いつの時代も生き残るのは手に職がある人
突然ですが、質問させてください。
今のあなたは会社を辞めても生きていける特殊なスキルや希少価値が高い資格をお持ちでしょうか?
もし、「何もない」ということでしたら今すぐにでも「手に職がある人材」を目指すべきです。
もちろん、いきなり「手に職がある人材」を目指した方が良いといわれても、「手に職がある」人がどんな人であり、どうすればなれるのか分からないですよね。
それにそもそもの話、手に職がある人になるとどんなメリットがあるのか分からないとわざわざ目指す価値があるのかも判断できないかもしれません。
そこでこのページでは手に職がある人というのはどんな人のことを指すのか、そしてどうすればなれるのか。
また手に職がある人を目指すメリットやデメリットについて当サイトの管理人が自身の経験を踏まえてこれからご紹介していきます。
そもそも手に職がある人とは?
最初にあなたにお伺いしたいのですが、「手に職がある人」と聞くとどんな人を思い浮かべるでしょうか?
正直、漠然とした質問なのでなかなか答えにくいかもしれませんが、私自身は手に職がある人というと、
- 何か特殊なスキルがある人
- 難関資格を持っている人
- 大工さんのように自分の腕で生きている人
といった人を思い浮かべます。
答えを言ってしまったような形になってしまいますが、
手に職がある人というのは、資格や技能があるので会社や国に頼らずとも自分で生きていける力を持っている人のことを指します。
食える資格や技術を持つメリット
先ほどの内容で「手に職がある人」がどんな人なのかは分かったと思いますので、次に管理人が考える「手に職がある人」を目指す3つのメリットを一覧にしてみました。
- 会社をクビになっても困らない
- 定年を考えずにいつまでも働ける
- 組織に依存せずに生きていける
この3つの特徴については上から順にご説明します。
会社をクビになっても困らない
これはWEB関連のスキルを5年かけて磨いた管理人の経験談になりますが、手に職がある人になれば仕事に困りせん。
現に管理人自身、過去に理不尽な理由で会社を追い出されたことがあります。はっきり言ってかなり屈辱的な経験でしたし、途方にもくれました。
ですが会社を追い出された時には4年間のWEBマーケティングの経験があったので、その経験をアピールして転職活動に渋々ながら取り組んだところ、1ヵ月弱で5社から内定をもらえたことがあります。
管理人のケースはさておき、手に職を得るための努力をして手に職がある人になれば、企業側から求められる存在になれるという点は押さえておきましょう。
定年を考えずにいつまでも働ける
企業には定年退職がありますが、手に職をつければ定年は関係ありません。
現に管理人自身が所属しているIT業界では定年の年齢は通常60歳ですが、プログラミング技術が卓越した一流のエンジニアは60歳以降もフリーランスとして働く人は少なくありません。
この定年を考えずに働き続けられるのは、年金の破綻リスクが十分にあり、定年後も働く必要が生じそうな今の日本では非常に強いです。
組織に依存せずに生きていける
手に職がある人材になれば組織に所属せずとも個人で働く事も不可能ではありません。
現に管理人が所属しているIT業界では手に職を持った上で組織に所属せず、個人で働いているフリーランサーは無数にいます。
それにフリーで働けるレベルの手に職を身に付ければいつでも独立できるので、企業に所属していても上司からの理不尽な要求には「No!」ということもできます。
このよう手に職がある人材になれば組織に依存したり、隷属せざるを得ない典型的な社畜人生とは無縁な生き方が出来る点は見逃せません。
デメリットには何があるのか?
これまで手に職がある人材を目指すメリットについてご紹介しましたので、次は逆に手に職がある人材を目指すデメリットについてもまとめてみました。
- 勉強という努力が必要
- 初期投資も必要になる
- 自由な余暇の時間が減る
ここで一覧にした3つのデメリットの詳細についてもそれぞれ簡単に詳細をご紹介します。
勉強という努力が必要
まず1つ目のデメリットは手に職がある人材になるには努力が必要になる点。
これは当たり前かもしれませんが、手に職がある人材になるには1つのスキルを学ぶために自分で勉強する事や技能を身に付けるための鍛錬が必要になります。
この勉強やスキルを取得するための鍛錬は楽しいことばかりではなく、苦しいこともありますし、なによりエネルギーを使います。
初期投資も必要になる
2つ目の「手に職がある人材」を目指すデメリットは初期投資がかかる点。
義務教育の世界とは違い、大人の世界では勉強をするにはお金がかかります。現にあなたが何かしらの手に職を身に付けることを決める場合、
- 教材を購入する際の教材費
- 学校に通う際のスクール代
- 資格試験を受ける際の受験料
といったお金がかかります。
これらのコストは手に職がつけばすぐに回収できますが、お金がかかるというのはやはり大きなデメリットになります。
周りの人と疎遠になる恐れがある
また手に職を得るためには他の人がゲームをしたり、寝てたり、合コンをしている時間を勉強に当てる必要があります。
そのため、手に職がつくまでの「修業期間」はこれまでの知人や友人と遊ぶ時間が確実に減ります。
その結果として、「あいつ最近付き合い悪いね」と言われて、自ずと疎遠になる人も一定数現れます。
もちろん、手に職がついて人生のステージが上がればより良質な人との出会いに巡り合えますが、これまでの仲間や友人と疎遠になることは小さくないデメリットにはなります。
明らかにメリットの方が多い
ここまで見てきましたように手に職がある人材になるにはメリットばかりではなく、いくつかのデメリットが発生するのは事実です。
このデメリットの存在を知ると、「手に職がある人」を目指す気が失せるかもしれませんが、どう考えてもデメリットとメリットを比較するとメリットの方が大きいです。
その理由はひとたび手に職がある人材になれば、今までは出会えなかった人と仲良くなったり、収入がアップしたり、将来の失職リスクが格段に低くなるので人生のステージが格段に上がるからです。
この点を考えると、短期的には失うものがいくつかあるにしても、長い人生で考えれば何倍ものリターンが返ってくるので手に職がある人材にはなってしまった方が良いのです。
そのため、手に職がある人材を目指す際に生じるデメリットには特に目を向けないことをおすすめします。
⇒今の職場で働きながら手に職をつける方法はこちら
最短で専門スキルを身に付ける方法
手に職がある人材を目指すメリットとデメリットに関しては紹介しきりましたので、次はどうすれば最短で手に職がある人材になれるのか、という短期間で手に職がある人材になる方法をご紹介します。
実はこの短期間で手に職がある人材になる方法は管理人の経験上、これからご紹介する3つを同時並行で行うこと以上のものはありません。
- 未経験歓迎の会社に転職する
- 働きながら技を覚える
- 同時に独学もする
この3つの詳細は上から順番にご紹介します。
未経験歓迎の会社に転職する
言うまでもないかもしれませんが、何か1つの手に職をつけるには相当な時間がかかります。
そしてその相当な時間を捻出する際に最も手っ取り早いのが身に付けたい手に職が身に付く環境に転職してしまう方法です。
これはどういうことかというと、あなたが経理のプロになりたいのなら経理職として雇ってくれる会社に移ることを意味します。
この話を聞くと、「そんなに都合の良い採用枠なんてないよ・・・」と思うかもしれませんが、実はどの職種であろうとポテンシャル採用という未経験者向けの求人が一定数あります。
そこで、そのポテンシャル採用枠を見つけ、その枠で企業に入社すれば未経験であろうと、手に職をつけたい仕事に携われるチャンスが得られてしまうのです。
働きながら先輩の技を盗む
身に付けたいスキルが学べる職場に入った後にやることは、先輩から仕事を教えてもらい、仕事をする中で先輩のスキルを盗んでいくことです。
実はこの「先輩のスキルを盗む」というのは手に職がある人材に最短でなる際に最も重要になります。
なぜなら、あなたが身に付けたい手に職を既に身に付けている職場の先輩はあなたの師匠のようなものだからです。
師匠である彼・彼女から技を教えてもらい、その技を覚えていけば自ずと先輩のレベルにはなれますし、彼・彼女のサポートを受ければ自ずとスキルの習得のスピードも上がります。
この点を考えると手に職がある人材を目指すのでしたら職場の先輩のスキルは全て盗む、という心持ちで新天地の仕事に取り組むことをおすすめします。
独学で保有スキルを増やす
職場の先輩からスキルを盗むのと同様にやっておきたいのは、会社の中での担当業務ではなかなか身に付かない知識やスキルに関しては独学で身に付けることです。
例えばあなたが経理の仕事に就き、会社の税務申告の仕事をしていたとします。
このケースでは先輩から税務申告の実務を学べば税務処理には詳しくなりますが、ただ先輩から仕事を教えてもらうだけでは税務に関する深い知識も得られません。
そこで税務関係の仕事をするのなら普段の仕事はきちんとこなしながらも、独学で税法を学び、税金対策のプロフェッショナルを目指すのです。
このような姿勢で担当する実務に関連する分野の勉強を独学で行えば、すぐに先輩のレベルは越えますし、遠くないうちに部署のエースとして一目置かれるレベルにはなれます。
スキルが身につくおすすめの仕事一覧
このページも後半に入りますが、ここまで手に職が就く仕事にはどんな職種があるのかについては特に取り上げてきませんでしたよね。
そこでここでは頑張って取り組めば一生ものの手に職が身に付く仕事の中で管理人がおすすめしたい4種類の仕事を一覧にしてみました。
- IT系の専門職
- 経理職
- 法務の仕事
- 士業の仕事
ここで取り上げた4つの仕事の詳細については上から順番に1つずつご説明します。
IT系の専門職
最初にご紹介するITの専門職というのは、IT系の技術を持ち、そのスキルでご飯を食べている人です。
具体的にはプログラミングが使えるプログラマー、デザインが分かるデザイナー、WEBの広告運用ができる広告運用者、コンテンツをかけるコンテンツライターなどですね。
こういった専門的なITスキルを持っている人はそのスキルでご飯を食べている以上、手に職があるプロフェッショナルなIT人材といえます。
正直な話になりますが、プロフェッショナルなIT人材になるためには相当な努力と実務経験が必要になります。
なので簡単になれるものではありませんが、経験とスキルを積み重ねれば食い扶持に困ることが無くなるので手に職がある人材になりたいのでしたら目指すことをおすすめします。
経理職
2つ目に取り上げる手に職がある人材になれる仕事は経理の仕事です。
この経理とは何かというと、会社の営業活動の中で発生した売り上げや費用の記録をつけたり、企業の経営成績である帳簿を作成することを会社の中で担当する仕事です。
実はどの企業も経理の仕事が出来る人材が社内にいないと業務に支障が出るので、経理の仕事をマスターすれば転職市場において企業から求められる人材になれます。
それに経理の仕事をしていると自ずとどの企業でも利用することになるExcelというオフィスソフトに強くなれますので、実務能力も非常に高いビジネスパーソンになれてしまいます。
このように経理の仕事は専門職としてのキャリアを歩める上に基本的なビジネススキルも高めることができるので、手に職がある人材を目指すのでしたら目をつけておきたい仕事の1つになります。
法務の仕事
次に取り上げる手に職がある人材になれる仕事は法務関係の仕事です。
この法務が担当する仕事は、会社が関わる事案の中で法律が絡む案件全般です。具体的には、
- 他社から提示された契約書のチェック
- 自社サービスの契約書の作成
- 社内のコンプライアンス既定の制定
- 消費者との間で生じた訴訟の対応
- 企業活動で発生したリスクへの対応
といった業務を担当することになります。
現在の日本では大企業だけではなく、中小企業にも法令順守が強く求められるので、法務関係に強い人材は引く手数多となり転職先に困りません。
そのため、法務の仕事について長い間社内のリーガル案件の処理を担当していた場合、自ずと色々な会社に必要とされる人材になれてしまうのです。
しかもこの法務の仕事は先ほど紹介した経理の仕事と同じように専門職の部類に入るので、転職をする際にも専門職、という形で転職できるのでいつまでも手に職を磨き続けられる環境で働き続けることが出来ます。
士業の仕事
4つ目に取り上げる手に職がある人材になれる仕事は資格を取得したうえで士業になってしまうことです。
この士業とは何かというと、言ってしまえば、資格で仕事をする職業です。具体的な職業でいいますと司法書士や税理士、それに社労士なんかが該当します。
それではどうして士業の仕事につけば「手に職がある人材」になれるかというと、士業になれる資格を取れば、その資格をいかした仕事につくことになるので、1つの道を究めることができるからです。
例えば行政書士になった場合、法律関係の文章を作る仕事をキャリアを通して担当する以上、契約書の作成を含めた法律が絡む文章を作成するプロになれます。
その結果として法律関連の文章を作れる能力がある人材を求める企業には引っ張りだこになるので、職に困ることは基本的に考えらません。
このように資格を取得して士業として働く場合はある特定の分野のプロとしてキャリアを送れることになる以上、手に職がある人になれてしまうのです。
中でもIT関連はおすすめ
さて、ここまで手に職がある人材になれる仕事として
- IT系の専門職
- 経理職
- 法務の仕事
- 士業の仕事
の4つをご紹介しました。
正直な話、この4つの仕事はどれも極めれば自ずと「手に職がある人」になれますが、特に管理人がおすすめしたい美味しい仕事はIT関連の専門職です。
なぜなら、IT関連の専門職は圧倒的に数が少ない上にAIによって数多くの仕事が奪われるといわれている今日の世界において、比較的そのリスクが低い仕事の1つだからです。
これが何を意味するかというと、ITスキルを身に付ければ世の中のIT化の波にのまれて仕事を失う心配をせずに済むということです。
しかもIT系の専門職になるのには性別も学歴もこれまでのキャリアも関係ないですし、年齢さえあまり問題になりません。
このようにIT関連の専門職は目指す際の障壁が低いにも関わらず、一度道を究めれば他の仕事よりも失職リスクが低いので、非常にお得なのです。
結論:手に職がある人は強い
これにて「手に職がある人になるメリット」・「手に職がある人になる方法」・「手に職がある人を目指す際に注目すべきスキル」についてまとめているこのページの本題は全て取り上げ切りました。
そこで改めて最後に今回のページの内容を総括すると、「手に職がある人」になれれば人生は安泰だという点です。
現に「手に職がある人」と言われるだけのスキルを持てば今の会社に依存しなくて済みますし、仮に仕事を失う状況に直面してもすぐに新しい仕事を見つけられるので路頭に迷わずに済みます。
中でもこのページでも取り上げましたようにIT関連のスキルを身に付ければあなたの市場価値は「グーン」と上がるので、何かしらの「手に職」をつけたいのでしたらITスキルを身に付けることをおすすめします。
このITスキルを要領よく身に付ける方法についてはこちらのページで取り上げておりますので、今回のページの内容と合わせて目を通してくださいね。