手に職を持てば大卒に勝てる
高卒のあなたは既にご理解しているかもしれませんが、今の日本はなんだかんだ言って学歴主義が残っております。
これは高卒のあなたにはやや残酷な話かもしれませんが、紛れもない事実。しかし、学歴主義は全てに残っているかというと手に職で評価をされる世界にはほぼありません。
現に手に職のレベルで評価される仕事の場合、何もスキルが未経験の大卒よりもしっかりとした手に職を持つ高卒の方が断然評価されます。
この事実が意味するようにもしあなたが高卒の学歴にコンプレックスを持っていたり、手に職がある人に憧れを抱いているのでしたら迷うことなくお金になるスキルを取得するべきです。
この学歴には頼ることができない高卒のあなたが今すぐ手に職をつけた方が良い理由についてはこれよりご説明していきますのでぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
スキルがあれば高卒でも出世できる
まず最初に取り上げる高卒のあなたが手に職を付けた方が良い理由は学歴に関係なく出世できるチャンスが手に入ることです。
実は日本の社会において学閥が如実にある一部の超大手企業以外は入社した後は学歴よりもスキルや実力で出世が決まります。
そのため、高卒という大卒と比較すると学歴面でのハンディがあるあなたであっても手に職をつければ大卒よりも高い役職を得ることが可能です。
この学歴のハンディを挽回できるのは手に職を得るための努力をする大きなメリットなので押さえておきたいですね。
普通の新卒よりもスキルをつけられる
2つ目にご紹介する高卒のあなたが手に職を身に付けることをお勧めする理由は、大学を卒業してから社会に出ていく人材よりもスキルを磨く時間がある点。
例えば学歴がそこまで重視されないITエンジニアの世界にあなたが入るとします。
このケースで高卒のあなたが高校卒業後の18歳にどこかのIT系の企業に入社した場合、大卒のメンバーが22歳で入社する際には5年目の中堅社員になっています。
このように高卒で社会に出る場合、大学を卒業した新卒よりも手に職をつけるための時間を4年間も多く確保できるのです。この利点を生かさない手はありません。
手に職があれば求人情報を選び放題
管理人は過去に3回の転職をしているので思いますが、転職活動において「手に職がある」人材は優遇されます。
なぜなら、何かしらのスキルが求められる仕事の場合、求人票などに「○○歴△△年のメンバー優遇」といった特記事項が書かれているからです。
つまり、もしあなたが企業側が求人票で定めている技術面の条件をクリアーしていれば、自ずと企業側から求められる人材になれるので転職も容易になります。
しかも手に職のレベルが採用の決め手になる企業の場合、企業側から求められる水準の手に職となるスキルがあれば高卒という経歴は不利にならないので自ずとあなたは転職市場において企業を選ぶ側になれるのです。
本来であれば高卒という経歴はキャリアにおいて不利にあるにも関わらず、就職先や転職先を選ぶ側になれるのは非常に特殊なので手に職を得ることの大切さがわかりますよね。
経験次第では大手企業にも転職可能
このページの前半部位で大手の企業は入社時においては学歴を重視する、と言いました。
現にNTTデータやNECといった大手のIT企業や三菱商事をはじめとした大手の総合商社のようなブランド企業の場合、新卒で入るには企業が定める学歴フィルターを上回る学歴を持つ必要があります。
しかし、手に職を磨いた上で中途採用で大手の企業に入る場合、高卒の学歴はそこまで問題になりません。
現に管理人が新卒で入社した東証一部に上場しているIT企業の上司はITの現場で20年の勤務歴がある高卒のSEでした。
このように手に職となるスキルを持ち、キャリアを通して通常の社会人が経験しない経験を積めば学歴が高卒であっても安定した大手に入るチャンスはあるのです。
技があれば年収700万円以上も狙える
管理人が調べた限りになりますが、大卒と高卒の生涯年収を比較するとその差はなんと5,000万円もあります。
そして平均年収に関しては大卒の男子の場合は400万円オーバーである一方、高卒の男子の場合は320万円程度となっております。
このように高卒と大卒では平均年収は100万円程の差がありますが、手に職をつければ話は別。
例えばITの世界ではJavaやC言語をはじめとした主要なプログラミング言語をマスターすれば年収ベースで700万円程も狙えます。
この700万円という額は普通の高卒の平均年収である320万円の倍以上の水準になりますよね。
この手に職をつければ普通の高卒の倍、そして大半の大卒よりもお金をもらえる点は注目に値します。
高卒におすすめの手に職がつく仕事
ここまで高卒のあなたが手に職を身に付けるメリットについて取り上げた半面、高卒のあなたとの相性が良い手に職がつく仕事にはどんなものがあるのかについては特に言及してきませんでした。
そこでここでは手に職がつく仕事の中で高卒のあなたに特におすすめしたい3種類の職業について取り上げていきます。
- IT業界のエンジニア
- WEBマーケター
- プログラマー
ここで取り上げた3種類の仕事の詳細については簡単にご説明していきます。まずはIT業界のエンジニアからです。
IT業界のエンジニア
このIT業界のエンジニアというのは、いわゆるSEという仕事です。このSEはシステムエンジニアの略称であり、その名前の通りシステムを開発する仕事です。
このような業務を担当するSEの主な仕事としては企業や官公庁をはじめとしたクライアントが求めるITシステムの要件を決めることや要件が定まったシステムが納期通りに完成するための工程管理などがあります。
こういった仕事は頭を使いますし、一定レベルのプログラミングの技術やメンバーのマネジメント力やコミュニケーション力といったスキルが求められます。
そのため、熟練したSEは学歴が高卒だろうと中卒だろうと引っ張りだこになります。
WEBマーケター
2つ目に取り上げるのは、WEBマーケティングを生業にするWEBマーケターです。
このWEBマーケターは管理人自身の職業でもありますが、はっきり言って実力さえあれば学歴不問の世界なので高卒のあなたにもおすすめです。
ちなみにWEBマーケターのやる仕事してはこういったものがあります。
- 担当しているWEBサイトの拡張
- WEB経由で商品を売ること
- SNSの運用並びにファン獲得
要するにWEBを通して集客をしたり、企業の売り上げをアップさせる仕事なのです。
現在どの企業もWEBマーケティングには力を入れているので、WEBマーケティングという手に職となるスキルを獲得すれば高卒であろうと企業から好待遇で迎えられます。
プログラマー
最後に取り上げる手に職が身につくおすすめの仕事はプログラマーです。
このプログラマーという仕事はご存じだと思いますが、パソコンと向き合ってプログラミングをゴリゴリ打つ仕事です。
このプログラマーになるためにはプログラミングという手に職を持つ必要がありますので、仕事を続ければ続けるほどプログラミングの技術が成熟していきます。
加えてプログラマーは先ほど紹介したWEBマーケティングやシステムエンジニアと比べるとコミュニケーション能力も不要なので、人付き合いが苦手な高卒の人にも人気があります。
この点を考えるともしあなたが何かをコツコツやることが苦手ではない高卒でしたらプログラミングという手に職が身につくプログラマーを目指すことをおすすめします。
まずはプログラミングを学ぼう
これにてこのページも終わりになりますが、最後に手に職をつけたいあなたに言いたいのはまずはプログラミングの勉強をしよう、ということです。
なぜプログラミングの勉強を勧めるかというと、先ほど手に職がつく仕事として取り上げたシステムエンジニア・WEBマーケター・プログラマーのどれにもプログラミングの知識は必要になるからです。
この点を考えるともしあなたが手に職が身につく仕事につきたいと考えている高卒でしたらまずはどんな言語でも良いのでプログラミングの勉強をはじめることをおすすめします。
プログラミングをはじめとしたITスキルの独学の方法に関してはこちらのページでまとめているのでぜひ目を通してみてくださいね。