を上げるしかなくなります。
休日も営業する店舗が多く、深夜早朝営業をする店舗もあるために長時間労働は当たり前でいわゆるブラックな職場も多いです。
特殊な資格系
仕事をする上で、特殊な資格が必要になる手に職もあります。一般に手に職というと、この資格系をイメージする人が多いですね。
資格の中でも取得の難易度が高い国家資格は取得すれば先生として一目置かれるものも多いです。難関資格の有資格者は資格を取った事実だけで一定の信用を得られます。
どんな職業があるのか?
代表的な資格がいきる手に職となる仕事には税理士、社労士などがあります。「〜士」とつく仕事が多いので士業とも呼ばれます。
士業の仕事に取り組んだ時のお客さんは企業のケースも個人のケースもあり、仕事の形態としては1対1で対面することが多いので色々な経験を積めます。
メリット
一度資格を得てしまえば有資格者になれるので、わかりやすい手に職といえます。資格があるだけで一定の信頼を得られるので、自分の仕事の説明もしやすくなります。
手に職を得るための転職活動において、資格は強力な武器でもあります。難関資格であればあるほど手に職としての価値は高いです。
デメリット
資格を取るまでには勉強して試験を受ける必要があり、時間もお金もかかります。さらに、資格があるからすぐに仕事が見つかるとは限りません。
特に最近、士業の仕事はWEBサービスに取って代わられており、仕事自体が減っていく傾向にあります。AIが発達すればますます少ない仕事を取り合う時代になるでしょう。
今人気の手に職となる仕事一覧
ここでは手に職の中でも今、人気の職業を7つご紹介します。それぞれに仕事内容やおすすめポイント、気になる年収などをまとめています。
「未経験からなる際の難易度」も算出したので参考にしてみてください。
デジタルマーケター
マーケティングとは簡単にいえば顧客開拓、つまり集客です。
その中でもデジタル(WEB)マーケティングとは、数字やデータの分析を元にマーケティグ施策を考え、実行していく仕事です。
最近はSNSによる集客に取り組む企業も多いです。
正社員としての年収も高水準ですが、キャリアを中断してパートやアルバイトとして復職した場合でも、時給1800円など高時給が見込めます。
特別な技術はあまり必要としませんが、めまぐるしく変化する時代の流れを追い続ける努力は必須です。新たに生まれたツールを使いこなすための勉強も必要です。
数字やデータの分析が得意な人、変化が好きな人、地道にコツコツ作業するのが得意な人はおすすめです。最後にデジタルマーケターの仕事の中身や未経験からなる方法を一覧にしてみました。
日々担当する業務例 | WEBデータの収集 分析 マーケティング施策立案 |
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おすすめする理由 | 今後も需要がある仕事である 高収入 年齢性別によらない |
期待年収 | 601万円 |
未経験からなる方法 | 「未経験歓迎」求人に応募 専門学校に通う |
未経験からなる難易度 | ★ |
ITエンジニア
ITエンジニアはプログラミング言語を操り、サービスを開発、運用保守をする仕事です。
今最も成長している業種であり、年収もトップクラスの手に職です。
プログラミング言語という馴染みのないものを多用するため、必要な勉強量は多いですが、その分一生物のスキルになります。
ITサービスは変化が早いので、常に情報を追いながら対応していく必要があります。
エンジニアのスキルがあれば起業のハードルはかなり下がります。実際スキルの高い人ほど独立して年収アップにつなげているのです。
地味な作業を続けるのが得意な人、数字や言語を学ぶのが好きな人、とにかく高収入の手に職を求める人に向いています。エンジニアの仕事内容や期待年収は以下の通りです。
日々担当する業務例 | アプリやゲーム WEBサービスの開発 WEBサービスの運用保守 |
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おすすめする理由 | 将来性が見込める 人手不足で需要がある 高収入 性別年齢によらない |
期待年収 | 525万円 |
未経験からなる方法 | 「未経験歓迎」の求人に応募 専門学校に通う 独学で学んで就職する |
未経験からなる難易度 | ★★★ |
WEBデザイナー
おしゃれなイメージがあり、IT社会で需要が高まっている仕事がWEBデザイナーです。デザインソフトを使いこなす必要があり、日々勉強が必要です。
ですが、一度身につけてしまえばロゴ、WEBサイト、バナー、フライヤーなど幅広く仕事を手がけることができます。
単価の高い仕事を短時間でできるようになれば、実質時給を上げていくことができるので、スキルが上がるほど稼げる人間になれます。
副業としても仕事を得やすいといえます。副業としてのスキルも欲しい人、物作りが好きな人、流行に敏感な人におすすめの手に職です。
そんなWEBデザイナーの仕事の特徴を一覧にしてみましたのでご覧ください。
日々担当する業務例 | WEBサイトやロゴのデザイン WEBサイトのリニューアル |
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おすすめする理由 | 個人でも仕事を取れる スキルがあれば仕事に困らない リモートで働ける求人案件も多い |
期待年収 | 432万円 |
未経験からなる方法 | 「未経験歓迎」の求人に応募 専門学校に通う 独学で学んで就職する |
未経験からなる難易度 | ★★ |
看護師
手堅い手に職のイメージがある看護師。実は社会人になってから目指すことも可能なのです。
最近は30代、40代でも通える専門学校も多くあります。育児を終えた主婦が新たに勉強して目指せる職業でもあるのです。
3年ほど勉強して国家資格を取る必要があり、簡単な話ではありません。その分、一生物のスキルになりますし、人が生きている限りなくならない手に職でもあります。
医療現場で働きたい人、育児が一段落して勉強する余裕がある人、奉仕精神のある人におすすめです。看護師のお仕事の内容や期待年収をまとめてみましたのでぜひご覧ください。
日々担当する業務例 | 医師の補佐 簡単な検診 |
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おすすめする理由 | 体が動く限り働ける 人手不足で求人数が多い |
期待年収 | 355万円 |
未経験からなる方法 | 以下を順番に行うだけ 看護学校に通う 国家資格を取得する 求人を探す |
未経験からなる難易度 | ★★★★ |
インサイドセールス
訪問せずに遠隔で行う新しい営業がインサイドセールスです。訪問営業とは違い、体力仕事ではないので年齢によらない手に職といえます。
特別なスキルを必要としない取っつきやすい仕事でありながら、トップ営業マンとしてスキルを身につけば他社でも応用できます。
まだまだ普及していないセールス形態なので、今が狙い目の仕事です。
在宅仕事もできる上、トップ営業マンになれば独立して営業代行をするという働き方もあります。
とにかく早く仕事をしたい人、人とのコミュニケーションが好きな人、地味な作業より活動的な仕事をしたい人に向いています。このような特徴を持つインサイドセールスの概要を一覧にしてみました。
日々担当する業務例 | 非対面型の営業 *中心は電話、WEB、メール |
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おすすめする理由 | 未経験でもなりやすい 新しい仕事なので今が狙い目 業界問わず需要のあるスキル |
期待年収 | 約500万円~700万円 |
未経験からなる方法 | 「未経験歓迎」求人に応募 |
未経験からなる難易度 | ★ |
中小企業診断士
企業を相手に経営のアドバイスをしていくのが中小企業診断士です。国家資格試験はありますが、必須ではありません。
ただし、国家資格ですから箔が付く上、会社に就職する場合は資格手当が出ることがあります。
実績を積むことで収入アップにつながるため、年収が上がるまでは時間がかかりますが、高齢であることが強みになる仕事でもあります。
ひたすら頭脳労働が好きな人、ビジネスに興味がある人、一つの仕事で長く続けたい人におすすめです。このような特徴を持つ中小企業の仕事の概要をまとめてみましたのでぜひご覧ください。
日々担当する業務例 | 中小企業の経営アドバイス |
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おすすめする理由 | AIに取って代わられにくい 高齢であることが強みになる |
期待年収 | 約500万円 |
未経験からなる方法 | 以下の3つを順番に行います ・中小企業診断士の資格を取る ・実務補習を受ける ・仕事を手に入れる |
未経験からなる難易度 | ★★ |
社労士
社労士(社会保険労務士)は、雇用関係で課題を抱えている企業の相談に乗り、トラブル解決や再発防止のための対策をする仕事です。
国家資格を必要とする手に職ですが、受験資格があまり厳しくない上に門戸もかなり広いです。
社労士といってもランクがあり、一般クラスはそれほど高収入ではありませんが、実績を積んで幹部クラスや開業社労士になれば、高収入も見込めます。
とにかく日々勉強する必要があるので、コツコツ努力できる人、経営に興味がある人が向いています。
日々担当する業務例 | 人事、労務の相談に乗る 労働トラブルの対策 雇用関係の仕組み作り |
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おすすめする理由 | 国家資格必須で信用されやすい 雇用制度が有る限り仕事がある 年齢性別によらない |
期待年収 | 424万円 |
未経験からなる方法 | 国家資格を取得する ↓ 事務所などに就職 |
未経験からなる難易度 | ★★★ |
男女別におすすめの仕事
ここまで性別や年齢によらない仕事を紹介してきましたが、そうはいってもそれぞれに向いている仕事の選び方はあります。
男性、女性それぞれの適性を生かしたおすすめの仕事の選び方をお話しします。
男性は年収500万円が見込める仕事
男性の場合は年収500万円以上を重視しましょう。
特に結婚を考えている場合、男性は収入が低いことがネックになりがちです。仮に結婚できたとしても、年収が低いことによって肩身が狭くなるのは男性のほうが多いです。
男性にとっての手に職は、最低限年収500万円が必須と考えましょう。
女性は在宅ワーク可能な仕事が無難
女性の場合、手に職選びで重視すべきは在宅ワーク可能かどうかです。
妊娠、出産、育児など、キャリアが断絶してしまいそうなタイミングでも仕事を続けられるかどうかは非常に重要です。
実際、キャリアの断絶→再就職の道をたどると、どうしても生涯年収は減ってしまいますし、再就職自体が困難になります。
この点を考えると妊娠・出産・子育てと両立がしやすい在宅でも仕事にありつけるスキルを得るのが無難。この在宅で働ける仕事の最たるものがWEB系の仕事です。
エンジニア、デザイナー、WEBマーケター、とWEB関係の仕事はたくさんありますが、どれも在宅で働けるので個人的にはおすすめしたいです。
逆に絶対におすすめできない仕事
次に手に職を付けたいあなたにおすすめの仕事だけでなく、絶対におすすめできない仕事についても考えてみます。
管理人としてはこれから取り上げる条件に当てはまる仕事は絶対におすすめできない仕事になります。
- 近い将来機械に代替される仕事
- 資格の取得のハードルが高すぎるもの
- 明らかに適性がない仕事
それぞれの詳細についてはこれからご紹介します。
近い将来機械に代替される仕事
電話営業や事務職など、仕事に縛られたくない人には人気の職種ですが、おすすめできません。近い将来機械や外国人に代替される未来が待っているからです。
今更の話かもしれませんが、今の時代は自動音声型の電話サービスもありますよね。それに書類整理やデータ入力も、AIや機械で代行できる仕事です。
これらは人件費削減のためには真っ先に削られる仕事です。いずれも職種自体が無くなるので今のうちにやめておきましょう。
資格の取得のハードルが高すぎるもの
医者、歯医者、薬剤師、弁護士といった難関資格を必要とする仕事は一度なってしまえば一生物の手に職といえます。
しかし、初心者からなるにはハードルが高すぎます。だって難関資格の場合は大学に入りなおしたり、3年程度の勉強が求められたりします。
この取得の難易度が高さに加えて資格を取得しても実務経験ゼロの状態で仕事を探さなくてはいけないので職にあぶれるリスクまであります。
時間やお金を投じても収入が得られないリスクがある仕事といえるでしょう。
明らかに適性がない仕事
明らかに適性がない手に職を選ぶのもやめましょう。
たとえば美的センスがないのにデザイナーをやっても仕事は長続きしません。勉強ができないのに難関資格を受ければいつまでたっても合格は困難です。
他にも対人スキルがないのに営業職を選んでも、営業成績は上がらず収入も上がりません。
それにビジネスのセンスがないのにマーケティング関係の仕事や企画関係の仕事をしようとするのもアウト。頑張れば頑張るほど会社に損害を与えます。
要するに才能がない事で勝負するのは寿命の無駄です。「成功には99%の努力と1%の才能が重要」という言葉があるように結果を出すためには1%の才能は不可欠です。
向かないことを頑張るよりも向いていることで勝負したほうが明らかに成功するのであなたとの相性は考えましょう。
キャリアチェンジを実現する方法
次に手に職がつく仕事にキャリアチェンジをする実現するための3種類の方法をご紹介します。
独学した上で部署移動を希望する
まずは興味を持った仕事がありましたら独学を始めて自分に合った仕事か考えてみましょう。
独学で始めてみて楽しいと思ったり、意外と簡単だなぁ・・・と思いましたらスクールに通うなどして本格的に勉強を始めましょう。
その上で、今の会社で勉強中のスキルをいかせる部署に移動できるのなら、積極的に希望してみましょう。勉強というインプットと実務の中でのアウトプットが出来るのでスキルアップが倍速で進みます。
未経験枠で潜り込む
実は企業の中には未経験者を積極的に採用しようとする未経験枠があります。
この未経験枠は新卒と同じくらいの給与体系の事もありますが、新卒と同じように未経験者として会社に入れてくれる採用枠です。
そのため、やる気と熱意があれば採用されることもありますのでジョブチェンジをしたいのでしたら最高のチャンスと言えます。
気になる職種に未経験からなれるチャンスがあるのでしたら年収ダウンを覚悟して挑戦することをお勧めします。
転職保証があるスクールに通う
部署移動も未経験枠と比較すると金銭的な負担がありますが、その分ジョブチェンジの成功率が高いのが転職保証があるスクールに通うことです。
実は今の時代ではカリキュラム終了後の転職を保証しているスクールは色々とあり、このスクールに通えばカリキュラムの内容を習得すれば事実上転職が決まります。
一例としては未経験からエンジニアになれる転職保証を付けているDMM WEBCAMPのようなプログラミングスクールですね。
このDMM WEBCAMP以外にもデザイナーへの転職を保証しているテックキャンプというスクールもあります。
おそらくあなたが興味を持った職種に関しても転職保証があるスクールはあると思いますのでぜひ探してみてください。
これにてこのページの内容は終わりになりますが、最後にここまで目を通したあなたにおすすめの記事をご紹介しますのでぜひご覧ください。