短期間とはいえ年収200万円を切る生活をした経験がある管理人だからこそ言えることがあります。
実はですね、今の日本で普通の底辺層がどん底状態から抜け出すのは簡単ではないんです。というか事実上ムリゲー。
この話を聞くと「イラっと、」するかもしれませんし、管理人もお金がない時に「どん底から這い上がるのは無理です」なんて言われたら腹が立つでしょう。
しかし、「底辺がどん底から這い上がるのは難しい」というのは早稲田を出たにも関わらず新卒で入った会社を事実上クビになる。そして底辺フリーター生活を数年間送らざるを得なかった管理人の実体験からの話なので揺るぎもない事実です。
それではどうして底辺がどん底から抜け出すのは難しいのでしょうか?
この底辺がどん底から這い上がるのが難しい理由についてはダメ人間がどん底から這い上がる方法とあわせてこれからご紹介しますのでぜひ最後までお付き合いください。
底辺には低賃金な仕事しか回らない
まず、底辺には低賃金な仕事しか回りません。その理由は大きく2つです。詳しくお話します。
経歴が悪いと高給の仕事につけない
底辺で経歴が悪ければ、高給の仕事にはつけません。それではどうして高給な仕事が回ってこないかというと雇う側は底辺人材には誰でも出来る仕事をこなすことを期待するからです。
現に高給の仕事は特別なスキルが要るものや一定以上の知能が求められるものばかり。このような知的労働は底辺な人には向かないと多くの経営者は考えるんですよね。
その結果として底辺が少しでも稼ごうと思えば時給の高い深夜早朝に働いたり長時間労働するしかありません。
この長く働く事によって思考も体力も時間も奪われるため、底辺から抜け出すチャンスが得られなくなります。
その一方で時間を節約しようとすると貯金が出来ないので今の仕事を失ったら路頭に迷うがゆえに今の職場にしがみつくという選択肢しか取れなくなります。
単価が安い仕事では所得が低いまま
単価が安い仕事のさらに怖いところは所得が低いままになることです。当たり前ですが、誰でもできる仕事は替えが利くので大幅な昇給は見込めません。
そのため、頑張って働いていたとしても給与は増えませんし、仮に昇給制度があっても時給で10円や50円といった雀の涙ほど。
どうして昇給制度がないかというと、特殊なスキルやまともな職歴がない底辺な人の場合、行く当てがないので昇給しなくても辞めないと雇う側に思われているからです。
それに当たり前ですが、替えが利く仕事の場合は誰がやっても一定の結果が出ます。
そのため、「不満があるなら辞めてくれても良いよ、だって替えなんてすぐ見つかるしね」と雇う側は考えるものです。
この点を考えると働き次第で昇給が見込まれる仕事に就くことが欠かせません。しかし、底辺が稼げる仕事につく機会を得るのは簡単ではない実情があります。
お金がないと今しか見れない
当たり前ですがお金がないと今しか見ることができません。この今しか見れない短期的な思考は底辺から抜け出す際に最も大きな障害になります。
それではどうして短期的な視点でしかものを考えられないことが底辺からの脱却を難しくさせるのでしょうか?
将来を考える心の余裕がない
底辺だと将来を考える心の余裕がありません。代表的なケースとしては契約期間が定まっている働き方や日雇い労働者のケースなんて最たるもの。
彼らの場合は3か月後、下手をすると1か月後、雇用形態次第では明日の仕事があるかもわかりません。こんな状況だと常に収入が無くなる不安を抱えざるを得ません。
その結果として自己投資にお金を回すよりも貯金に精を出し、ゴールのない節約をしたりします。
貯金のしすぎは悪
貯金や節約は素晴らしい事ですが、所得が少なくて貯められる額も使える額も少ない時はどちらに力を入れても大きな結果は得られません。
その結果として節約をしているのにお金はたまらないものの節約によるストレスが際限もなくたまっていきます。
こうなると貯金を頑張れば頑張るほどたまるものはお金ではなくてストレス、というわけの分からない状況が生まれてしまうのです。
ちなみに管理人は底辺な生活に至って2週間の時点でこのループに気づき、「貯金は捨てお金は自己投資に回す」というスタンスを敢えて取りました。
ま~あぶっちゃけた話、「敢えて取った」というよりも「敢えるしかなかった」という残念な実情もありましたけどね。
結局今の生活を続けるしかない
底辺が陥りがちな思考として、「結局今の生活を続けるしかない」というのがあります。
底辺ゆえに失敗を極度に恐れる思考から抜け出せないのです。そして失敗を恐れる思考の代表例が投資を嫌う思考です。
貧乏人ほど損を嫌う
実は何もない人ほどお金が減ることを嫌うため、初期投資という考え方ができないのです。
その結果として初期投資をすればその先何十倍ものリターンが得られてうまく行けば年収1,000万円すら見込めるチャンスに巡り合える状況を目の前にしても出費をケチるのです。
もちろん人間の深層心理の1つにプロスペクト理論という「何かを失うことを著しく嫌う、恐れる」というメカニズムがある以上、これは仕方ないんですけどね。
いずれにせよ、「損はしたくない、お金を守りたい」という思考は自らチャンスを捨てる痛い行為なんですよ。
損は嫌うがおいしい話は好き
ちなみに底辺層は全般的に「すぐ稼げる」系の儲け話には弱く、そのためには時間もお金も使う傾向があります。
よくあるケースとしてはパチンコ、競馬、ネットワークビジネスなんて代表的。それに少し前ですと仮想通貨なんてものもありましたね。
最後に取り上げた仮想通貨に関しては管理人もハマりかけた時期もありますのでこれは他人事にはできません。
ま~あ管理人の場合は異常な動きをする金融相場を毎日、毎晩、毎時間見るのが面倒になったので仮想通貨オタクにはなりませんでしたけどね。
当時は金を稼ぐチャンスを自ら捨てたのでもったいない気がしましたが、今は英断だったと言い切れます。
管理人の経験はさておき、底辺生活から抜け出すために欠かせない初期投資を嫌ったり、短期的な快楽を追う志向は底辺からの脱却を難しくする事をご理解くださいませ。
負け犬根性が染みついている
負け犬根性が染み付いていると、底辺から抜け出すのはほぼ無理。そしてこの点には2つの理由があります。
逆境に弱い性格になっている
何か困難にぶち当たると「私には無理」という潜在意識をついつい持ってしまいませんか?
実はこの潜在意識はあなたの未来に大きな影響を与えます。実際、
- 「もうダメだ」
- 「自分にはできない」
そう考えていると、人はできない理由を探し、出来る方法を考えなくなります。
その一方で「なんとかしないと、」、とか「これだけやばいとこれ以上落ちようがないから頑張るか・・・」と覚悟を決めると道は開けます。
もちろん「道が開ける=なんとかなる」の方程式は全くもって成り立ちませんが、少なくとも勝率は残ります。だってゲームを投げていませんからね。
「諦めたら試合終了ですよ?」とかいうどこかの漫画の先生が言っていたお言葉の通り、潜在意識は非常に重要だという点はご認識ください。
自分で行動を起こす主体性がない
ぶっちゃけた話、底辺から抜け出せないのはあなたの主体性の有無が全てといっても過言ではありません。
その理由はシンプルで主体性がない人は今の状況から抜け出すための行動を取ることが出来ないからです。そうなるとずるずると現状維持をするしかありません。
当たり前ですが、周りはあなたが底辺から抜け出す手助けをしてくれることは基本的にはないです。
だって職場の同僚はあなたが底辺から抜け出せないまま低賃金で働いてくれたほうが楽だからです。特にブラック企業の経営者はそう考えます。
彼らはあなたに対して「あなたがいないと仕事が回らない」などと言ってくるでしょう。それに「君はうちのエースだ、英雄だ」なんてことも言うかもしれません。
しかし、実際は全くそんなことはありません。いざ辞めてしまえばあっさりしたもので、連絡の一つもない関係になります。(少なくとも私はそうなりました。)
要は何が言いたいかというと、底辺から抜け出せないのは周りが止めるからではありません。あなたの主体性の問題だという自覚を持ちましょう。
すぐに結果が出ないと諦める
すぐに結果が出ないと諦める思考も底辺の特徴ですね。お金だけでなく、手間や労力も投じたくないと考えるからです。
貧乏な人は自由な時間も使えるお金にも限りがあるので、結果が見えないことに投資をしている暇はないと考えてしまいます。
これはもっともなことですが、結果が最初から見えていることってほとんどないんですよね。特に最悪なのは「すぐに結果が出ない=時間の無駄」と考える事です。
みんな下済みをしている
当たり前かもしれませんが、よほどの天才でない限りは芽が出るまでには地道な下積みをしているもの。
これは今を輝く芸能人や歌手もそうですし、スポーツ選手もそう。それに現在何らかの分野の専門職に就いている人も同様です。
実際私も今ではWEBマーケティング並びにWEBメディアの運営スキル、そして戦略立案能力が周りに評価されるレベルに至ったために、
- 「お前の知恵を俺に貸してくれ」
- 「困ったら仕事はいつでも振るよ」
- 「金払うからノウハウを教えてくれ」
- 「なんかあったらうちにおいでよ」
- 「君は生命力があるから脱サラもいける」
といった嬉しい言葉のシャワーをちょろちょろとかけられるようになりましたが、これは偶然ではなくてある意味必然です。
かけた時間と実力は比例する
だって5年もの期間複数の職場で辛酸を舐めながらも実務経験を積みましたので1万時間の法則を優に満たすくらいはWEB関係の仕事に関わって来たという自負があります。
それに仕事以外のほぼ全ての時間をWEBビジネス並びに中小企業の経営に必要なありとあらゆるジャンルの勉強に充てていましたしね。
その結果として下手な経営者並びに経営陣よりも会社経営に必要なノウハウや知見、それに定石の打ち手に関しては詳しくなりました。
実際、ちょくちょく現役の経営者に意見を求められますし過去には小規模な会社とは言えその会社の戦略立案を請け負ったりもしていましたし。
要はどん底状態から浮上するための努力を継続していたんですよ。しかも周りがドン引きするレベルで。
事実、勉強に必要な書籍代やセミナー代、それに各分野のプロとの個別レッスンや個別コンサルには惜しみもなくお金を使っていました。散財具合は半端ではなかったです。
これは遊びではないので「豪遊」ではありませんが、散財していたのは事実なので「豪学」みたいなもんです。
「豪学」に使った具体的な額は控えますが、ウン百万円単位です。
これらの原資は交遊費の事実上の全カット、金のかかる趣味の放棄、生活コストを限りなく落とすという「鉄の意志」により用意しました。
率直な話、太平洋戦争の時の日本の国策である「欲しがりません、勝つまでは」的なノリです。
5年継続すれば2流にはなれる
もちろんこの話は全く自慢にはなりませんし、人生の黒歴史です。ですが、ここまで意志を持って継続が出来る人はあまりいないと思います。
逆に言えば5年間特定の分野の継続をすれば特定の会社に依存せずとも「生きていく、食べていく」くらいは出来るようになるのは当たり前。
ていうか出来ないと本当に残念です。
私の自己満的な話はさておき、数年単位で努力を続ければ誰でもある程度のレベルにまではいけることはご理解くださいませ。
しかし、このことを信じずに数ヶ月、下手をすると数週間で物事を投げ出すのは「底辺あるある」です。
逆に言えばこの「底辺あるある」を避けることが出来ればどん底から抜け出すのはかなり楽になる、ということを押さえてくださいね。
周りが底辺な人ばかりである
底辺な人の周りには、底辺な人が集まります。これはあなたにも思い当たるのではないでしょうか?
実際、周りが底辺ばかりだと底辺から抜け出すのはほぼ無理。この理由についてはこれからご紹介します。
「類友の原則」からは逃れられない
人間社会には「類友の原則」で成り立っています。この「類友の原則」というのは、「類は友を呼ぶ」という言葉の法則ですね。
要するに高給取りの周りには高給取りが集まり、底辺の周りには底辺が集まるということです。
これはよく考えたら当たり前の話で、生活水準や考え方が違いすぎるから交わりようがないんですね。
例えば高給取りと底辺では行く店も違えば働く場所も違います。普通に生活していたら、お互い出会わないんです。
それに底辺層の場合は周りがダメな人ばかりなので、それが当たり前だと思うので「今の状態がやばい」とは思わないんですよね。
こうなると末期です。危機感がなくなるとそこから抜け出すのはほぼ無理。
挑戦しようとすると笑われる
底辺が挑戦しようとすると、たいてい笑われます。酷いと親兄弟や親族でさえ笑います。
人に笑われると挑戦しようという気持ちが削がれますよね。ちなみにダメな人たちがあなたがダメな人から抜け出すための挑戦を笑うのには理由があります。
ダメな仲間が減っていくことが怖いのです。いや、怖いというよりも「抜け駆けしてずるい」とか「自分が惨めになるのが嫌だ」といった感情から来ますね。
全く迷惑な話です。彼らはあなたが自分の元から離れないように、いや、自分が惨めな気持ちにならないために無意識にあなたの足を引っ張ります。
よくあるケースとしては悪口を言う、嫌味を言う、仕事を妨害するとかですね。
そのエネルギーの一部を自分を高めることに充てれば人生が好転するのにそれをしないんですよね。
悲しいですが「本当にダメな人」を変えるのは無理ですし、同じ空間にいるとやる気が無くなります。そうなると腐るんですよね。
この点を考えると底辺から脱却したいのでしたらダメな人しかいない環境を自分から捨てるという行動が非常に重要になります。
貧乏から抜け出すためにやることとは?
これまで底辺から抜け出せない理由を話してきましたが、全員が抜け出せないわけではありません。
実際10人中9人が抜け出せなくても残りの1人になれば抜け出せます。それでは底辺を抜け出せる1割になるためにはどうすればいいのでしょうか?
底辺な周りとは縁を切る
底辺な周りの人とは縁を切りましょう。あなたの足を引っ張るだけだからです。
主体性を持って行動し、底辺を抜け出せばもっと良い友人に恵まれます。そのためには引っ越し、職場を変える、故郷を捨てる、なんてこともやる価値はあります。
無理をしてでも自己投資を始める
無理をしてでも自己投資を始めてください。特にWEBデザインやプログラミングのような稼げるスキルだとベター。
これらを学ぶためでしたら必要によっては借金やローンを組んでもいいでしょう。
底辺を抜け出せないのは大きなリターンを得るための投資を惜しむのが大きな原因になります。
つまり、逆に考えれば痛みを伴ってでも現状を変えるためにお金と時間を張れば人生は好転させられるのです。まさに「Nopain-Nogain」の法則です。
専門スキルが得られるまで頑張る
底辺を抜け出せないのは継続できないからです。専門スキルが得られるまで頑張りましょう。
管理人は幸か不幸か10代の半ばから無駄に「がり勉」だったので自学自習の習慣があったのでこの点だけは困りませんでした。
しかし、人によっては自学自習の習慣がない、なんてこともあるでしょう。そんな時には強制的に頑張らざるを得ない環境を手にするためにお金を払うのも手。
具体的には短期集中でスキルを学べる専門学校やオンラインスクールにお金を払って講師に管理をしてもらうのです。
こういったスクールでは3ヵ月~半年のスパンで集中してスキルを学べる上、その後のサポートも充実していますので必然的にキャリアアップが出来ます。
スキルを原資に職場を変える
スキルが身についてきたら思い切って職場を変えましょう。
底辺だったときは断られてばかりだったかもしれませんが、スキルを身につけたあなたは違います。
何もできない底辺ではなく、「〇〇ができます」ときちんと言えるからです。
ただし「今も勉強を続けています」というアピールはしたほうが良いですね。
やはり経歴がマイナスからのスタートですし、スキルアップが見込める人材となれば採用されやすくなります。
人生にはタイムリミットがある
ここまで底辺から脱却するのが難しい理由と本気で抜け出すためには何をするべきなのかについて管理人の実体験をベースにまとめてきました。
このページの内容を見て少しでも何かを感じたら「明日でも明後日でもなく、今すぐに」行動を始めることをおすすめします。
チャンスの量は日々減っていく
今から話す内容は非常に残酷な話になりますが、多くの物事には事実上の年齢制限というものがあります。要は決断を先延ばしに出来る余裕はないんですよね。
というのもある程度の年齢になると年齢が理由で転職が難しくなったり、結婚が難しくなるという事実があります。雑な言い方をすればタイムリミットみたいなもの。
このタイムリミットの具体的な年齢はここでは明示しませんが、ある程度の年齢になるとスキルを学んでも就職口を探すのが困難になる点は特に押さえたいですね。
中でも20代、30代前半で何度も転職を繰り返して一社の平均在籍期間が短くなるとそのつけが回ってきます。
そういう意味でも経歴に課題がある人こそ、就職しなくても生きていける実力を企業で働けなくなるまでの期間で磨く事が欠かせません。
ちなみに元ど底辺の管理人はこのコースを歩み続けますし、残念ながらそれしか選択肢はないと考えてキャリア計画を組んでいます。
この話は珍しく自虐ではなく、客観的な事実を前提とした覚悟なので笑わないでくださいませ。
また後者の結婚に関しては人並みの所得を得られるようになっても結婚適齢期を過ぎると異性から相手にされない、なんてことは普通に起こりえます。
この点に関しては管理人も実はひそかに危惧をしております。(笑)
ただ恋愛や結婚は相手ありきの問題なので自分一人の頑張りではいかんともしがたい案件なので打ち手がないという実情もありますがね。
ま~あこの話を続けると本題からどんどん脱線しそうなので余談はこのあたりにして本題に戻ります。
決断日は早ければ早いほうが良い
まとめると、「このままではやばいかも・・・」なんてことを一ミリでも思いましたら今すぐに現状を変えましょう。
実際、人生において最も若いのは今日であり、ましてや今この瞬間です。
偉そうなことを言っている管理人もこのブログを書きながら人生においてそこそこ大きな決断をしました。
改めての話になりますが、決断という単語は「断つことを決める」と書きますよね。つまり、管理人の中でも捨てるものを決めたんですよ。
捨てたものの詳細については今回は控えますが私も決断をしたので、次はあなたが決断をする番です。
そして決断すべき事項は「このまま底辺でい続けるのか、それとも脱却するための一歩を歩むのか」の二択。
どちらを選ぶかを決めるのはあなた次第ですが、後者を選んだ方が中長期で見れば人生が好転するのは間違いなし。
最後に「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますので、身に付ければ年収アップに繋がるスキルや資格についてまとめているページをご紹介しますのでぜひこの機会にご覧くださいませ。