手に職を文系人間が身に付ける意味とは?

文系が手に職をつける

「自分は文系だけど手に職をつけたい・・・・」

そんな思いがあるあなたに朗報です。実はですねプログラマーやデザイナーといった手に職を持っている人の中には文系が少なくありません。

いや、少なくないばかりか経理のプロである税理士や最近女性を中心に人気を博しているウェブデザイナーに関しても管理人の周りでは8割型文系出身者です。

つまり、技術とは一見すると無縁の人生を送っている文系人間であっても努力次第では専門スキルを持つことはできるのです。

しかもジャンルによっては理系よりもはるかに適性があることも少なくありません。

このことをご理解頂くためにこのページでは

  • 理系にない文系だからこその強み
  • 非理系人間が手に職を持つメリット
  • 文系と相性抜群の手に職の種類と魅力
  • おすすめの専門資格一覧

といった内容についてまとめてみました。ざっとでも目を通せば文系ならではの強みがいかせる手に職となるスキルや資格、それにこれから専門分野を持つこの意義が分かります。

改めて考えたい理系人間にない強み

理系より不利と思われがちな文系人間ですが、実は理系にない強みもあります。

ここでは文系にあって理系にない強みを5つ紹介します。

手に職をつけるのに役立つ文系の強みに目を向けてみましょう。

文章を書く機会が多いので文章力がある

文系人間は文章を書く機会が多いです。

何千字ものレポート提出や、論述形式の試験など、自分の考えを文章化する機会が当たり前のようにあります。

理系の場合、実験や実習中心のため、自分の考えを文章化する機会は意外と少なくなります。

一般論ではありますが、理系人間は誤字脱字や誤った日本語の使い方が多いです。

仕事上、文章を書く機会は多いので、ある程度文章力がないと話になりません。

例えば、手に職をつけるために資格試験を受ける際にも文章力は必須です。

在宅仕事なんてチャットやメールでコミュニケーションできる文章力がなければ成り立ちません。

文系の文章力は、手に職をつけるために必須要件なのです。

グループワークが比較的得意

大学でグループワークを経験することが多いのも文系の特徴です。つまりチームプレイに強いということ。

一方、理系の実験は終わったらさっさと帰る、といった調子なのでグループワークは少ないのが現実。

仕事は大きくなればなるほど一人ではできません。ですからチームプレイができる人材は重宝されます。

手に職をつけたい文系の人は、チームプレイが活かせる場所を選ぶのもアリでしょう。

コツコツ勉強するのが得意な人が多い

文系科目はコツコツ勉強するものが多いですよね。

例えば、英語や社会などは真面目にコツコツ覚えなければ成績は上がりません。ですから文系人間は地道に勉強することには慣れているのです。

この勉強スタイルは、手に職をつけてスキルを磨く上でも必須。スキルを身につけるためには仕事を始めてからも磨き続けなければいけませんからね。

文系の勉強でやってきたことは、手に職をつける上で無駄にはならないのです。

言語化能力が非常に高い

言語化能力でいえば、一般に文系のほうが理系よりかなり高いです。

理系の研究室よりも、人前で発表する機会が多いからですね。

言語化能力は、普段から数をこなさなければ身につきません。つまり、後から取り返すのは時間がかかるのです。

日頃から物事を言語化することに慣れているというのは、手に職をつける上で文系の大きなアドバンテージになります。

対人系の仕事を苦手とする人が少ない

文系人間は総じて、対人系の仕事に抵抗がありません。これも一つの大きな武器です。

なぜなら理系人間には対人系の仕事に抵抗のある人が非常に多いからです。

例えば、理系の人は講義や実験に忙しく、学外で人と接する余裕があまりありません。それに課題などで研究室にこもっていることが多くなりがちという事情もあります。

対して文系の人はバイトをする余裕がありますし、グループワークも多いので、人と接する機会は圧倒的に増えます。

手に職の仕事の中には対人系の仕事も多いですから、人と接するのが得意な文系人間は有利になるのです。

手に職を文系人間が持つ4つのメリット

そもそも文系人間に手に職は必要なのか、疑問を持たれるかもしれません。

実際私も文系人間が手に職を持つ必要性については社会人になるまでは全く感じておりませんが、今では文系ほど手に職をつけるメリットが大きいといえます。

その理についてはこれから文系人間が手に職を持つ4つのメリットをご紹介することでご説明します。

機械に代替可能な人間にならずに済む

手に職を持てば機械で代替可能な人間にならずに済みます。

文系に人気の事務職など、9割は機械に取って代わられるといわれています。既に技術的には可能な域に来ており、いつ職を失ってもおかしくありません。

しかし、手に職を持っていれば機械化で事務職などがなくなっても、すぐに職を見つけられます。

ただでさえ不況で人員削減が進んでいる現状ですが、文系でも手に職を身につければ不安は軽減されます。

自社以外で通用する人材になれる

文系の多くが従事するオフィスワークでは、その会社に適応できれば優秀な人材とされます。しかし、あくまで一つの会社のルールに適応できる能力だと他社では通用しません。

その点、手に職をつければあらゆる職場で通用する人材になれます。

特に文系の場合、スキルがなければ就職市場での市場価値は理系より下がります。手に職を持つことは、就職市場において文系が理系を超える武器となるのです。

ジェネラリスト兼スペシャリストになれる

「文系で総合職についたけれども手に職をつけたほうが良いのか?」

それは間違いありません。

文系総合職で身につけた幅広い経験と、手に職をつけるために身につけた専門スキルで最強人材になれるからです。

手に職を得た文系のジェネラリスト兼スペシャリストなら、一般の理系出身者よりも転職市場ではるかに重宝される人材になります。

比較的簡単に仕事を取れるようになる

手に職をつければ文系でも簡単に仕事を取れるようになります。

当たり前ですが仕事は専門的な技術やノウハウがあるだけではできません。営業や事務処理といった仕事はどこでも発生します。

営業や事務処理が苦にならず、加えて専門スキルを持っていれば、転職市場での価値が高まるだけではなくて独立も夢ではありません。

7種類の仕事の特徴と魅力

「文系で手に職をつけたほうが良いのはわかったけど、具体的に何を目指せばいいの?」

そんな人のために、おすすめの手に職を選定し、特徴と魅力をまとめました。

文系におすすめの手に職ばかりなので、自分に合ったものを選んでみてください。

WEBマーケターの特徴と魅力

WEBマーケターはWEBサイトを使って集客をする仕事です。

顧客の動向をリサーチしたり、日々めまぐるしくかわる検索エンジンやマーケティングツールの勉強をしたりといった地道な勉強の積み重ねが必要になります。

質の高い文章を書いて売上をアップさせるのが仕事なので、言語化能力に長けている文系人間にはもってこいのスキル。

WEBマーケティングのスキルがあれば、企業で重宝されるだけでなく、独立して稼ぐことも容易になるという夢のある手に職です。

WEBディレクターの特徴と魅力

WEBディレクターはWEB制作スペシャリストたちのまとめ役であり、監督役です。

スケジュール管理能力やコミュニケーション能力が求められるので、かなり文系向きの仕事といえます。

プログラミングやWEBデザインのスペシャリストとコミュニケーションを取る上で、彼らの専門用語や仕事が理解した上で進行しなければいけないため、難易度の高い仕事です。

ただしその分収入は高く、独立して人を雇って仕事をする上でも役立つ手に職といえます。

WEBデザイナーの特徴と魅力

WEBデザイナーはWEBサイトのバナーやロゴなどのデザインをする仕事です。

見た人が思わずクリックしたいと思うようなデザインが求められるので、日頃から様々なホームページや商品を見て、コツコツ勉強する必要があります。

仕事が大きくなれば、プログラマーやディレクターとのコミュニケーション能力も求められるので、文系向きの仕事です。

近年需要が高まっている仕事であり、フリーランスとしても活躍しやすい手に職です。

法務のスペシャリストの特徴と魅力

法務のスペシャリストになれば、企業での法律絡みの案件に重宝されます。

目まぐるしく変わる法律を地道にコツコツ勉強するのはもちろん、法に関わるトラブル対処の際には相手との交渉力も求められるので、文系向きの仕事です。

法律に詳しくなれば司法書士などの資格を取って独立する道などの選択肢も増えます。法治国家において必要不可欠な仕事であり、堅実な手に職です。

対面営業の特徴と魅力

対面営業も極めれば手に職になります。

物を売るスキルはもちろん、人とのコミュニケーション能力や商品の魅力を伝えるプレゼンテーション能力が求められる文系向きの仕事です。

能力が高くなればなるほど売上に直結するので、営業代行として独立することもできます。
誰でもできるようで成果が出せる人が少ない仕事だからこそ、需要のある手に職といえます。

翻訳家の特徴と魅力

翻訳家はあらゆる外国語の文書や書籍を日本語に翻訳する仕事です。
グローバル化が進む現代ではますます需要が高まっています。

ただ英語を日本語にすれば良いわけではなく、書き手が伝えたいニュアンスや読みやすい文章に直すことを心がける必要があり、言語化能力の高い文系向きの仕事です。

実績を積めば独立して在宅ワークとしてもできるので、汎用性の高い手に職といえます。

ライターの特徴と魅力

ライターはあらゆる文章を書く仕事です。

特にWEBライターは参入しやすいので、副業としても人気です。
言語化能力や、相手に伝わる文章を書く力が求められるので、文系向きの仕事です。

稼げないと思われがちな仕事ですが、多くの人に読まれて売上につながる文章が書ければ重宝されますし、報酬も上がります。

在宅ワークも可能でスキルを上げて作業時間が早くなれば、高時給の仕事になる手に職です。

専門職になれるおすすめの資格一覧

手に職をつけるのに手っ取り早いのは資格を取ることです。

しかし、なんでもかんでも資格を取れば手に職になるわけではありません。
ほとんど何の役にも立たない資格も多いからです。

以下、手に職をつけたい文系人間におすすめの資格を3つご紹介します。

社労士

社労士(社会保険労務士)は、企業と労働者の雇用に関わるあらゆる手続きや仕組み作りの提案をするスペシャリストです。

法務の知識や企業と労働者を取り持つコミュニケーション能力も求められるので、文系におすすめの専門職です。

士業と呼ばれる仕事の中ではマイナーですが、コロナで世の中が大きく変わった今、今までの労務改革を迫られる経営者の需要は高まっています。

社労士は稼げないという固定観念がある今、文系には穴場ともいえる手に書です。

司法書士

司法書士は文系の難関資格の一つです。
合格は簡単ではありませんが、その分独立の道が開ける手に職といえます。

また、法律のスペシャリストとなることで、企業の法務担当として働く道もできます。

法律のある日本で生きる以上、需要が常にある手に職といえます。

税理士

税理士も文系の難関資格です。

近年は起業する人、フリーランスとして独立する人が増えており、煩わしい確定申告に悩まされています。

年々税務署のシステムも変わっており、税務監査も厳しくなっている今、税理士に相談したい人は増えると予想されます。

税務の勉強は自分が独立する際にも役立つ手に職であり、コツコツ勉強するのが得意な文系の人なら取っておいて損はない資格です。

本気なら何か1つITスキルを身に付けよう

多くの仕事を紹介してきましたが、文系におすすめなのはIT系のスキルを身につけることです。

どれか一つでも身につければ格段に手に職をつけやすくなりますし、あらゆるITスキルの知識を学んでWEBディレクターとして高給取りを目指すこともできます。

IT系スキルの需要は今後も高まり続けますし、人材が不足しているので重宝されます。

そうはいっても、ITスキルを学び始める人がじわじわ増えているのが現状です。早く行動しないと置いていかれるでしょう。

今のうちにITスクールの無料説明会に参加するなり、WEBスキルの書籍を読むなりとにかく行動を起こしてみましょう。

それが、あなたの人生が変わる第一歩になります。最後にこのページの内容と併せて目を通しておきたいコンテンツを2つご紹介します。

今プログラミングを学ぶメリット
今から専門スキルを学ぶ方法と学ぶメリット

手に職をつけるぜナビ~おすすめの仕事と持つと強い資格のまとめ